台湾は日本の一部?-中国

皇紀2681年(令和3年)12月17日

 いわゆる「森友学園問題」で赤木雅子さんが財務省と当時の佐川宣寿理財局長(元国税庁長官)に損害賠償を求めた訴訟の進行協議(非公開)が大阪地方裁判所であり、財務省が異例中の異例と申すべき認諾(早い話が罪をすべて認めた)の手続きを取ったことについて、赤木さん本人は「ふざけるな」と叫び、世に憚る「反安倍というもはや亡霊」たちが罵詈雑言を吐き散らしている件は、だから訴訟の入口を間違えた赤木さんの周囲の問題によるところが大きいと指弾せざるを得ません。

 もう簡単にしかおさらいしませんが、理財局近畿財務局が学校法人塚本学院に曰く因縁の国有地をむしろ高値で払い下げさせようとした問題は、理財局から見て末端中の末端である一職員にすべての罪をなすりつけて大阪地方検察庁特別捜査部に彼だけを逮捕させるとした情報をわざわざ本人に耳打ちして自殺に追いやったという視点と、同和利権を牛耳る大阪維新の会、すなわち当時の大阪府政の視点から真相解明すべきだったのであり、何ら関係のない安倍元首相夫妻の氏名を出して莫迦騒ぎをしたために、まんまと真相解明を誤魔化す(何となく安倍政権の汚職を匂わす)よう主計局と主税局に悪用されてしまったのです。

 その顛末がこれであり、塚本学院の元理事長夫妻にも、そして赤木さんにもたかって「反安倍」をやらせようとした立憲民主党、社民党の政治家と極左暴力活動家たちのせいで、ことの真相が分からないままになりました。

 「ふざけるな」とは私もいいたいところであり、本当は安倍晋三元首相も心中叫んでいるに違いありません。「また俺のせいみたいにされた」と。

 皆さんがご覧になっている報道は、まるで正確ではありません。残念ながら私たちの政府は、一切信用ならないのです。これほど穢れた政府の発出する緊急事態宣言に強烈な法的拘束力をもたせようとすることに、だから私は反対してきました。

 極左の口車に乗って、いや利用して消費税率の引き上げを二度躊躇した首相(行政府の長)を潰そうとした政府官僚組織(行政府の職員)に、緊急事態条項をくれてやるなど言語道断なのです。こんな政府の命令になんぞ誰が従うもんか!

 よく「国を相手取り」といいますが私たちの敵は、国ではありません。腐り果てた行政権力なのです。

「台湾は日本の一部ではない」中国、安倍氏発言に反発

【北京=三塚聖平】中国国務院(政府)台湾事務弁公室の馬暁光(ば・ぎょうこう)報道官は15日の記者会見で、安倍晋三元首相が台湾の国際機関への参加支持を表明したこと…

(SankeiBiz:自分を磨く経済情報サイト|産經新聞社)

 最後に、その安倍元首相が近年中に想定される台湾有事を食い止めようとした発言に端を発し、中共・北京政府の末端である外交部が顔を真っ赤にしている問題について、まさに外交部職員の頭の悪さが全開になっていると申すほかありません。

 冬季五輪北京大会(北京五輪)の外交的ボイコット(外交団の派遣中止)問題にせよ口を開けば開くほど墓穴を掘っており、習近平国家主席には「口の利き方を知らない阿呆は粛清したほうがいいよ」と敵に塩を送っておきたいところです。

 今度はとうとう安倍元首相が一言もいっていない「台湾は日本の一部」発言まで飛び出し、それを否定した言葉になっているものの、核心は「台湾は日本の一部」という言葉そのものを口にしてしまったことにあります。

 台湾はご存知の通り約五十年もの間、大日本帝國でした。

 しかし、台湾が中華人民共和国だったことは一瞬もありません。

 その厳然たる事実を自ら浮き彫りにしてしまった外交部職員の莫迦さ加減は致命的ですが、中共という体制の著しい危険度は変わることがないため、何があっても一切配慮などせず牽制・排除し続けることが外交上重要です。

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『台湾は日本の一部?-中国』に3件のコメント

  1. k:

    台湾でも日本のこのような政治人気ブログを読んでいらっしゃる方はおられるだろう。
    台湾人の対シナ大陸情勢の厳しさ、緊迫感はどうなのか。日本ではあまりよくわからない
    気がする。現在は台湾は台湾人の土地であり、シナ共産党が台湾は我々が支配すると
    いくら言っても台湾自身がしっかりと団結して、強い抵抗力見せれば、それによって
    世界の多くの民主主義国家も一致協力して、独裁無法国家シナに抵抗していく状況に
    なれるれのではないか。共産党シナ政府は台湾人の民意を無視して、権力武力で台湾を強奪しょうとしているのであり、共産党シナ政府には民主主義国家の日本としても、台湾とともに
    しっかり抵抗していかねばならない。

  2. 湊昭光:

    いつも有難う御座います。

    本文の見方考え方をどうしたらもっと拡散出来ますかね?
    余りにも物事を知らない人が多すぎます、日本の先行きが本当に
    案じられます。 

  3. ナポレオン・ソロ:

    ソロです。
    >>シナは生存余地を自ら潰している
    台湾侵攻を狙っている様に見えるが、そのメリットよりもシナの未来がすべて消えてしまうのは確実な事は、覚悟しなくてはならないだろう。

    もし仮に世界が戦争拡大を恐れて、台湾を見放したらどぅなるか? 縦しんばシナが台湾を手に入れた処で、シナが失った信用は決して回復出来ないから、却って世界の警戒感が厳しくなり、反発を煽りたてて、今冬の食糧危機への援助も一切期待できないだろう。

    既に王毅はEUにも米国にも水面下で援助要請をしているだろうが、肝心の米国のDS勢力の旗幟が不鮮明なので、冬季五輪の開催中止の宣言を躊躇っている様に見える。

    然しこの2~3日の寒波襲来でも、オソラク寒気団の元であるシベリア高気圧が居座る満州は、-40℃近辺迄下がっているだろうが周期変動する寒気は年末に寒波が来ると、節分のころに最も強い寒気が来る経験知があるので、五輪開催・春節辺りの国内情勢が最も危険だろう。

    世界が警戒すべきは、実はシナの地方軍区の四川軍や東北軍の反乱で、国内の暴動、或いは、その鎮圧行為が引き鉄になって、軍隊がブレーキを失って武装集団化する事だろう。

    これに対するに米国DIA「=国防総省」は、既に解放軍内の不穏分子を特定していると思われ、アサシン兵器使用で、蛇の頭を潰すだろうが、勢いがつくと厄介だ。

    特に核ミサイルを運用している通化等のミサイル基地のイニシアティブを握られると、危険なので、先制攻撃で「蒸発」させる可能性もある。勿論、日本の風上だから、影響がないわけがないが、日本に核ミサイルを打たれるよりマシな事だけは確かだ。

    こうした危機が迫っているのだが、マスコミは全く伝えず、インフルエンザより脅威が小さい、オミクロン株でマタゾロ大騒ぎしようとしている、こう言うのは「死ななきゃ治らない」のだえおう、天罰は何時でも「自業自涜」で現れるそうだ。