日本人差別に抗議運動なし
女性に対する性的虐待に端を発した「#MeToo」運動、黒人差別に抗する「#BLM」運動のいずれも、初めの主旨には共鳴しますが運動自体には全く共感できませんでした。わが国で起きたいわゆる「反原発」運動も同じです。
いっていることは正しいのに、運動に発展するとなぜそのようなことになってしまうかと申しますと、皆さんもお気づきの通り運動は利権化するからです。
これらの運動は全て、世界の極左活動家が牽引し、BLM運動のように中共・共産党が米国の混乱を画策して扇動した例も見られます。反原発運動は、対日ヘイトスピーカー(日本憎悪差別主義者)どもが全国各地をわめいて回りました。
ところが、日本人が海外で人種差別に遭っても、まるで何の運動も起きません。そのことは目下、欧州各国のサッカー・ファンたちが首をかしげているそうで、一部からは「どうして日本人は怒らないのか」との指摘も見られるようですが、利権化の余地がなければ運動は起きないという汚らわしい現実を、今まさに全世界が目撃していると思えばよいでしょう。
ネイマール選手の暴言は、武漢ウイルス(新型コロナウイルス)の感染爆発に対する東洋人全般への誤った憎悪意識の表れであり、一方で試合中のイライラが爆発しただけのよくあることとも申せます。
しかし、本来であれば私たちが「決して同一視されたくない中共人」と同じにされて捨て台詞を吐かれたのは極めて不愉快であり、抗議すべきなのですが、SNS上で特に何のアクションもないところを見ると、大抵が対日ヘイトである極左活動家に無視されているから、すなわち従前の運動が実は「いかに対日ヘイトのような差別主義者によって主導されてきたか」を知るわけです。
差別主義者が「差別反対」と騒ぐから、なるほど運動に著しい違和感、いや嫌悪感を与えてきたのであり、酒井宏樹選手の受難がそれを明白にしたものと、まずは全世界が思い知るべし。
皇紀2680年(令和2年)10月2日 9:19 AM
サッカーは競技の特性上ボディコンタクトの激しいスポーツですからカッとなることも多いでしょうし、欧州では普通に試合結果が賭けの対象になっていることもあって昔からとかくピッチの中でも外でも差別的な発言の多い競技だと思います。
しかし、大坂なおみ選手のBLMにはこれでもかと賛辞を送った各メディアも酒井選手が負ったであろう苦痛は綺麗に「シカト」を決め込むのです。彼らの中では「日本人は常に加害者であり、被害者であることなどあってはならない」という黄金律でもあるのでしょうか?そうとしか思えないほど一方的な姿勢だからメディアはユーザーに愛想を尽かされるのです。
もうTwitterなどでのハッシュタグを使った抗議運動は全て無視することにします。ああいうのは選挙で勝てない負け犬が悔し紛れもしくは責任転嫁のためにやるものだと割り切って考えるべきではないかと、強く思うのです。