安倍首相よ!何をいうか!

皇紀2679年(平成31年)1月8日

安倍首相、北方4島返還「国民、困難さをよく理解」:朝日新聞デジタル

 安倍晋三首相は30日に放送されたラジオ日本の番組で、北方領土をめぐる日ロ交渉について「今、残念ながら4島には日本の島民が住んでいない。ロシア人しか住んでいない中で、その帰属を日本に変えることの困難さ…

(朝日新聞デジタル)

 安倍晋三首相の発言のうち最も問題なのは、露国人しか住めない状況に落とし込まれた現状を指して「帰属を日本に変えることの困難」と述べてしまった部分です。致命的無知としか申しようがありません。

 これでは、かつて麻生太郎首相が述べた「帰属の問題がありますから」、すなわち千島列島全島と南樺太の領土帰属が国際法上未だ厳然とわが国にあると述べたことが無に帰してしまいます。

 昨日記事で申したことといい、自民党がただちに国家的危機と位置づけて対処すべきを理解できていません。

 露国のウラジーミル・プーチン大統領と二十三回も首脳会談を開いて、一体何をしていたのでしょうか。熱烈な愛国者である彼の信頼を勝ち得なかった安倍首相は、ことほど左様に「売国奴」とみなされるような態度しかとれないでいます。

 よもや「反安倍」の売国は「汚い売国」で、安倍首相の売国は「きれいな売国」とでもいう気ではないでしょう。今なお安倍首相を支持する方であればあるほど、このような間違いをすぐに訂正するよう求めねばなりません。

 安倍首相は、年頭の所感で少子化・高齢化対策日露講和交渉を重点政策に掲げました。にもかかわらず、いきなりこれです。本年実施される春の統一地方選挙や夏の参議院議員選挙は大丈夫でしょうか。

 昨年、わが国内で就職した外国人留学生の数が二万二千四百十九人にも達し、過去最高を記録しています。留学生の就労査証(ヴィザ)の更新がさして難しくないことから、じわじわとわが国がさらなる移民大国へ転落し始めている(既に世界第四位の移民大国と化した)ことに対し、安倍首相を支持してきた人びとが「もう許さない」と思っていることを、安倍首相自身がまるで意に介していないように見えるのも極めて気がかりです。

 外交での大きな失点は、安倍政権を評価する(唯一と申してよい)国民的原動力を失うことに繋がります。毅然と自国を守る能力を持たないと判断された為政者とはまともに話さないプーチン大統領の約二年前の豹変こそが、安倍首相への評価を表しています。

 全ては現行憲法(占領憲法)を有効とする護憲政治に原因がありますが、とにかくこの発言はすぐに撤回して対露交渉に臨んでいただきたい。

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『安倍首相よ!何をいうか!』に4件のコメント

  1. god.:

    私は人気ブログランキングの政治ブログ、中杉弘の徒然日記に希にコメントをしていた者です。

    本日、保守派の筑波大学名誉教授・中川八洋氏の主張を元に、自分勝手にコメントしていた件について、注意・警告を促され、今後はコメント削除を通告されました。チェックして下さい。

    が、投資家の私のコメントは、日本経済新聞社を通じて、簡単な記事となり、全マスコミや企業に配信され続けている実績はあります。

    中川氏は、「侵略の皇帝プーチンに領土を貢ぐ安倍総理」という、約14分の YouTube 動画も作成され、遠藤健太郎さんと同じく、
    真正な日本トップの愛国者だと確信しております。

    今後は此処に書き、直ぐにupして貰えれば、コメントを提供したいと思います。国家・国民の為にも、自由にコメント(情報提供)して構いませんか!?宜しくご検討ください。

    神野勝彦

  2. やす:

