自民、千葉5区に元中国人
二十三日記事で申した通り中共の和平工作が国際外交の俎上に上がり、各所でこれが非難を浴びていますが、露国が考えているのは、恐らくウクライナをいわゆる「韓半島(朝鮮半島)方式」で分割統治し、停戦に持ち込むというものでしょう。
米民主党のジョー・バイデン政権に指示されるがままウクライナへの追加支援と露国への追加制裁を決めた岸田文雄首相は、首都キーウ訪問がかなわないのと引き換えに、五月の先進主要七か国首脳会談(広島サミット)にウォロディミル・ゼレンスキー大統領を招待してしまうかもしれません。
まさに「自分で考えることをしない典型的日本人」の最も恥ずべき姿を晒す岸田首相は、真に中共を牽制できるだけの対露外交筋を全く持たず、ただ米民主党の言う通りにしているだけで、中共にしてみれば安全保障問題で「日本はさらに眼中にない国」でしょう。
これでどのようにして中共の太平洋侵略を防げるでしょうか。日露講和が果たされていないわが国の対露外交が重要だと申し続けたのは、必ず中共が出てくるのを見越してのことでもあったわけで、わが国の立ち回り方が韓半島の将来をも左右するとは考えもしない政府の無能をこれ以上放置できません。
現行憲法(占領憲法)を「憲法」として以来、とにかく「何事もないように」すること以外考えなくなった政府は、憲法を遵守するという行政の基本も忘れています。
今般の侵攻を自ら招いたウクライナに肩入れすることを批判しただけで「おかしい」との大合唱を浴びる現状は、大東亜戦争で「ぜいたくは敵だ」と言わなければ「非国民」扱いされたのと大して違いません。
対露制裁をやめれば日露講和がかなう(北方領土が返還される)ように言う鈴木宗男衆議院議員もおかしいのは確か(そういうことではない)ですが、占領憲法精神に則って従米政治をしていれば必ず憲法違反を起こします。ウクライナへの戦時支援は、正確には第九条に違反しているのです。
日本共産党すらそれを言わないのに、よくも憲法問題が語れるもので、いかに護憲論が出鱈目なものか、よく分かります。
その出鱈目な護憲論を駆逐できないのは、自民党の改憲草案がそれを上回る出鱈目だからです。保守派でさえあれを評価する声がほとんどないのに、自民党があれを超えられないのは、党内に出鱈目な議員を抱えているからにほかなりません。
わが国で議員バッヂをつけるということ、法と予算の公正を守るのが議員であること、という基本がなっていないのを「出鱈目な議員」というのですが、立憲民主党や共産党らがほぼこれに該当するにしても、与党である自民党がそのような者を次の首相に据えようとしてはいけないのです。
千葉五区の衆議院議員補欠選挙に元中共籍の女を立てようというのは、河野太郎デジタル相(麻生派)の推薦でしょう。
これがわが国のことを考える者であれば元の国籍を問いませんが、従前の主張を拾えば明らかにそうでない者を自民党が公認するとは、与党として完全に欠格です。
和歌山一区の補選でも候補者選定に苦心したように、党が人員不足を起こしているのは分かります。しかし、これしか見つかりませんでしたか? いくら何でもこれはないです。はっきり申しておきます。