極東の空白、バカな林外相

皇紀2682年(令和4年)3月3日

根室沖でヘリ1機が領空侵犯、ロシア機か

防衛省は2日、北海道根室市の南東沖の領海上空で同日午前10時23分ごろ、北方領土方面から飛来したヘリコプター1機が日本の領空内に侵入したと発表した。航空自衛隊…

(産經新聞社)

 私が「(北海道択捉・国後・色丹島・歯舞群島のみならず)南樺太を獲りに行け」と申した十六日記事では、露海軍艦二十四隻を日本海とオホーツク海南部で確認していました。

 今回の領空侵犯がこれらと関連があるかどうかは不明で、ともすれば「うっかり」かもしれません。しかし、航空自衛隊のF15Jが緊急発進(スクランブル)し、警告して間もなく去りました。

 何しろ空自のスクランブルは、対中・対露がほとんどです。外務省のいわゆる「遺憾砲(ただ「遺憾」というだけ)」とは違い、即応力と効果は申し分ありません。

 露国がまさか、ウクライナとわが国への二正面作戦に自ら首を突っ込むことなどありえず、極東の空白を狙われたくないがゆえの軍事演習です。

 つまり、ほとんど空白なのです。だから南樺太を狙ってウクライナ停戦にも持ち込み、日本が世界から賞賛されるかもしれないところを、岸田文雄首相を見る限りそのような発想の欠片も見当たりません。

駐日ウクライナ大使、林外相と面会希望も1カ月実現せず

ウクライナ情勢の緊迫を受け、同国のコルスンスキー駐日大使が林芳正外相に面会を要請していたが、約1カ月にわたり実現していなかったことが2日の参院予算委員会で明ら…

(産經新聞社)

 そこへ発覚した「中共からご出向のリン・ファンヂャン外交部日本担当部長」こと林芳正外相(山口三区)の失態は、国際外交の場で決して許されることはないでしょう。文字通り「日本の恥」です。

 追及されて「私自身は大使からの面会要望を承知していなかった」と弁解したような莫迦を、未だ「政策通」と評しますか? だから私は遥か以前より、この男の自民党に於ける存在自体を批判してきたのです。

 外務省職員がウクライナのセルギー・コルスンスキー駐日大使からの面会要請を大臣に知らせないわけがありません。要請が複数国あって埋もれていたとしても、それこそ林外相の不作為です。

 「ちゃっかりデブから、うっかりデブに転身したのか」と党内からいわれないうちに、岸田首相は一刻も早くこの男を更迭しなければなりません。

 昨日放送のフジテレビ系報道番組で、小野寺五典元防衛相が露国のミハイル・ガルージン駐日大使を徹底討論で「ほぼ論破した」と話題になっています。

 小野寺氏は、わが国の漁船が拿捕されないよう防衛省に申し入れまでしており、そのことをガルージン大使の前で公表、すなわち事前警告する度胸は、やはり彼を外相にしておくべきだったと私たち国民に思わせるに十分でした。

 ウクライナ情勢は、確かに欧米こそ一義的「悪」であり、腐敗してきたウクライナ自身の態度も悪かったのですが、欧米型宗教原理的資本主義と闘う露国のウラジーミル・プーチン大統領を評価しつつも、軍事侵攻をいかに強く否定するかによって、政治家や政党などがわが国の近い将来をどう真剣に考えているかよく見えてきます。

 その意味で、れいわ新撰組の連中や鳩山由紀夫元首相といった「莫迦の常連」は、まるでお話になりません。高市早苗内閣では、小野寺外相で決まったと申してよいでしょう。

スポンサードリンク

『極東の空白、バカな林外相』に3件のコメント

  1. ノンポリではいられない:

     林外相は衆院議員1期目での外務大臣就任ということで、能力的に未知数でしたが、中国通でピアノが弾けるだけで全くの外交音痴でしたね。同時に岸田総理の人事能力も疑います。

  2. ナポレオン・ソロ:

    220303-3
    ソロです。
    >>本当にシナ的な林外相の愚かさ
    否、この話は聞きましたが、1ヶ月も自分のスケジュールを確認しない大臣はいないでしょ? 見え見えの言い訳だけで、謝りの言葉も無しで済ませ様と言う姿勢が、どれ程相手の自尊心を傷つけているか? 普通に考えてもこういう人物は外交には使えません。

    その点小野寺五典氏は、身体さえ丈夫なら総理候補に挙げたい位、否、10年位防衛大臣に据え置きでも良い位、防衛について通暁していて、現場の制服組からの信頼も厚いでしょう、軍事オタクののどっかの風が読めないオッサンより遥かに、有為な貴重な人材です。

    まぁ、この誠意のない一言で、林外相がウクライナからどう評価されたか知りませんが、ゴミ扱いされた方は、決して忘れませんね。 仄聞するに安倍さんと張り合っている様ですが、月と鼈の差があって「ふ~ん、それで? 憲政史上最長任期を誇り、その外交手腕で世界的な評価を博している安倍さんと比較になるの?」って訊かれますね、絶対ww

    おそらく、プーチンのウクライナ侵攻は、後ろ盾の軍上層部が勝手に軍を動かしたのが原因でしょう、だって、東部2州の独立を認めさせたタイミングは、兎も角、このシチュエーションで進軍しても、何も得られない上に、世界に味方がいなくなるのは、分り切った事です。これが判らないプーチンではないでしょう。

    是でロシア経済の沈没確定です、未だ「戦争の利得」を信じて居る古い頭の軍人がいるんですね、ロシアには。

  3. きよしこ:

    先ほど産経からこういう記事も出ました。

    ウクライナ大使「(私と)会いたくなかったのは副大臣の鈴木さん」
    https://www.sankei.com/article/20220303-3UKKS4VX4RPJPL2WYR2JBYDDHM/