大阪維新は焦ってるの?

皇紀2679年(平成31年)3月26日

 インドネシア(尼国)のジャカルタ首都特別州内を走る地下鉄(MRT)が二十四日、開通しました。東洋で初めて昭和二年十二月に地下鉄を開業させたわが国の全面支援、全面受注で、尼国民の悲願が達成したのです。

 中共がわが国の保有していたデータを盗み、廉価を掲げて受注強奪に及んだ尼国高速鉄道は、着工もままならず数年単位で遅れるのに対し、MRTはわが国が提示していた「三月開通」を守り抜きました。何かと作業が遅れる同国にあって、これは奇跡的とも申せる快挙です。

 タイ(泰王国)のバンコク都内を走る地下鉄も、わが国の円借款によって建設された旨が全ての駅に表示されていますが、建設工事や車両システムは独国シーメンス社ら海外企業に持っていかれ、全面受注とはなりませんでした。これには、外務省の政府開発援助(ODA)にかかる珍妙な利権構造(借款のキックバックでコトが終了する)が絡み、わが国企業受注の面倒までは見ないことになっていたからです。

 よって尼国の全面受注は、ようやく東南亜初のケースとなりました。ただ、わが国企業に対する払い渋りが横行しているようで、今後は現地事業主(今回の場合はMRTジャカルタ)と国際協力機構(JICA)との支払い決済等に関する仕組みを改めなければなりません。

 この検討を怠ればODA案件は「おいしくない」ことになり、手をあげるわが国企業がなくなります。せっかくの好機を逃すのです。

大阪W選は自民リード…松井一郎氏“落選危機”で維新真っ青|日刊ゲンダイDIGITAL

 4月7日に行われる「大阪ダブル選挙」。ダブル選を仕掛けた大阪維新が真っ青になっている。もともと、松井一郎知事(5…

(日刊ゲンダイDIGITAL)

 さて、表題の件。お手洗いの壁に書きなぐられるヘイトスピーチ(差別扇動)より酷いといわれる猥褻紙「日刊ヒョンデ(ヒュンダイ)」がこのような落書きを掲載するということは、大阪維新の会は第一回票読みあたりで焦っているのでしょうか。

 未だ東京都民の多くが「まだ大阪は東京を追い落としたいの?」程度にしか思っていないらしい通称「大阪都構想」は、私もその名が不敬に過ぎる(天皇陛下のおわすところが都)と申して批判してきましたが、維新の目的がいわゆる「府市二重行政の解消」にあると十分理解しながらそれでも批判をやめないのは、大都市圏であればあるほど府市統合後の一首長にもし日本共産党員が就けば、もう誰も止められない対日ヘイトの暴走が始まるからです。

 これがありえないと思ったら大間違いで、現に東京都(府市統合)になって以降、マルクス主義者の美濃部亮吉氏が都知事になり、とんでもない遺恨をのこしました。まして大阪の場合は維新が、教育行政に政治が口出しする仕組みを作ってしまったため、美濃部都政よりも大惨事になるのは間違いありません。

 むろん二重行政の無駄遣いを減らそうとしてきた維新の業績は認めます。それは、府市ともに首長が維新だったからできたことであり、無駄のなくなった仕組みを大阪府民、大阪市民は評価してきました。だからこそ維新の知事・市長候補が当選してきたのです。

 しかし、ここへきて再び(橋下徹氏の府知事から市長へに続き)マネーロンダリングならぬ「首長ロンダリング」のようなことをされたのでは、確かに維新の評判が芳しくなくなり始めて当然でしょう。

 それにしましても自民党と創価学会政治部(公明党)が立てた候補は、多くの人びとに暗い印象(汚い顔したおっさん)しか持たれていません。維新の松井一郎候補も、もともとはそうだった(浅田均氏ともども自覚はあったのでしょう)からこそ部落利権を独り占めして自民党を出る前にまず橋下徹氏を担ぎ上げたほど、印象というのは大事なものです。

