中国工作員に狙われた皇居

皇紀2682年(令和4年)11月5日

 新造国家イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ元首相が返り咲いてしまいます。収賄、詐欺、背任と汚職の限りを尽くして起訴され辞任したはずが、予定通りほとぼりが冷めるまでを耐え、法廷闘争もうやむやにする構えで、今月一日投開票の総選挙を最大野党リクードら右派連合がかろうじて制しました。

 計画通りにするには、かなり強引なこともしたようですが、宗教シオニズム党のイタマル・ベングビール議員(弁護士)らを引き入れたのもその一つでしょう。彼は、破壊活動家(テロリスト)として米政府にも睨まれており、単に「極右政治家」という人物紹介も不適当です。

 それでも過半数の六十議席(定数百二十)をわずか一、ニ議席上回るに過ぎず、ことほど左様に連立政権の顔ぶれもまずいため、ネタニヤフ氏特有の強権的政策がどこまで受け入れられるでしょうか。

 少なくともシオニズムに領土を強奪されたパレスチナの人びとは、また略奪と殺戮の日日が返ってくる、と気が気ではないに違いありません。これには、視点の違いから異論があるのは承知していますが、私は決してイスラエルを(中東混乱の元凶である英米もですが)評価せず、安倍晋三元首相が当時のネタニヤフ政権と親密な関係を構築したことにも反対しました。

 露国のウラジーミル・プーチン大統領が米民主党のジョー・バイデン大統領とウクライナの無能な指導者に煽られ、ついぞ領土復帰を目指す侵攻作戦に出てしまいましたが、中共の習近平国家主席が前代未聞の「永年酋長」に収まり、英国保守党の混乱からリシ・スナク首相の就任を許してしまいました。何度も申しますが非常によくない流れです。

 何よりもよくないのは、わが国が岸田文雄首相であることでしょう。かなりの構えをもって政権を運営する覚悟の持ち主でなければ務まらない国際情勢ながら自民党は、高市早苗内閣府特命担当相ではなく岸田氏を選出してしまいました。

 その岸田首相は、どうでしょう。もう木原誠二内閣官房副長官も林芳正外相も信用していないかもしれません。かといって茂木敏光幹事長が頼りでは、必ず政策を誤ります。

 私たち国民のほんの一握りでも相当の正気を保たない限り、わが国は経済も外交も何もかも「よくない流れ」に呑み込まれていくだけです。

皇居を1時間以上も勝手に徘徊して捕まった中国人の正体 元公安警察官も啞然(抜粋) | デイリー新潮

日本の公安警察は、アメリカのCIA(中央情報局)やFBI(連邦捜査局)のように華々しくドラマや映画に登場することもなく、その諜報活動は一般にはほとんど知られていない。…

(新潮社)

 法案名はともかく「スパイ防止法」の制定を一刻も早く進めなければならない現状にあって、中共の在日大使館で諜報工作をしている外交官たちの民間人協力者が数多いるという話は、確かに私も聞いていました。

 その標的は、私たちの民間企業から国家三権、そして天皇陛下がおわす皇居に至るまで幅広く、既にその内部は探られ済みです。

 これでもスパイ防止法の議論を邪魔する者は、もはや「工作員認定(法制定後速やかに逮捕、起訴、懲役または死刑)」でよいでしょう。諜報がなっていない国に、現下の情勢を生き抜くことはできません。とにかく急がなければ間に合わないのです。

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『中国工作員に狙われた皇居』に1件のコメント

  1. みどりこ:

    悠仁親王の警護を厚くしてほしいです。
    唯一無二の方であり、変わりがいらっしゃらないただ一人のお方です。