日本人だからバカにされた

皇紀2681年(令和3年)7月11日

「情けないのは親の教育」トルシエの元通訳が仏代表2選手の日本人差別疑惑に見解「それが面白いと信じている」

 フランスと日本に深い繋がりを持つ“識者”が、バルセロナ所属のフランス代表ウスマンヌ・デンベレとアントワーヌ・グリエーズマンによる日本人差別疑惑に私見を述べている。…

(サッカー・ダイジェスト)

 サッカー界を駆け巡ったさもしい話題。仏国代表のウスマン・デンベレ選手(黒人)とアントワーヌ・グリーズマン選手(白人)がわが国滞在中、日本人ホテルスタッフを嘲り笑うような発言をしていたというのです。

 この件を取り上げるのが遅くなったのは、私なりに仏国人の意見を聞いてからにしたかったからですが、まずその前に、大体仏国人というのは、思い切り自分の考えを述べる時は本当に思い切り述べる人が多いように思います。つまり、口汚いことが非常に多いのです。

 それは、回教徒を何度も愚弄し続けたシャルリー・エブド事件の時もそうですし、夏季五輪東京大会(東京五輪)の無観客開催に対しても仏国報道だけが「ギロチンの刃が落ちた(公共ラジオ電子版)」などと残酷な表現を用いて論評しました。

 仏革命(ギロチン革命)で国家の品格を失った、というとあまりにも批判的なので控えますが、とにかく某仏国外交官に尋ねた限りに於いて、デンベレ選手は明らかに「(日本人スタッフを見て)ひっでぇ顔」「(スタッフが話す日本語を指して)何だこの言語」「(コナミのウイニングイレブンをプレイできるようセッティングしている様子を指して)技術が進んでんじゃねぇのか? 遅れてんのか?」と話しているとのことです。

 一見、スタッフの仕事ぶりに対するクレームともとれますが、その根底に黄色人種に対する差別意識がなければ出てこない言葉が多分に含まれているとも聞きました。

 その上で、上記記事のように仏国人が「恥ずべき日本人差別だ」と怒っているのに、仏国在住日本人の一部からは「単なるスラング」との擁護説が出ているのはなぜかまで尋ねてみたところ、恐らく「その在住日本人は、仏国人のマインドと仏国語の関係を正しく理解していない」とのことでした。

 私たちにしてもそうでしょう。同じクレームでも、その個人の愚鈍さに対して指摘している以上の言葉が出るというのは、やはり悲しいことにその人種に対する侮蔑の意識が奥底にあるからです。

 これがもし、例えば日本人選手が某国で、某国人ホテルスタッフに向けて放たれていたらどうでしたか? 今頃日本人選手は日某双方の対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別)の嵐と共に針のむしろに座らされ、以後千年にわたる謝罪と賠償を請求されていたに違いありません笑。

 知ったかぶって国際派を気取るのは結構ですが、侮辱された時は毅然と相手を叱るべきです。お詫びになっていない「反論」「逆切れ」「言い訳」も許してはならず、先人たちがかつて不平等条約と闘った歴史を思い出しましょう。

 日本人が唯一東洋を代表して黄色人種の地位と権利を勝ち取るのにどれほど苦労したことか。

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