決められないIWC脱退へ

皇紀2678年(平成30年)12月21日

 目下SNS上で話題になっているのが、東京五輪夏季大会のボランティア募集について、どうやら都立高校で教諭が申込用紙を生徒たちに配り、有無をいわさず記入、提出させているらしいということです。

 一部では「学徒動員か」という突っ込みが入っていますが、東京都の小池百合子知事と東京都教育委員会は、このような不法(と申してよい)行為を知っているのでしょうか。或いは、主導しているのでしょうか。まさか「知りませんでした」「現場が勝手にやったことで」というのであれば、ただちに止めさせねばなりません。

 すぐにでも都に問い合わせてください。

何も決まらぬIWC、日本脱退・商業捕鯨再開へ

 政府が商業捕鯨の再開に向け、国際捕鯨委員会(IWC)から脱退する方針を固めたことが20日、わかった。日本はIWCが採択した商業捕鯨の一時中止(モラトリアム)に従ってきたが、再開の見通しが立たないため、捕鯨戦略を転換させる。日本の脱退には、反捕鯨国など国際的な反発も予想される。

(YOMIURI ONLINE(読売新聞))

 さて、表題の件。久しぶりに捕鯨問題を取り上げますが、私は何年も前から、わが国は国際捕鯨委員会(IWC)を脱退すべきと提言してきました。それを恐れてはならない、と。

 現行憲法(占領憲法)の効力を信じて疑わない無思考・無気力な護憲政治によれば、どれほどわが国が不当な攻撃を受けてもその国際機関、または国際条約から脱退できないのです。国際条約の類いが国内法規を上回ると規定した占領憲法が拡大解釈を含めてそうさせるのです。

 ところが、ついに、と申しますかいよいよIWCから脱退しようというのですから、占領憲法の効力に疑問を呈する一つの契機になるかもしれません。

 増えすぎた鯨の頭数管理すら決められないIWCなんぞ、アイスランドのように脱退し、復帰した時にはいわゆる「捕鯨モラトリアム」に反対とする条項をつけたぐらいの覚悟を決めることが必要です。

 わが国ほど太平洋の鯨数管理に調査捕鯨で寄与してきた国はありません。にもかかわらずいつまでも反捕鯨カルト(狂信的危険思想)に足を引っ張られてわが国につらく当たるような「決められない」「優柔不断な役立たず」の組織は、こちらから後ろ足で砂をかけて頭を冷やしてやればよいのです。

 政府はよく決めた!

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『決められないIWC脱退へ』に2件のコメント

  1. 心配性@我は蛮夷なり:

    今後は、捕鯨が盛んな各県の漁師さんたちが、欧米の「反捕鯨団体」によって、ますます「差別」や「虐待」を受けぬよう、政府が身体を張って守ってあげなければなりませんね。

    欧米の「反捕鯨活動家」らは、ヨーロッパの捕鯨国の人々には比較的紳士的に対応する一方、日本の太地町の漁師さんらには、「差別用語」を連発し、「白人至上主義」剝き出しという感じで襲い掛かっておりました。
    こんな「人種差別主義者」に高額の寄付をし続けた、欧米の「意識高い系」の人々には呆れます。

    話は変わりますが、外国政府や欧米マスコミの「日本は文明国ではない。ゴーン氏が可哀想!」といった「外圧」によって日本の司法が折れたのではないかと、巷の人々は心配しているようです。
    もしそうならば、籠池ご夫妻を擁護する気は一ミリもありませんが、長々と拘留されていた彼らが気の毒です。

    「裁判所は一体…」誤算の検察 捜査への影響必至
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181220-00000591-san-soci

  2. きよしこ:

    たとえば米国のマティス国防長官の辞任であったり韓国軍によるふざけたレーダー照射であったりと、何かとキナ臭さばかり漂うこの時機に、当然のこととはいえなぜ今脱退を決めたのか(あくまでも個人的にですが)疑問が残ります。ここから占領憲法の効力云々は希望的観測の域をなかなか脱せないでしょうが、まずは「国際ナントカ」と称する団体の胡散臭さに気が付き、勇気を持って国益のために脱退する前例を作ったという意味では評価されてよいでしょう。さんざん占領憲法の出鱈目と偽善に振り回され、盲目的に「国際団体には逆らうな」と信じ込んできたこと自体が異常だったのです。