何が何でもLGBT法は潰す

皇紀2683年(令和5年)5月17日

 同性愛・全性愛・性同一性障害・性不特定(LGBTQ)等の理解を促進する法案が昨日、自民党と創価学会(公明党)執行部の思惑通り正式に了承され、週内に国会へ提出されます。何が何でも先進主要七か国(G7)首脳会議・広島の開催に間に合わせた形ですが、成立は間に合いません。

 これから衆参両院で審議にかけられ、採決されますが、稲田朋美衆議院議員(福井一区)が胸を張るように修正案も元の「危険性」に於いて何も変わりませんから、立憲民主党らが多少難癖をつけても賛成に回るはずです。

 つまり、女性の人権を守る自民党内の良識派がどこまで反対を貫いてくれるかにかかっています。

 法案に反対する当事者団体の方がたも指摘している通り、わが国のLGBTQに対する理解は、宗教原理主義の欧米とは違って歴史的存在を誇るのであり、この法案がかえって差別と憎悪を増長させかねません。

 先の合同委員会の顛末を「前代未聞の暴挙」と批判しましたが、良識派の議員も同じ認識のようです。民意反映の法則を無視して強行突破させた「岸田自民」は、まさに自民党史に最悪の汚点を残しました。

 引き続き潜航して、この法案を潰します。

台湾、同性婚カップルに養子縁組認める法改正案を可決

台湾の立法院(国会)は16日、同性婚のカップルにも養子縁組を認める法改正案を可決した。…

(CNN.co.jp)

 さて、ここへきて打ってつけの報が台湾から届きました。ただし、この米CNNの報道は、全く正しくありません。私たち国民の認識に揺さぶりをかける、まるで米民主党の洗脳報道のようです。

 CNNは、台湾の立法院(国会)が令和元年に可決した「同性カップルを認める特別法」を「同性婚を合法化」と書いていますが、この特別法は文字通り、本来の婚姻制度とは別に作られた法律であり、そもそも存在しない「同性・婚」なるものを認めたわけではありません。

 さすがは私たちと五十年も同じ釜の飯を食った仲です。同性愛者に対する差別と憎悪がない点に於いて、共産党が支配する中共とは大違いであり、民主進歩党の左派らしい一面が見られます。

 児童福祉施設などに預けられた子供たちのうち、経済的事情などから育ての親が求められる場合、子を求める子のいない夫婦または同性愛のカップルに養育してもらうことは、社会的役割の一つとして考えられるでしょう。

 しかし、先述の通り台湾の特別法は、婚姻制度で保障されることの全てを含んでいません。これは当然です。私たち国民がCNNなどの報道に触れ、決して勘違いしてはならないことです。

 よって私たちは、台湾の今後に注視しなければいけません。例えば、養子が成人して同性愛を嫌悪した場合、それは個人の思想の自由ですから、精神的苦痛を主張して提訴すればどうなるのか、その養子が「恩知らず」「差別主義者」などと罵られるようでは人権問題になります。

 わが国のLGBT法は、その養子の主張をまさに「差別主義者」と罵るよう国を挙げて促すものになっています。すなわちこの法案が成立してしまえば、もう一歩進んでわが国も同性カップルの養子縁組を認めても、泥沼の未来しか待っていないのです。

 LGBTQの将来さまざまな選択の可能性を奪う法案は、やはり一切不要のものであり、何が何でも通すというなら、何が何でも叩き潰すのみ。議員立法に党議拘束かけるなよ!

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『何が何でもLGBT法は潰す』に1件のコメント

  1. アンチレッド:

    LGBT法案の基本理念に書かれていること
    「性的指向及び性自認の多様性に関する国民の理解の増進に関する施策は、全ての国民が、(中略)相互 に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に資することを旨として行われなければならないこと。」
    この一見反論しがたい綺麗事の危険性は、遠藤さんご指摘の通り、「この基本理念に反対・否定する人格の多様性」が否定されることです。
    多様性というなら、LGBTの性質・意見・思想に反対・否定することも多様性の一つとして認めなければならないはずです。
    「○○理解増進法」などという立法思想は、「理解できない者は認めない」という排他的危険思想に他なりません。