中国に…日本がブレるな!
がんばれ!八重山日報
中共の対日工作員というより、その工作員の使用人でしかない沖縄県の玉城康裕(芸名=玉城デニー)知事は、何としても訪中したいようですが、三度も訪米して何ら相手にされなかった無能が最後に行き着くところこそ中共なのでしょう。
土建屋上がりの照屋義実副知事(照正組前社長)も、在日米軍関連の入札に手を挙げまくっておきながら「挙げてさえいない」などと嘘をついていたただの守銭奴左翼ですから、沖縄県庁の出鱈目は、今なお延延と続いています。
林芳正(リン・ファンヂャン)外相も、昨年末から念願だった訪中を叶えましたが、先月二十七日記事で扱ったアステラス製薬中共法人の日本人幹部が不当に拘束されたのは、まさに林訪中のための外交カードでした。色香で釣った林外相を服従させるために、日本国民が中共の犠牲になったようなものです。
米政府からの「命令」を受けている外務省としては、一方で先端半導体分野(主たる二十三品目)の輸出規制強化を外相に唱えさせねばならず、秦剛外交部長との初会談で、中共からどのような「取引」を求められたかは、追って情報が入ります。
役立たずの林外相は、中共に進出してしまっている「懲りない日本企業」の複数関係者とも懇談しましたが、身柄を拘束された日本人が中共の情報当局に尾行・監視されていたのも、まさにこうした日本人同士の会合で、何を話しているか探られているからです。少しでも政治的会話が出ただけ(「(昨年末)外相が来れなかったね」と話す程度)で、中共は平然と日本人を不当に拘束し、暗く汚い独房へ放り込みます。
しかし、最も注視すべきは、林訪中の前日に福田康夫元首相が訪中し、やっと共産党内の階段を上がれた王毅中央政治局委員(前外交部長)と会談したことです。以前から申していますが、この福田元首相こそ「対中隷属の司令塔」であり、この諸悪の根源を射ち滅ぼさない限り自民党の屈中外交は止まりません。
先月二十三日記事で申したように岸田文雄首相のウクライナ訪問は、訪露中だった習近平国家主席の面子を潰した効果があり、福田元首相の訪中は、恐らく「その緩和」にあったのでしょう。一切する必要のない外交的配慮をわが国が率先してやってしまう過ちの典型です。
北韓(北朝鮮)に汚染されたままの韓国が中共へ寄って日米と距離を置いた前政権が終わり、尹錫悦大統領に日米韓関係の修復をさせねばならない今、まるで「日本が韓国を裏切った日(文世光事件のこと)」で申したような日本の赤化が疑われるような愚かしい配慮を何度も繰り返してはいけません。
私たちは田中角栄政権の頃、韓国人の特に保守派の諸氏を酷く落胆させたのです。
韓国人の保革関係ない対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別扇動)を増長させてしまった転機は、わが国政府が中共と北韓に無駄な配慮をして朴正煕大統領(当時)を裏切った時でした。重要なことが起きた際に一つ判断を間違えば、簡単に二国間関係が崩壊してしまうのです。
尹政権に忍の一字で厳しく当たらねばならないこの瞬間に、わが国がブレてどうしますか。韓国ばかりを責められないというような情けない真似をさせぬよう、私たちがそうした過ちを打ち消し、選ぶべき政治家を選んでいかねばならないのです。