自民党が心配すべきことは

皇紀2679年(平成31年)1月7日

 日本原水爆被害者団体協議会などに対して謝罪に追い込まれる非人道的騒ぎを起こしたばかりの韓国のBTS(防弾少年団)が、今度はチェチェン共和国で回教徒たちの激しい怒りを買い、民族を侮辱したとして、彼らの映画が公開中止になりました。同じカフカスのダゲスタン共和国でも既に、公開中止が決まっています。

 露国とのあまりにも長い紛争を経験したチェチェンで、露国でのコンサートツアー映像を収めた映画を公開したことが「無神経にも程がある」ということだったらしいのですが、つくづく彼らが所属する芸能事務所のマネージメント能力の致命的欠落には開いた口が塞がりません。

 無知な若者の印象を大衆向けに管理するのが芸能事務所の仕事の一つであり、その周辺(韓国芸能界を取り巻く報道権力や反社会的勢力ら)にも莫迦しかいないのでしょう。

LGBTで「国つぶれる」 平沢勝栄氏、集会で発言

 自民党の平沢勝栄衆院議員は3日、山梨県内で開かれた集会で「性的少数者(LGBT)ばかりになったら国はつぶれる」との趣旨の発言をした。平沢氏が5日、取材に対し事実関係を認めた…

(産經新聞社)

 さて、表題の件はこれです。もうこれまで何度も同性愛、全性愛(両性愛)、性同一性障害、性不特定(=総称してLGBTQ)に対する私の見解は述べてまいりましたから本日はそれを繰り返しませんが、自民党の平沢勝栄衆議院議員が述べた「ばかりになったら」という仮定は、生物学的に絶対あり得えません

 政治家が絶対あり得ないことを述べること自体が不適切であり、その内容が問題ではないのです。とはいえ、またも過激な権利闘争活動家たちが報道権力と一緒になって騒ぎを扇動するのでしょうが、平沢代議士は、まずあり得ない仮定を述べてあらぬ不安を煽ったことに対してお詫びしたほうがよいでしょう。

 同性愛を不問にし、むしろ「たしなむ」と表した非宗教原理主義国・日本で、同性愛などを当然のことと受け止めたからといって或る日突然、或いは少しずつでも異性愛者が同性愛者になることなどそれこそあり得ません。皆さん、ご自分の胸に手を当ててよく考えてみてください。どうしても無理でしょう。同性愛者だって、そう簡単に異性愛者にはならないのです。

 にもかかわらず少子化問題を語る席上でこのようなことを述べるのは、やはり極めて不適切です。同じ自民党の杉田水脈衆議院議員は、かつて予算編成を語る上で偏執的な陳情通りにはできない、と。過激な権利闘争のいうなりになることを指して「生産性がない」と述べましたが、現下の少子化と常に当たり前にある同性愛の問題を結びつけるのは、そもそも政治家として発想が貧困に過ぎます。

 本来自民党が想定すべき国家的危機は、いわゆる「失われた平成の三十年」というわが国史上最悪のデフレーション(給与・物価下落)が続いていることと、既にわが国が薄給な外国人労働者だらけになったことです。

 これこそが少子化の主原因であり、年収二、三百万円以下でどうして家族を持ち得ましょうか。そこへ政官民を挙げて「安い労働力」を「輸入」しようというのですから、経済にも教育にも「つけ焼刃」でもってしか臨もうとしない安倍政権の姿勢が明け透けになりました。

 くだらないことを話している暇があったら問題の本質に迫ってください。

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『自民党が心配すべきことは』に1件のコメント

  1. きよしこ:

    平沢代議士の発言をネットニュースで見た瞬間に私も「そんなこと、ありえねぇよ」と思いました。彼は永田町でも指折りの重鎮で、いわゆる保守派にもコアな支持者がいますが、何か軽薄というか「あちゃー」と頭を抱えたくなることはあります。

    ただ、それこそ火が付いたら油を注ぐことを生業とする報道機関や自称活動家らにより逆差別が煽動されるのは嘆かわしいことであり、その手の連中に付け入る隙を与えたという意味では陳謝の必要こそあれ、少子化とデフレの議論が棚上げになるのは避けなければなりません。

    やがて異性愛者もLGBTも居場所が無くなるような深刻な貧困と、一代議士による失言と、どちらが大事なのでしょうか?それに答えられない者は報道機関であれ政治家であれ「有識者」であれ、即刻その看板を下ろすべきではないでしょうか?

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