基地反対?護憲平和の欺瞞

皇紀2679年(令和元年)9月23日

「米国の正義を疑え!!」沖縄基地問題に取り組む「ガチウヨ」女性に密着

 愛国の精神にのっとり自主独立・国防の立場から「日米安保体制は米国への隷属だ」と訴え、沖縄の基地問題に取り組む女性がいる。自らを「ガチウヨ(本気の右翼)」と称する女性の活動を追ったドキュメンタリー「映像’19 ガチウヨ~主権は誰の手にあるのか~」が…

(侮日新聞日本語版)

 この系列の報道権力(毎日新聞社と毎日放送)が企んでいるのは、太平洋防衛に於ける日米連携を壊し、中共の共産党人民解放軍が太平洋に割り込めるよう助けることに違いない、と申せば記事にある「私たち社会は右翼、左翼というものをステレオタイプに捉えすぎている」に当たるでしょうか。

 しかし、毎日放送(大阪市北区茶屋町)の斉加尚代ディレクターの指摘はもっともです。今やただの対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別)に堕ちた「左翼でも何でもない左翼」と、ただただ米国につき従って中韓北の悪口雑言を振りまいている「従米で反共なだけの右翼」がわが国の政治論議を低次元極まりないものにしてしまいました。もはや議論にもならないのです。

 端的に申して私はそれぞれ、その背後に中共と北朝鮮の対日工作と、統一教会の国際勝共連合があったと思いますが、実はその最深部を掘ればいずれも米国が出てきます。大東亜戦争がもたらした占領統治です。

 わが国を弱体化させ、反共の砦としてわが列島を利用しようとした米国の戦略を、本来であれば(本場仏国を見ても分かる通り)国民の生活を第一に考える左翼と、国家国民の尊厳を守り抜く右翼が批判しないのはありえません。

 さらに思うのは、この低次元化した(低次元化すればするほど相容れなくなる)左右の対立こそ民族分断の仕掛けであり、共助と博愛を説かれた教育勅語の民族精神を破壊しにかかった占領統治の顛末です。在日韓国・朝鮮人は特に、この仕掛けの道具に利用されたようなものでしょう。

 そうであればこそ現行典範(占領典範)を「皇室典範」、現行憲法(占領憲法)を「憲法」として死んでも護り抜こうとするとは、一体どういうことでしょうか。在日米軍基地反対を掲げながらこれほどの「従米」いや「屈米」はありません。恥を知れというのです。

 二十日記事でも取り上げましたが、このような「米国の正義」を当たり前に疑えるわが国でなければ平和など守れません。護憲平和主義という言葉ほど恥ずべき欺瞞はないのです。

 普天間飛行場の移設なき返還を主張し、占領憲法の無効を訴えてきた私には、どことなく記事に出てきた仲村之菊さんの気持ちが分かります。

スポンサードリンク

『基地反対?護憲平和の欺瞞』に1件のコメント

  1. やす:

    確かに我が国は戦後米国の属国であることは確かですし、もっと言えば戦前は英国の傀儡政権であり、薩長を利用して我が国西洋化を推し進めてきた延長に今の体制があり、薩長政権は今でも続いているということだと私は考えています
    これで何がもたらされたかと言うと保守左翼といったユダヤ思想による二元論であり、これは我が国にはなかった思想で、常に対立軸を作ることによって、今日の保守VS左翼みたいなくだらない争いが続き、一向に我が国政策が前に進まないという状況を作ってしまった歴史が明治以降の150年ではないでしょうか
    私は保守だ左翼だと区別すること自体が間違っていると思ってますし、ネットで保守系チャンネルは増えていますが、どこか二元論から抜け出せない対立軸の中での議論に終始してしまって、我が国の歴史と伝統を主語としているようには思えないです
    こういう二元論から卒業するには真実の国史を学ぶことから始めないといけないと思いますし、個人的に尊敬している田中英道氏の国史に関する講演を聞く方が遥かに私達のためになると私は考えます
    国史を学ぶことで如何に今の状況が莫迦げているかが分かると思いますし、明治以降の150年が歴史の連続性に反するものだと分かれば、米国との関係をどうすればいいかなんて子供でも分かる話で、不毛な二元論に騙されることはなくなると思います
    我が国は我が国として米国と対等に付き合えばいいわけで、外国そのものと手を切ることは不可能ですから、無駄な思想が入り込む隙を与えないような独立した我が国伝統と文化を土台とした国作りをすることで、逆に我が国が世界のお手本になるだろうとさえ私は思います