総裁選、露骨な嫌がらせか

皇紀2681年(令和3年)9月6日

安倍前首相の高市早苗支援に清和会でブーイング 野田聖子、石破茂どちらを支援で揺れる二階派

 菅義偉首相の総裁選不出馬宣言から政局は大きく動いた。すでに出馬表明をしている岸田派の岸田文雄会長に加えて、河野太郎ワクチン担当相、高市早苗前総務相が出馬の意向を示した。そして、菅首相支持と語ってい…

(AERA.dot日本語版|朝日新闻出版(조일신문출판))

次の首相に、河野氏トップ31% 石破氏26%、岸田氏は18%

 菅義偉首相の退陣意向表明を受け、共同通信社が4、5両日に実施した全国緊急電話世論調査で、次の首相に「誰がふさわしいか」と聞いたところ、河野太郎行政改革担当相が31.9%でトップだっ…

(교도통신사(共同通信社)日本語版)

 菅義偉首相が先週末のうちに自民党総裁の任期満了をもって退任する決断をしたおかげで、今週から一気に次期総裁選挙の話題で持ちきりとなり、十月の衆議院議員総選挙に於いて自民党「自沈」の危機はかなり回避されました。これが四日記事で申した菅首相の功績です。

 それでも一部からは「こんな話をしている場合か」などと揶揄されるでしょうが、菅首相に撃たれた陰険民主党ら出来損ないの野党各党と、特に報道権力にとって最も都合の悪い候補が高市早苗前総務相ということになるでしょう。

 早速猛烈な勢いで高市前総務相に対する嫌がらせが始まりました。

 私は、かなり前から「わが国初の女性首相には高市早苗さんがいい」と申してきましたが、何度かここでも明記して「冗談じゃない」などとコメント欄で非難されたことがあります。

 それでも私は、当時注目された稲田朋美元防衛相を、よくしてくださったお父様の椿原泰夫先生(既に故人)には大変申し訳なかったのですが「能力的に論外」とし、高市氏を推し続け、裏で稲田氏が高市氏の悪口を吹聴している話まで某議員から伺って憤怒したほどです。

 むろん彼女の主張の全てが正しいというわけではありません。そのような政治家を探すほうが無理でしょう。しかし、退陣する菅内閣で武漢ウイルス(新型コロナウイルス)ワクチンの対応をいちいち間違えたデマ野太郎担当相を、次期首相に推すのは自殺行為です。

 またぞろ申しますが「三回出馬して駄目なら諦めろ」だったはずの総裁選の度に顔を出す石橋ゲル元北朝鮮女・女長官の、あの中身のない話(ただの状況説明と本人の虚勢)をさんざん聞かされてまだなお次期首相にふさわしいと考えるのもどうかしています。

 まして毎回二十人の推薦人すら集められない反社ナノダ聖子元暴力団組員夫人など、それこそ論外ではありませんか。候補と考えるのもありえません。

 となりますと、党内左派(宏池会)の岸田文雄前政務調査会長と党内右派(無所属)の高市早苗元政務調査会長の一騎打ちと考えるのが最も健全なのです。

 安倍晋三前首相は清和会内部の議論を経ても、また麻生太郎副首相兼財務相は志公会の世代交代忌避から高市前総務相を推すでしょうが、宏池会ほどには各派閥ともまとまらないでしょう。

 それでも高市前総務相が議員票で圧倒する可能性が高まり、報道権力は恐れ始めたのです。電波利権の打破を掲げ、対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別)に屈さず、実はその根底が「女性蔑視」である選択的夫婦別氏制に敢然と反対する高市前総務相を、絶対に次期首相にはしたくないのでしょう。

 一方の二階派では、既に「困って頼みに来る人を必ず助ける」二階俊博幹事長の元へ(麻生副首相の政敵)武田良太総務相を介してゲル長官が頭を下げに行ったらしく、ゲルは東京都のコイケテクノシステムと同じ手口でカネと権力を掴みたいようです。朝日新闻出版の莫迦な作家が書くほど反社ナノダ元組員夫人と迷うことはないでしょう。

 本日より本格的に、主として(信念なき議員票もあるが)自民党員・党友票を操作するべく報道権力が総出で「高市前総務相は人気なし・問題あり」を歪曲してでも演出していきます。

 中には、過去に発言していない内容をあたかも発言したかに偽るフェイクニュースを平然と流すSNS上の動きも既に始まっており、皆さんには十分ご注意願いたいと思います。

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『総裁選、露骨な嫌がらせか』に3件のコメント

  1. reo:

    おっしゃる通り!!  気分がいいです!! 今後も良きご意見をよろしくお願いいたします!!
      

  2. ヤマトタケル:

    いつも楽しく学ばせていただいています。ありがとうございます。私も選択的夫婦別姓は大反対なのですが、「実はその根底が「女性蔑視」である選択的夫婦別氏制」というところがよく理解できませんでした。申し訳ないのですが、教えていただけると助かります。

  3. 遠藤 健太郎:

     いつも貴重なご意見をありがとうございます。

    ヤマトタケル様へ
     過去に何度か説明していますので、是非拙ブログ内の検索ボックスで「選択的夫婦別氏」を検索してご覧いただければと存じます。簡単に申せば、男性の氏に決して女性を入れないとする儒教的価値観が夫婦別氏(別姓)の基本だったのです。これほど女性蔑視的な思想を今さらわが国に持ち込む必要はないと考えています。

     因みに、高市前総務相がそうであったように、職務上旧姓を使用したい男女が平易にそうできるよう公的書類併記を制度に盛り込めばよいでしょう。