親ガチャだの国ガチャだの

皇紀2681年(令和3年)10月24日

【閑話休題】
 最近「親ガチャ」という言葉をよく見かけます。その応用編として、国ガチャだの性別ガチャだのといった言葉まで生み出された、と申して皆さんお気づきの通り、そう、近ごろ多様性(ダイバーシティ)を誤用して拡散したがる対日ヘイトスピーチ(日本人差別憎悪扇動)活動家たちの仕業なのです。

 もともとのガチャは、何が出てくるか分からないカプセルトイであり、これを「どんな親のもとに生まれてくるか分からない子供」に喩えたのが親ガチャなのですが、これほど命の継承を軽視、いや、もうほとんど無視した言葉遣いはありません。

 祖先祭祀の欠片も見当たらず、実際にさまざまな境遇の子供がいる中でこの言葉は、例えば実の両親に育てられなかった子供に対する差別意識を拡大する役割しかないでしょう。

 最初にこの言葉を思わず呟いた人がどのような状況だったかは分かりませんが、面白がって多用するような命を粗末にする人間にはなりたくないものです。

 そこから派生した言葉も同種の類いで、性別が思い通りにならなかったとか、わが国を「こんな日本」と蔑んで違う国に生まれたかったと延えんボヤいてみせるヘイトには、とてもつき合いきれません。

 かといって擦り切れた自己責任論を展開する気はなく、私が申したいのは、むしろ小泉・竹中内閣以来、行政権力が自助しかいわなくなったことこそがわが国の否定ではなかったか、と。

 自己責任や自助は、私たち国民の自由と共に当たり前の話であり、祭祀の国として歩んできた災害列島の民族は、先人たちからずっと共助を育んできたはずです。

 一国の首相が靖國神社も参拝しなくなり、天皇陛下の御親拝を賜れなくなって、共に力を合わせて命を賭けた先人たちのことすら語られなくなった社会は、経済的にも精神的にも貧しくなっていきました。

 きっかけは竹下内閣の消費税導入でしたが、思い返せばその前の中曽根内閣の靖國参拝問題創出以降、わが国は歴史の暗がりに足を踏み入れていったのです。

 全く無関係な事柄を並べただけの妄想に聞こえるかもしれませんが、中共の権力闘争に絡んで私たち先人たちの命を粗末に扱ったこと、或いはそれを平然と見逃してしまった国民の精神性が経済の貧困化をも招いていったとして何ら不思議はありません。

 その顛末が親ガチャ、国ガチャという言葉を使って平気な現在です。

 岸田内閣が成長と分配を主張したことは、自民党の大きな政策転換を意味します。これは、共助がはたらかねば実現しません。

 私たち日本人が共に手を取り合って豊かになる社会を、そう願えばこそ、実は靖國参拝を否定するような政治家たちにわが国の政治を任せられないのです。

 立憲共産党(便利なので使わせていただく)の公約は、一見いいようですが、国家の基軸をまるで認識していない時点で何ら果たせない結末がもう見えています。

 皆さんの一票で、力を合わせて、わが国を守りましょう。

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『親ガチャだの国ガチャだの』に4件のコメント

  1. きよしこ:

    たとえば「父親がハゲている」とか「母親の料理下手が限度を超えている」とかいうレベルの笑い話を分かりやすく「親ガチャ」と表現するのは一つのライトなカルチャーとして個人的には容認しようかと思いますが、ギリギリ「性別ガチャ」までは許せるとしても「国ガチャ」にはもはや「保育園落ちた日本死ね」と同じ対日ヘイトの匂いしかしません。あの騒動に便乗して流行語大賞まで受賞した某女性議員は不倫相手の奥様まで死なせ自らも政治家として死んでしまいましたが。

    自分では選ぶことのできない境遇をガチャに例えることも我が国の多様性を示す一つの指標になりかもしれませんが、どうにも「運悪く恵まれない環境に生まれても本人の努力と周囲の援助によって克服できる社会を作ろう」という気概が全く感じられないのです。「日本死ね」も「国ガチャ」も裏でどんな連中が暗躍しているのかは知りませんが、こんな棘のある言葉を何の疑問も抱かず無気力に受け入れる姿は本来の祭祀国家(民族)としての本能とは真逆の姿です。それを止めるどころか隅々まで定着させようとしているのが「立憲共産党と不潔な仲間たち」であり、誰が何と言おうとそんな政党に1つたりとも議席を与えてはなりません。

  2. 日本を愛する日本人からひと言!:

     今日今度の選挙を初めて迎える孫にメールしました。政権をとる可能性のない政党は好き放題の政策を訴える。投票に当たっては過去その政党が何をしてきたのか?議員としてどんな活動をしてきたのかでしっかり選びなさい。
     あなたの選挙区は自民と立憲の二人だが立憲は共産党と協定しているので立憲が勝利すると共産国の代表である中国のようになり政権を批判すると投獄されたり死刑になったりする世の中になると教えておきました。

  3. ノンポリではいられない:

     「親ガチャ」、「国ガチャ」、いやな言葉ですね。
     この世に生んでくれた親への感謝、こんな平和な国に生まれた感謝の気持ちを持たせないようにするための言葉としか思えません。これをテレビでまた流行語のように流行らせようと紹介する馬鹿なマスコミ。また同様に、安保を否定するような党と組んでまで何が何でも「変えよう」を合言葉にするような政党。こんな党に政権を取らせては、国難の時代、とんでもないことになりますね。

     自民党ももっとしっかりして欲しい。最近自民党CMをよく目にするが、どうもインパクトが少ない。高市氏のように、この時代に「国家と国民を守り抜く!」というような明快で強いメッセージを発してもらった方が、安心して政権を任せられるのにと思ってしまいます。

  4. みどりこ:

    移住連の移民政策に関する政党アンケートを見ると、立憲民主党の本音がわかります。

    https://migrants.jp/news/voice/20211017.html