川崎ヘイト条例は法的に…

皇紀2679年(令和元年)11月25日

川崎市 差別禁止条例案提出へ 来年7月の全面施行目指す

 川崎市は25日に開会する市議会第5回定例会にヘイトスピーチ(憎悪と扇動表現)などを禁じた「差別のない人権尊重のまちづくり条例案」を提出する。来年7月の全面施行を目指す…

(神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙 タウンニュース)

 先月下旬の「日本の心を学ぶ会」百回記念講演で、ジャーナリストの瀬戸弘幸氏とお会いしてお話したことでもありますが、その時にもこの神奈川県川崎市(福田紀彦市長)の「差別のない人権尊重のまちづくり条例案」に関する話題が出ました。

 皆さんも、この条例名を聞いて「間違いだ。差別にあふれる人権無視のまちづくりを目指せ」などとはおっしゃらないでしょう。仮にもそのような街があれば、近づきたくありません。そういうことなのです。

 つまり、これは「人間の良心」の問題であり、希望であり理想なのです。常に掲げ続けるべきでしょう。

 よって人間個人の心の問題を法や条例に盛り込むことは、個人の自由を束縛し、地方自治体を含む国家権力が国民個人の心の中にまで介入して管理する国・地方への転落を促進してしまいます。

 こうしたことは、理念法として制定されるのがせいぜい限界であり、川崎市のように罰則・量刑を定めてしまうのは非常に危険です。やっていることがまさに「処罰を伴う言論統制」でしかありません。「よいことを決めているのだから構わないのでは」という「よいこと」とは、一体誰の基準なのかを考えた時、それがあくまで国家権力側であることに、私たちはもっと危機感を覚えなくてはならないのです。

 かつての左翼は、国家権力の言論統制と大いに闘いました。ところが今や、彼ら自身が国家権力側について言論統制に加担、或いは主導するようになってしまったのです。これこそが、わが国から真っ当な左翼が(ただの対日ヘイトスピーチ活動家しか)いなくなった現在の閉塞した言論空間を如実に表しています。

 例えば、かつてローマ教皇(法王)が「韓国国民が倫理的・霊的に生まれ変わることを望む」と発言したことを「ヘイトスピーチ(憎悪差別)」と捉え、処罰を求めることを認めかねない極めて危ない内容であることを指摘する者が、なぜ左翼にいないのでしょうか。

 まして刑法第二百三十条の一に「公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず、三年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金に処する」とあり、川崎市の条例にある「五十万円以下の罰金」と重複しています。すなわち、刑法で既に裁ける内容を自治体が重複して条例化してしまっているのです。これは、国家全体の法制度として著しく問題があります。

 国会が定めた理念法は、日本国民の心掛け(健康増進法などと共に余計なお世話もいいところですが)が問われたものでしたが、川崎市の条例の場合、在日外国人による日本人へのヘイトも処罰の対象になるのでしょうね。そこを川崎市民は必ず市に確認してください。

スポンサードリンク

『川崎ヘイト条例は法的に…』に5件のコメント

  1. 心配性@我は蛮夷なり:

    香港では民主派が過半数に達し大勝利だったようですね。

    選挙の前、周庭氏は、ネットの一言居士たちによる「自己責任論」に困惑していたようですが、正体不明・真偽不明の‶ネットの意見”は無視してよかろうと思います。
    (それよりも、日本人大学生を突然捕まえて、殴る蹴るの暴行を加える香港の警察とは何なのか?)

    「殴られたり蹴られたり…」 香港で逮捕、釈放された日本人学生。“自己責任論“に周庭氏は「理解できない」
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191121-00010001-huffpost-int

    ネットの「自己責任論」で私が最も困惑したのは、成田市の小学一年生行方不明事件に関するものです。

    キャンプ場で行方不明になった小学生の女の子に対し、「親の自己責任」「同情できません」「母親が身代金目当てで殺した可能性が大」といった意見が溢れました。
    「身代金」云々に至っては、多くのご家族、大勢のお子さんがいる前ですから、ちょっと考えにくく、荒唐無稽も甚だしいと感じました。
    或は、父親が外国系だとか、両親が娘を虐待しているだとか、真偽不明の情報も飛び交い、もはや全く‶理解不能”です。

    折しも、煽り運転の「ガラケー女」に間違われた女性が怒りの声を上げていましたが、この少女のご両親も、落ち着いたらデマを流した人々を訴えた方がよいのかも知れません。
    これらは間違いなく、弱い立場にある人々に対する「ヘイトスピーチ」の類だと思います。

  2. js:

    遠藤先生のおひざ元の大阪でヘイト条例を阻止できなかったわけですから、ここで書き込んでももう無駄ではないでしょうか
    ということが正直な感想です

  3. 心配性@我は蛮夷なり:

    訂正します。

    ×身代金目当て→保険金目当て

    まぁ、常識で考えておかしいですよね。

  4. 日本を守りたい:

    >川崎市の条例の場合、在日外国人による日本人へのヘイトも処罰の対象になるのでしょうね。そこを川崎市民は必ず市に確認してください。

    皮肉でしょうが、甘い言い方ですね、ブログ主さま。「日本人死ね は ヘイトではない」と、日本名を名乗る女弁護士が主張しているように、歴史の嘘と捏造で 反日の朝鮮人どもが 日本人と日本国に最大限の憎悪と呪いのヘイトを吹きまくる そういう川崎市が もうすぐ出来上がるでしょう。日本人は 日本を乗っ取られて 殺されるまで 気付かない。嘆かわしい限り。

  5. 日本を守りたい:

    日本のあらゆる分野・方面で、帰化人・在日朝鮮人による実害が。川崎市の事もだが、たとえば、シナ人に日本の国土を円滑に売り渡すためのマニュアルを作成している国交省の官僚ども。帰化人が人事を握って、帰化人枠で反日分子を採用するから、日本の省庁は 帰化人だらけ。官僚も議員も 反日の帰化人もとは朝鮮人なのだから、法による秩序によって、日本人が滅亡させられる。本当に、戦わなければ、日本人の 民族としての命運は尽きてしまうだろう。近い将来に。