菅義偉外交は大丈夫か?

皇紀2680年(令和2年)9月16日

 石破茂衆議院議員(鳥取一区)の手足となって安倍内閣後半、特に武漢ウイルス(新型コロナウイルス)対策で嫌がらせの限りを尽くした(対策案の自民党内集約を全て邪魔して安倍晋三前首相を孤独に追いやり難病を悪化させた)田村憲久元厚生労働相(三重一区)が再登板とは悪い冗談にも程があると思いましたが、そんな「クソ閣人事」に及んだ菅義偉首相に対して「生い立ちを国会で明らかにしろ」などとBS-TBS(北京放送……いや東京放送)の報道風味番組で発言した『なぜ君は真人間になれないのか』でお馴染み、一見民主党の小川淳也衆院議員(香川一区)。

 番組中、出自差別の意図はないと苦しい弁解を繰り返したものの、それをいうのであれば「ワレんとこの副代表や幹事長にもいいクサレや、このボケが」と誰もが思ったことでしょう。

 剥がさなければならない虚像にまみれて死臭すら漂っているのが一見民主党です。どこの国の政党か分からないくせに、わが国の政治に口出しをするなどありえません(失笑)。 私たち国民は、こんな莫迦どもを立法府(国会)に一人たりとも送り込んではならないのです。

中国、菅氏の「反中包囲網」否定を好感…米ミサイルの配備警戒

 【北京=西見由章】日本の次期首相となる自民党の菅義偉総裁の外交政策について、中国国内では、日米同盟を基軸としつつ対中関係にも配慮する安倍晋三首相の路線を踏襲するとの見方が支配的だ。中国側が最も懸念するのは日米が結束して対中圧力を強める事態で…

(産經新聞社)

 さて、産經新聞社記事の表題には早速、少なからず菅義偉首相への悪意を感じるのですが、と申しますのも首相は「石バカ」のゴミみたいな発言(構想風味)をとにかく否定したのであって、対中包囲網そのものを否定して安倍前政権の継承はありえません。

 中共もそれに気づいているからこそ菅義偉内閣に対する警戒を解いていないのです。

 しかし、安倍前首相ほど自らの存在感を示せない菅義偉首相では、絶対に茂木敏光外相の留任を避けねばなりませんでした。茂木外相こそもともと「外相の器」ではなく、海外にその存在感を示す能力が欠片もありません。そう考えますと、河野太郎前防衛相の外相再登板が望ましかったでしょう。

 私が非常に危惧するのは、恐らく「米政府にかなり操縦される内閣」になってしまう可能性です。

 米中関係は、米連邦議会が共和党・民主党共に対中強硬で一貫しており、ドナルド・トランプ大統領の再選でわが国は、ますます共同歩調の確認を強くされるでしょう。

 外交能力に欠ける内閣は、現行憲法(占領憲法)の限界を突破できないため、必然的に対米従属の度が過ぎる傾向にあり、対中包囲という点では安心できますが、ただ振り回されるだけの「対中包囲の網の一部」に成り下がってはわが国の権益の確保がままならず、何やら国際拝金主義的な菅義偉首相のもとで、私たちが手にできるはずの資産が流出するにまかせてしまう可能性があるのです。

 安倍前首相のように「やっているふり」が巧くできないであろう菅義偉首相の懸念は、まさにそこにあります。まだ何もしていないうちから「#スガやめろ」などとツイッターでわめいている狂人どもと一列に並ぶ気は一切ありませんが、課題を認識して注視することで私たちが適切にどのような声を上げていくべきか備えねばなりません。

 皆さんにもそれぞれ首相への課題があると思います。内政も財務省の言いなりになるでしょうから、警戒すべき内閣です。

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『菅義偉外交は大丈夫か?』に3件のコメント

  1. きよしこ:

    何もしていないうちから「辞めろ」という狂人は何をしても「何もしていない」と強弁するに違いありません。そのような人間しかいないのが「帰ってきた悪夢の民主党」であり、一人残らず駆逐することなしに外交も経済も何一つ進みません。あえて新内閣に望むことがあるならばそこですかね。

  2. toichi:

    遠藤先生
    何時も貴重な情報を上げて下さり、有難うございます。
    ちょっと気になった事があるのですが、本日google でこちらのブログを検索したのですが、いつも検索結果で2番目くらいに上がってくるこちらのページが上位に上がって来ないのです。

    検索ワードに「ブログ」を追加してやっと出てきましたが、それもメインURLではなく説明や過去のページで、最新の投稿ではありません。

    Webには詳しくないので理由は分かりませんが、遠藤先生は何か心当たりございますでしょうか。
    アクセスできない訳ではないのですが、検索でこのような結果になるのは、情報を探しておられる方々には不利益かと思いましてご報告申し上げます。

  3. toichi:

    遠藤先生

    昨日のGoogle検索の件ですが、本日検索してみたところ、以前と同じように結果が表示されました。
    お忙しいところお騒がせしてすみませんでした。