    安倍総理の売国政治は約三年前の日韓合意以降に加速したと今でも思っていますが、それが皇室を私物化した辺りからこれまでにないくらいに加速しているのではないかと恐ろしさを感じますし、それを象徴していた代表的な政策が移民法であったのではないでしょうか
    これで消費税増税なんてやったら間違いなく政権転覆の危険性が高まるのは間違いないわけで、そういう意味では小泉元総理ではないですが、今の安倍総理は自民党をぶっ壊そうとしているとしか思えないんですよね
    仮に政権交代が起きて日本第一党が政権を取るという今はまだ夢物語かもしれないことがもし起きれば今現在最も良い未来だと思うのですが、それまで今のままどうにか日本の伝統文化を守る時間が稼げるかも怪しくなってきたと思います
    何故こうまで売国政治 対米従属がずっと続いてきたのかと考え続けてきたのですが、某評論家の意見を聞いてふと思ったのは、我が国の最高権威は天皇陛下であることは間違いないですが、国民の意識の中で特に戦後その最高権威が米国になったのではないかと思ったんですよね
    まさにウルトラマンの世界と同じで、怪獣攻撃隊が総力を挙げて平和を守る中で、いつでもウルトラマンが見守ってくれている そして我々だけでどうにもできない時に助けてくれる、まさに米国と日本の関係と同じであり、そういう意図を持って制作されたとも言われています
    今までは直接政治に関わらない形の最高権威としての天皇陛下の元で国民の生命と財産を守るのが当たり前の務めとして長い間やってきた中で、生命を直接守ってくれる米国という権威が表れ、そのまま70年以上もやってきたら守るのは国民ではなく米国になってしまうのは自然な流れであり、だから対米依存の道を安倍総理がやめられないのではないでしょうか
    それは安倍総理だけではなく国民の意識の中でも、そうした甘えがあるからこそ、その写し鏡に安倍総理がなっているだけかもしれません
    前に一本の筋道を皆で進んでいく我が国の国民性が捻じ曲げられたのではないかと言ったことがありますが、その道がこれであり、その土台となったのは明治から始まった科学信仰だと私は思っています
    日本人は戦後から駄目になったと某チャンネルの社長が莫迦なことを言っていましたが、明治から大東亜戦争までの約80年と戦後は間違いなく繋がっています
    だから私は時計の針を幕末まで戻せと乱暴な意見を言ってきたわけで、この国史とは言い難い150年間をもう一度見直し新たな政治システムの構築と、権威米国という間違った筋道を正すためには教育しかないと思いますし、国民の側が変わらなければ政治も変わりようがないわけです
    そうすれば選挙なんてやらずとも真っ当な政治家が表れるものと私は信じています
    希望的な事を言えば国民性は何一つ変わってないのかもしれませんし、間違った筋道が理性を肥大化させ、本来もっていた本能を忘れてしまっているだけなのかもしれませんので、それさえ教育によって正していけば思っている以上に早く日本を取り戻せるかもしれないと少し楽観的ではありますが、希望まで捨てる必要はないと私は思っています

  3. 心配性@我は蛮夷なり:

    最近話題になっているようですが、スプートニクにも同様の報道がありました。
    「アイヌはロシアの先住民」アピールですが、実は以前から、ロシアはメディアを通じて盛んにやっております。(ついでに、アイヌにとって「日本人」は敵であり、侵略者でありつづけたといった報道もありました。)

    アイヌ民族は「ロシアの先住民族」 プーチン大統領が認定方針
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181219-00010003-doshin-int

    アイヌの人々は樺太にも住んでおりましたし、南シベリアの「オホーツク文化人」(古代)との混血が進んでいる事も確認されています。
    現在は日本との間で「領土問題」と言われるものもあり、そんなこんなで「アイヌはロシアのもの」アピールに力を一段と入れているのでしょう。(頭痛)

    縄文人の核ゲノムから歴史を読み解く
    http://www.brh.co.jp/seimeishi/journal/087/research/1.html

    ※ちなみに、現在では、アイヌ民族も大和民族も、全般的に縄文のDNAを受け継いでいることが最新の遺伝子調査によって確認されています。

  4. :

    北方領土問題に関して安倍総理の仰っていることは正論です。
    ロシアからしたら日露戦争によって奪われた領土を戦争で取り返したに過ぎない。
    日露不可侵条約を破って攻めてきたと日本側は言っていますが、日本はその前にドイツと同盟しましたよね。
    それって、いまでいう韓国みたいな立場じゃないですか?当時のソ連はドイツと戦っていたのですよ。
    そこと同盟するということは、即ち敵対するということです。
    ここにきてマティス国防長官が解任され、朝鮮半島および日本周辺がきな臭くなってきているときに、ロシアとの平和条約を急ぐのは国防上大切なことなのです。
    もう一度戦わないと戻るはずもない領土を巡って、永遠とロシアと悶着している日本の現状はまったくもって愚かしい。
    それから入管法改正、水道法改正もいわば利権潰しです。
    これらの法案に反対している自称保守の人たちと沖縄の基地反対の人たち、私には同じに見えるのですが。
    共に反政権に踊らされているという意味でね。