中国の不法侵入船を撃て!

皇紀2681年(令和3年)2月27日

 くだらないコメントを見る度に「こんなことだからこの国はどうにもならないのだろう」とつい思ってしまいます。私は偉そうなことを申し上げる気はありませんが、この場を皆さんとの問題意識の共有に活用してきましたし、物事にはさまざまな見方があり、何事も疑って見る必要があり、何よりここは行動に繋がる思考の場にしたいのです。

 以下の話も、沖縄県石垣市尖閣諸島近海に連日押し寄せる中共の武装船(公船)のことを取り上げる度に「何を今さら」などと日本人がいっていられるなら、もう厭世的な表現でも何でもなく沖縄県は全て中共の手に堕ちたも同然でしょう。

 何度でも問題を提起し、私は実際に政治家や官僚に対して対話の機会を活用して陳情することで、少しでもわが国の問題を解決へと導きたいのですが、だんだんやりきれなくなってきました。

 今後記事の配信をどうするか考えさせてください。最近はことにSNSの言論弾圧が厳しくなり始めたこともあり、多少滑稽な(SNSでは凍結対象になりそうな)表現も敢えて用いて日ごろの皆さんの鬱憤を解消していただければという思いもありましたが。

外国公船への危害射撃も可能 政府、尖閣対応で法解釈明確化

 政府は25日、外国公船・軍艦が日本に上陸するため領海に侵入した場合、海上保安官が相手に危害を与える「危害射撃」が可能なケースがあるとの考えを示した。海上保安庁法の解釈を明確にした。中国海警局の船舶による沖縄県・尖閣諸島周辺海域への侵入に関する自民党合同会議で明らかにした。…

(時事通信社)

 大変結構な話に見えますが、憲法のことも分かっていない内閣法制局のアドヴァイスか何かはともかく、わが国の警察権の行使が外国公船に対して国際法上無効であることを分かっているのでしょうか。

 海上保安庁法の運用で誤魔化そうという政府の魂胆しか見えません。これでは国防にならないのです。

 現場の海上保安官を危険に晒すだけの「法解釈という名の条文いじり」では、現状自衛官共共いざという時の行動に制約だけが伴い、結局は何もできず多くの国民を失望させてしまうでしょう。

 外国公船に対する警察権の免除は、中共から見てわが国に対しても同じですから、事実上共産党人民解放軍海軍の補完組織である海警局武装船による射撃も「中共が何をいおうと」わが国に対する武力行使に該当します。

 よって撃たれてからでないと「危害射撃」を実行に移せないでしょう。つまり政府は、現行憲法(占領憲法)という足かせを確認しただけであり、これでは領海侵犯してきた船を撃ってもよいとはならないのです。

 私たち国民は、まだまだこの問題に於ける政府の不作為を何度も追及していかねばなりません。

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『中国の不法侵入船を撃て!』に2件のコメント

  1. 八百万の神の自由:

     「財政規律問題」を語る事ができた、数少ない保守のブログ。

     憂国の情が有ったからこそ、経済の複雑を精査、確認、検討する忍耐力を持ち得たのでしょう。

     平成の緊縮財政と同時に興ったネオリベ (新自由主義~グローバリズム、株主営利至上主義による過当競争と貧富の格差、国境破壊による伝統文化の毀損) に違和感を感じ得た事も
    コロナ禍で倒れていく国民に思いを馳せる事ができたのも、また憂国の情が有ったからこそ、でしょう。

     保守の型に嵌まらず、縦横無尽に国家の危機を語れる、このブログを支持します!
              

  2. 濱本 慶:

    いつも遠藤先生の記事の更新楽しみにしながら拝見させていただいてます。
    私は現在高校1年生です。先日高校1年の必須科目の現代社会の授業の教科書の内容が全て終了しましたが教科書の最終章に先生が近頃よく話題に取り上げてらっしゃる尖閣諸島をはじめとする領土問題等についてのページがありました。やはり教科書特有の綺麗事でお話は済まされていましたが。私は教科書の内容のようにいつまでも話し合うなんてことはもっての外ではないのかと考えております。「いつまでも話し合うなんて逃げ腰なんてことをしてはいけない、軍事的攻撃という手段も使うのも間違いではない」と意見を授業中に述べたところ、教室が・・・の状態になってしまいました。朝日の極左洗脳、教科書の洗脳に心底落胆させられました。
    そんな中でも遠藤先生は正しいお考えを貫き通しておられるのが私の心の支えです。
    これからも遠藤先生の益々のご活躍のほどをお祈りいたします。大変長きにわたる文章で申し訳ございません。最後まで目をお通しいただければ幸いです。