環境マネーのマフィア化

皇紀2681年(令和3年)11月16日

 気候変動枠組条約第二十六回締約国会議(COP26)が地獄のような会期延長の上、惨憺たる結果に終わりました。もうどこも議長国を務めたくなくなるほど、回を重ねるごとに議場周辺が極悪化しています。

 石炭というスケープゴートに集中した今回の滑稽を見ても、既に石炭火力発電を使わなくなっただけの一部欧州の国と、その有効活用を続ける国(日米など)、それに依存せずには国民生活が成り立たない国(印中など)で意見が分かれるのは当然にもかかわらず、一部欧州のご都合がまるで優れているかの幻想をばら撒き、途上国を徹底的に貶めて終わりました。

 別の連合国(俗称=国際連合)関連の会議では、やたらと最重要視される多様性(ダイバーシティ)はどこへ行ったのでしょうか? 途上国を虐めたりしてはいけない、のではなかったですか?

 発電方法こそ多様性(火力、原子力、水力、潮力や地熱など)に基づくのが最も安定的で、且つ安定した電力供給を実現しなければ経済成長はありえません。

 もの凄いです。いかに環境が莫大なカネを動かす世界的利権になっているか、あのツリ目のチンドン屋(グレたナントカ)の耳障りな叫び声が響くたび、巨額の汚いカネが環境名義で洗浄されるべく世界を駆け巡っていると分かります。

 わが国のまともなチンドン屋さんたちに謝罪してほしい。街中でお見かけすると楽しい気分になる芸術的チンドン屋さん以外は、固くお断りしています。

吉村氏も文通費100万円寄付へ 6年前の議員辞職時に受給

 日本維新の会の吉村洋文副代表(大阪府知事)は15日、先の衆院選で当選した議員に10月分の文書通信交通滞在費(文通費)100万円が支給されたことについて「領収書のいらない経費が日割りでなく、100万円まるごと支給されることがおかしい」と述べた。…

(産經新聞社)

 さて、別の滑稽な事案です。自民党もそろそろ、選挙の助けにもならない創価公明党なんぞ捨てて、日本維新の会と政策協定でも締結してはどうかと思いますが、維新はこの種の子供じみたスケープゴートごっこに終わるから頼りになりません。

 彼らのいう「身を切る改革」は、ほぼ社民党や日本共産党が突いてきた重箱の隅中の隅であり、国会議員の活動実態にそぐわないポピュリズムそのものです。

 国会議員が地元選挙区と東京を複数人と共に行き来して政策をまとめるには、各議員事務所の差はありますが、実は現在支給される歳費自体、そして文書通信費程度では全く足りません

 足りないから別途お金を集めるのです。それがたまに違法献金を招くこともありますが、だからといってこれらを否定しては仕事になりません。

 重要な問題は、現在の議員定数のうち仕事をしていない莫迦がいること(ほぼ野党)であり、それらを当選させている私たち国民自身の怠慢を反省すべきです。

 議員からどんどん政策立案能力を削ぎたいなら構いません。しかし、維新のようなことをやっていると、立法のみならず行政の質も低落します。それが今、見せかけだけに堕ちた大阪で実際に起きている真実です。

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『環境マネーのマフィア化』に1件のコメント

  1. Lily:

    遠藤先生、いつも貴重な情報をありがとうございます。愛知県民です。大村知事が川崎市と同じようなヘイトスピーチ規制法を制定しようと、パブリックコメントを募集中です。
    https://www.pref.aichi.jp/soshiki/jinken/20211026.html
    私もコメントを送り、反対意見を述べるつもりです。遠藤先生のブログでも取り上げていただけると幸いです。