中国の脅威、安保も考えて

皇紀2681年(令和3年)10月30日

 米中の緊張がにわかに露出しています。わが国の周辺海域を北から南まで覆うように中露の軍艦が航行したのも、つい先日のことでした。

 台湾の蔡英文総統は、米軍兵の駐留を公式に認めましたが、この暗黙の了解を公表しなければならないほど、中共の脅威はまさに目前の現実なのです。

 ところが、第四十九回衆議院議員総選挙に於いて、大きな争点にはなっていません。

 わが国では残念ながら、安全保障政策の具体的議論というより、そもそも安保そのものを拒否する政党が存在するため、私たち国民の身体、安全、生命、財産を守る政治の重大な役割について、現行憲法(占領憲法)の認識ごと、いわばお話にならないのです。

 しかし、私たち国民のほうは、そうはいきません。いざとなれば子供たちからお年寄りまで、その生命の安全を守ってもらわねばならないのです。

 よって、少なくとも防衛省・自衛隊を否定するような政党勢力に投票することは、もはや「殺してもらって構いません」といっているようなもので、絶対に避けねばなりません。

 立憲民主党が日本共産党と組んでしまったのは、この一点に於いて致命的間違いでした。

 まして立民の枝野幸男代表は、F35戦闘機の購入について「時代遅れなものを」などと中傷しましたが、これは最新鋭であり、旧民主党の野田政権さえ購入を認めたものです。

 それが今や防衛装備を揶揄する程度の知識と能力しかなく、私たち国民の生命の安全にも何ら関心がないところを露呈させました。

 共産党は、目下自衛隊を否定していないと口ではいいますが、暴力革命の是非といい、明確には未だ全く党是を変えていません。いつも口先だけなのです。

 立民と共産が勢力を拡大し、よもや政権を盗られた日には、間違いなく自衛隊は次の日から「日本共産党軍」に変えられてしまいます。中共の人民解放軍がその好例です。

 それは私たち国民のための組織ではなく、共産党のための軍隊であり、共産党に逆らう国民は虐殺対象になります。香港特別行政区の人びとがどうなったか、世界中が目撃しましたよね。

 どうか私たちがすっかり忘れている重要な点も頭に入れて投票しましょう!

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