 印象操作は既にできている維新の連中が日刊ヒョンデのみならずアノニマスポストにまでこんな汚いデマ工作をやらせるほど、思わず焦る票読み結果が出たのかもしれません。投開票日前に「負けるかも」と煽って票のかさ上げを狙うのは、かつて私も選挙で学んだ手ですが、明らかに状況説明の異なる画像まで流布させる(吉村洋文・松井一郎両候補がこれをリツイート)とは、情けないにもほどがあります。そのまま落選すればいいのに。

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『大阪維新は焦ってるの?』に3件のコメント

  1. 大阪都構想・道州制・地域「主権」に反対:

    今度、大阪府知事選に立候補する維新の吉村洋文氏の政策・主張です
    •村山談話、河野談話の見直しに反対
    •特定の民族や人種に対するヘイトスピーチの法規制に賛成
    •特定秘密保護法に反対
    •選択的夫婦別姓制度導入について賛成(Wikipediaより)
    そして2016年1月に全国初の大阪市ヘイトスピーチ規制条例を成立させました。
    対処措置としてインターネット上の動画掲載や書き込みに対して
    プロバイダーに削除要請を行う。表現活動を行った者の氏名又は名称を
    大阪市ホームページ等で公表するというものです。
    今回もし大阪府知事に当選すれば、今度は、
    大阪府ヘイトスピーチ規制条例を成立させるかもしれません。

    また大阪都構想に賛成してる学者が誰も見当たらない中で、
    必死に応援してる人がいます。
    高橋洋一氏(経済学者)大阪市特別顧問(橋下市政)や
    有本香氏(ジャーナリスト)大阪府人事監察委員です。
    こういう大阪からお金をもらってる既得権益側の人が、
    「大阪の既得権益が~」と言って橋下徹氏や維新を持ち上げています。
    共産や公明もまずいけど、それ以上に維新もまずい。
    ポピュリストだってことを加味していません。
    無いことを有ることにして良いように見せてるのが維新
    変えるにしても悪い方向に変えるのは拒否するべきなのです。

  2. きよしこ:

    選挙のためなら対日ヘイト派とも組む大阪自民に肩入れしたくありませんが、さすがに件のデマ画像の流布は「恥を知れ」としか言いようがありません。都構想はダブル選挙のみならず府議選と市議選でも維新が多数派にならないと実現は困難で、ではこれらも維新が勝てるかというとそんなに甘くはないでしょう。大阪維新や都構想への賛否は人それぞれあって然るべきですが、いずれにしてもよく事情を知っているはずの当事者がデマ拡散の旗降り役になるなど言語道断です。時々は胸のすくような正論を述べる方々であるだけに今回の件は残念でなりません。

  3. 椿:

    その維新へのデマも【自民・公明・共産からのデマ】じゃないんですか?

    前の住民投票の時、自民・公明・共産の嘘・デタラメ・捏造デモは、
    凄まじいものがありましたからね。「不正選挙」もなんのそのでしたし…。

    それに大阪市を廃止すればマイナスになる数字の金額って、どこから出てきたの?
    具体的な理由もないし、前回の住民投票前、辻元清美(旧民主党?)が、
    自民党の演説する車の上で、

    辻元:「自民党、民主党、共産党の三つの党が立ち、 話し合えばこうなるんですよーー!」と、
    テレビ画面で叫びまくっていましたが…、

    「話し会えば都構想がいらない」のであれば、
    都構想が出来る前は、話し会わなかったのか?と言いたいわ‼️

    (今でも言い訳ばかりで話合わないが、都構想案が持ち上がれば慌てだし、
    【もっと議論が必要、議論が必要❗️】と騒ぎ立て、
    時間を稼いで、国民が忘れるのを待つだけ】という、
    今の日本政府の【ヤルヤル詐欺(韓国への制裁)】とソックリだわ。

    大阪の二重行政で、【既得権益者】として、国民の血税を ”大いに貪り”まくっている
    自民・公明・共産・旧民主党が、必死に「大阪都構想大反対!」と言っても、
    ⭐︎【まだ国民の税金を貪る気かよ❓❗️】と、
    その”朝鮮的強欲さ”に、心底怒りがこみ上げます‼️