白井聡・ユーミン騒動で…

皇紀2680年(令和2年)9月2日

 香港の林鄭月娥行政長官は昨日、とうとう「香港に三権分立はない」といってしまいました。もはや多くを語る必要はありません。中共を厳しく断罪し、徹底的に攻撃できる者以外が次期首相になることはまかりならぬのです。

白井 聡/Shirai Satoshi(新刊『武器としての「資本論」出しました!)@shirai_satoshi

安倍の「病気で辞めます」会見は、先の天皇の「おことば」の醜い反復なのだ。天皇の必死の訴え、警告に対して、「高齢では仕方がない、お疲れ様でした」としか反応できなかった連中が、今度は安倍に同情する。「色々あったけど、お疲れ様でした」とか言って。

(Twitter)

 さて、共産党政権の実現をうたう京都精華大学の白井聡講師による「荒井由実のまま夭折すべきだったね。本当に、醜態をさらすより、早く死んだほうがいいと思いますよ。ご本人の名誉のために」というインターネット上の発言(削除済)は、特定の政治思想を自身の強烈な信念としているようには全く思えないシンガーソングライターの松任谷由実さんに対する誹謗中傷の限度を超えています。

 これに橋下徹元大阪市長が激高して批判しましたが、白井氏の他のツイート、特に上記などを拝読する限り、どうもこの方は共産党政権を望まないだけの「ほぼノンポリの国民」全員に対して敵意を抱き、常に誹謗中傷する用意ができているようなのです。

 いや、或いは非常に真面目に批判的なのでしょう。誤解を恐れずに申しますと、上記ツイートには、私もなるほどと思うところがありました。

 白井氏は、共産党政権を望む立場で皇室を認めていませんから、もっとも根っこの部分は全く異なるのですが、先帝陛下(上皇陛下)より御高齢を理由に「国民の皆さんにご迷惑をおかけする」との玉音を賜った際、これを無気力・無批判に聞き分けてしまった国民の多くは、実のところ白井氏のような「反天皇」という「自身の存在の否定」または「日本人ではない者(断っておきますが白井氏がそうだとは申していません)が日本民族を否定」する差別主義と同列に並んでしまったことを意味します。

 私はあのころ、これをさんざん批判し、安倍晋三首相の「今上陛下(当時)に対する歪んだ感情が御譲位を安易なものにしてしまう」と指摘しました。天皇陛下をまるで「国民の総意によってどうにでも出来る」ように書いた現行憲法(占領憲法)の無効を真っ先に帝國議会で叫んだ日本共産党の野坂参三衆議院議員(当時)のことを、共産党も党員も支持者も誰も彼もが忘れてしまっているのです。

 共産党の変節は、憲法のみならず廃止を唱えていたはずの消費税に対しても同じですから仕方なく、この種の変節が自民党やナントカ民主党でも横行しているがために気にも留めなくなった多くの国民の前で、安倍政権の判断が政治案件であるはずのない天皇陛下の御譲位をたやすいものにしてしまいました。

 しかし、彼ら「反安倍」の連中は、決してこの点を批判しません。あれほど「早く辞めろ」といっていた彼らが、その舌の根も乾かぬうちに「無責任に辞めるのか」と騒いでしまうその幼児性こそは、占領憲法の期限が切れた(桑港講和条約が発効した)はずの昭和二十七年四月二十八日以降の態度にも大いに表れています。

 そもそも天皇陛下は祭祀を司られる唯一の御存在で、内閣総理大臣はいわば行政権力の長にすぎません。その立場のあまりの違いを無視した上記ツイートの言い草も、どうもこの白井氏はわざとしているのでしょう。だからわざと誰彼なしに中傷し、自分に同調する者であれば誰彼なしに擁護するという、単に難病患者の体調を心配しただけの(それ以上のことを知り得ない)者を削除の釈明の中で「知性に欠ける」とまでいいたげな、およそ言論人として成立しない幼稚な人です。

 このような人の言葉こそが私たち国民の多くを「ノンポリ(政治について特に考えたくない人たち)」にしてしまいます。それでいて「考えない人たち」をののしるのですから、いかにも「反日極左ビジネス(マッチポンプですから永遠にやっていられる)」のからくりを垣間見た気分です。

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『白井聡・ユーミン騒動で…』に3件のコメント

  1. 日本女性:

    白井聡って、安倍総理の秋葉原における衆院選のフィナーレで、極左新聞にだまされた籠池夫妻と一緒に大勢の反安倍一味に混じってヤジを飛ばしていたレーニン主義者ですね。

    安倍首相だけでなく、心底日本を憎んでいるのは思想信条の自由だからいいとしても、それでも日本にしがみついているのはなぜ? ロシアでも中共でも好きなところへ飛んでいけ! 直ぐに粛正されるから。

    こんな輩でも大学の講師におさまっているのが不思議でなりません。山口二郎といい、男ヒステリーはみっともない。

  2. 日本を守りたい:

    反日と朝鮮半島の利益に貢献する事を 存在の意義と目的にして工作活動している 日本の野党の奴ら。彼らが絶大に支援している男 石破茂。

    平成4年(1992年)
    石破茂が金丸訪朝団メンバーとして平壌を訪問し、女をしつこくおねだりし、美女をあてがわれ、ビデオ撮影され、北朝鮮工作員となり、北朝鮮への制裁に反対した。

    石破茂いわく、
    「靖国神社を参拝したことなどないし、これからも絶対に参拝しません」
    「大東亜戦争は日本の侵略戦争でした」「従軍慰安婦もありました」「南京大虐殺も事実です」

    辻元清美や福山陳哲郎や福島瑞穂と同じ 日本の亡国の徒 それが石破茂。
    総理にしてはいけない男。覚せい剤、石破茂、絶対だめ。

  3. js:

    白井聡氏のこのツイート、何度読んでも意味がよくわからない
    誰か解説してくれないものか
    たぶん本人もわからないのだろうと思うけど