皇国の興廃この一戦にあり

皇紀2682年(令和4年)3月17日

 昨日午後二十三時三十六分ごろ、福島県沖でマグニチュード7.4(深さ六十km)の大きな地震が発生し、宮城県や福島県で最大震度6強を観測しました。被害に遭われたすべての方がたにお見舞い申し上げます。

 本年に入っても申しましたように、環太平洋造山帯に於ける地震・火山活動は変わらず活発化しており、大地震の発生に警戒が必要でした。残念ながらその予測は外れることなく、引き続き警戒してください。

 東日本大震災と同じく、関東地方はおろか大阪市内でも非常にゆっくりとした微かな揺れを感じました。今回の問題は、最大震度4を記録した東京電力管内で一時二百九万軒もが、二時間近くも大規模に停電したことでしょう。ほぼ新宿区を除いて、東京都二十三区内の停電が長引きました。

 もはや多くの国民が阪神淡路大震災や東日本大震災を経験し、揺れ方からさまざまに地震の形態(震源が遠いとか、初期微動が長い、いや大きな地震に間髪入れず非常に大きな地震がきたとか)を分析(?)できるようになっている私たちは、やはり災害列島の民族として、こうした際には互いに声を掛け合って乗り越えることの重要性を改めるのです。

 そこで、もし仮にもです。私が提唱していたように今頃わが国が露国に対して日露講和条約の締結を迫り、千島列島と南樺太を獲り戻しに行くような作戦を展開していたとしたら、今回の地震発生に耐えられるだろうかという話です。

 一部の極左暴力活動家たちから湧き上がるであろう「自衛隊は今すぐ撤収して被災地へ行け」といった必要以上に地震被害を拡大した非難はともかく、海上自衛隊と航空自衛隊を中心とした対露初期作戦と、第二管区海上保安本部と陸上自衛隊による被災状況の確認は、十分に両立します。

 よって常に、対露作戦の実行中こそ対中警戒災害対策をも計算に入れておかねばなりません。北朝鮮の弾道弾見本市に対するのも然りです。

 つまり、いかにわが国の国防予算と人員が必要か、よく頭に入れて平時より政治を語らなければならないということです。

ウクライナ大統領の国会演説調整 オンライン形式など想定―与野党:時事ドットコム

ウクライナが日本政府に対し、ゼレンスキー大統領による国会演説を打診していることが分かった。複数の政府・与党関係者が16日、明らかにした。衆参両院本会議場でのオンラインなどの演説は前例がないが、自民、立憲民主両党の国対委員長が同日会談し、実現を目指す考えで一致。オンラインやビデオ演説が想定されて…

(時事通信社)

 そこでウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の国会オンライン演説について、与野党が実現に向けて一応の合意をしたというのですが、立憲民主党の泉健太代表は、何やら反対のようです。

 彼がまず米連邦議会でのオンライン演説で、わが国の神経を逆撫でするような「真珠湾攻撃」まで持ち出して語った内容から、よもや日露戦争に於ける「皇国の興廃この一戦にあり」を例示するのではないかとでも怯えているのかもしれません。これでは、ウクライナ国民よりも日本国民が目覚めてしまいます。

 被害者面した加害国のユダヤ人が実は米民主党とネオ・ナチズムとも手を組んで露国のウラジーミル・プーチン大統領を怒らせた限り、その演説などどうでもよいのですが、わが国もこれを大いに利用するなら、世界平和を謳いつつ露国に攻め入り、国防の重要性を全国民で共有する好機にすればよいのです。

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『皇国の興廃この一戦にあり』に3件のコメント

  1. ノンポリではいられない:

     ウクライナ大統領の真珠湾攻撃を持ち出しての演説は、米国から無差別爆撃と核爆弾まで投下された日本人にとっては、それで米国人が今でも奮い立つと思われていること自体に納得いかない部分がありますね。
     しかしながら、平和ボケした国会議員に国防について改めて考え直してもらうには、確かにいい刺激になりますね。

  2. ナポレオン・ソロ:

    220317-3
    ソロです。
    >>福島県沖地震
    この地震が起こったその時間にトイレに起きた私は、暗闇の中ぶっ倒れてしまいましたが、幸いケガもなく済みましたが、まさか地震だったとは、間抜けにも気付きませんでしたねww
    私は日本が災害列島である事にもっと注目して、災害防衛と国際防衛の2つの独立した分野で総合的な巨大自然災害や原発事故も含めた有事防衛力を高める為に国民に集団行動や団体競技を学校授業に今まで以上に取り入れて「国と国民を護る国民の力」を育てる教育を取り戻さべばなりません。

    >>露・ウ戦争
    ウクラウナ全体の評価は遠藤さんのご指摘通りに、ウクライナの人口の4/4000万人「=0.1%」しかいないユダヤ教徒の財閥集団に国家の主導権を握られて、親露派と親米・NATO派に分かれて、ユダヤ勢力の為の政治を行っているのを看過している現実では、決して油断出来無いものです。

    然し、14年のクリミア侵攻の際に軍備が全く不足していて、国民にも正しい現状認識が伝わって居無かった事で為す術もなく奪われてしまいましたが、此れをトランプ大統領が更に援助を増額して、国防組織を編成する等具体的に国防意識を高めていたのです。

    だが、抑々クリミアは、黒海覇権を巡って対岸のオスマン・トルコや東ローマ帝国「=ビザンチン」と争って来た因縁の場所です。

    古の黒海北岸にはキエフ大公国とハザール帝国並んでいて、その時代からの仇敵同士のロシア人とハザール人が、今は入り混じっていますが、彼らの本音のアイデンティティーは、昔のままですね、だから直ぐ疑心暗鬼に陥るのです。

    何しろ1242年の元軍の侵攻で、完全に征服された両国は「タタールの軛」を背負わされ約300年間支配されているので、タタール人(実は蒙古族)との混血も進んだ様なので、現在のウクライナ人の先祖を辿ればスキタイやアーリアと言った様々な古代民族の血が混ざって居る事も分っています。

    然し現在共通しているのは「ウクライナ人だ」と言うアイデンティティーなのです。 翻って考えるに日本人も実は多民族だが長い時間を懸けた混淆の産物なのです。

    で、その日本人が何故、心を一つにして数十倍の外敵と戦えたのか? といえば、それは日本が古より途切れなく災害大国だったからなのです。 自然の災害が日本人の心性を磨き鍛え、9割方が農耕民の日本人に無私の奉公心を育てたのであって、過ちや不正義を糺す武士道とは別物です。

  3. みどりこ:

    東日本大震災では各国から驚きを持って賞賛された日本国民の行動ですが、外国人が異様に増えた今、同じような行動がとれるものか不安に思います。
    災害大国である我が国がその度に立ち上がって来れたのも日本人の国だからではないでしょうか。
    大盤振る舞いで外国人を大量に招いてしまい、いざというときに統制の取れた行動をとれるのでしょうか。
    この点を見ても、政府が日本と日本人のことを考えているようには思えないのです。