日本に迫る中国無人偵察機
二十六日に放送された東京放送(TBS)の対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別扇動)番組「サンデーモーニング」がいつもながら酷かったそうです。二十一日記事冒頭でも扱った漫画家の松本零士さんの訃報に対し、出演者の全員が「読んだことがない」「よく知らない」などと発言したといいます。
聞きかじりでいくつかの作品名を例示して勝手に反戦の主張をし始めたり、世代に当たるはずの青木理氏がズレた話をしたようで、視聴者からは「いくら何でも失礼すぎる」との反応が数多寄せられました。
やはり極左暴力集団と親和性の高い対日ヘイト一派から見て松本氏は、亡くなられても追悼したくない思想領域の文化人だったのでしょう。この連中が死亡した時は、「報道価値がない」「知りたくもない」でよろしいでしょうか。
さて、対日ヘイト一派が連帯する韓国の北韓(北朝鮮)工作員・共に民主党の李在明代表に対する国会の逮捕同意案決議(定数三百、現議席数二百九十九のうち過半数で可決)ですが、二十二日記事で申したように週明けの二十七日にあり、予想通り親北派決死の擁護で否決されてしまいました。
ただ、想定したよりも造反者が大量に出たため、賛成139票、反対138票、棄権9票、無効11票という結果で、共に民主党から三十一名もの離脱があったことになります。
文字が不明瞭な二票について、反対票と無効票へ各一票を割り振るなどしたため、開票が遅れたこともあり、賛成票が過半数に至らなかった結果に多くの国民から「左翼は卑怯だ」といった声が多く上がりました。
特に二十六日記事で取り上げたような若い世代の反発は必至で、例えば令和元年十月二十九日記事などで扱った仁憲高等学校(ソウル特別市冠岳区)の生徒たちが左翼批判から対日ヘイト(反日)教育を徹底批判してみせた日韓関係変化の兆しは、親北派議員たちの出鱈目を決して許さないでしょう。
あの時立ち上がった高校生のうち、二十歳になった崔仁鎬氏が昨年六月、冠岳区議会議員に最年少当選しています。こうした新世代が政治の世界に入ることで、北韓や中共による工作を許さない「強く正しい韓国」が次第に出来上がっていくに違いありません。
そこで最後に、中共の共産党人民解放軍が海軍艦艇や海警局船のみならず無人偵察機を連日のようにわが国へチラつかせている現状を取り上げておきます。観測気球どころの話ではありません。
台湾を併呑し、わが国を制御下に置いて太平洋を侵略する中共の長期計画を打破するには、安倍晋三元首相が提唱した「自由で開かれた印太平洋」や日米豪印戦略対話(QUAD)が必要です。
韓国がこの輪に入れてもらえなかったのは、自ら赤化して日米韓関係を破壊してしまったからで、これからは二度と国際的不信を買わない国家に生まれ変わらねばなりません。その道のりは、今般の国会決議を見ても未だ険しいのですが、変化の兆しがはっきりと見えている以上、中長期的視点で不可能ではないのです。
まずわが国自身が安全保障の責任を果たしうる国家になるため、対日ヘイト一派の妨害をはねのけて、現行憲法(占領憲法)問題を解決しなければならないのです。