貧困家庭の子を自殺させた
児童相談所というところがかつての「戦災孤児」預かりの自治体利権構造の中で維持され続ける全くの無駄であることは、以前より何度か取り上げてきましたが、今回のケースを見ても児相がまるで子供たちのケアなどしていないことが分かります。
親による「教育が目的ではない有形力の行使(暴力)」が子に加えられた場合、これは直ちに警察に通報すべき事件であり、一方で「教育を目的とした有形力の行使(体罰)」までも子を親から引き剥がす事案とし、現状では児童福祉法を盾に児相が子を拉致してしまうのです。
しかし広島県で起きた事案は、経済的困窮を理由に昨年四月、親が子を泣く泣く児相に預けたもので、互いに時どきの面会を希望し続けていた親子を「会わせない」ようし向けた児相の判断は、異常を極めています。
いかにも教育の専門家が不在の児相では、一度拉致した子供をとことん親から引き剥がすことしか考えません。暴力はもちろん体罰があった形跡もない親子を会わせることが「子供の心身に悪影響が懸念される」とは、一体どういうことでしょうか。
子は親に会いたいと泣いていました。にもかかわらず莫迦な大人たちの思惑に弄ばれ、絶望して自ら命を絶ったのです。
目下武漢ウイルス(新型コロナウイルス)の流行でも嘘と隠蔽を塗り重ねる厚生労働省は、その指針に親との面会を制限することを盛り込んでいます。一時保護時の理由が経済的困窮であっても児相はこの指針のみを堅持し、個個の親子の事情に沿った正しい判断をしようとはしません。
これが自由と権利、平和と人権をうたう国家のすることですか?
行政権力が国民の人権を踏みにじり、殺したのです。令和のわが国に於いて、このようなことが起きたことを到底許せません。
日ごろ人権だ何だという人たちに限って、こうした児相の暴力には見て見ぬふりをします。体罰問題を語りたくないからです。日本人が真っ当な教育を受け、徳器を成就する国民であり続けることを阻止したいかのように、彼らは沈黙します。
私たちは問題を提起し続け、そして、この子の死に対して衷心よりお悔やみを申し上げます。