創価学会の漫才師はアウト

皇紀2678年(平成30年)12月15日

 自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律の第二条の四違反(危険運転致死傷)の罪に問えるか否かが注目された判決について、横浜地方裁判所での裁判員裁判は、やはり停車していたことをいわゆる「実行行為」とは認めませんでした。

 しかし、高速道路上では概して、時速五十km以下の低速走行は最低速度違反に当たります。まして今回の判決対象となった事故では、追い越し車線上で時速ゼロkmだったわけですから、明らかに危険な速度に該当するはずです。

 第二条の四に記載されている「速度」を「動いている速さ」としか解釈しないのは、同条の二にある「高速度」とは違いますから、どう考えても思考の貧困であり、特にこの状況に於けるゼロkmが「速度」であることを司法権力として指摘しなかった落ち度は重大と申さざるをえません。

 被告代理人は、近年目立ち始めた裁判員裁判を無視して覆す裁判所の傾向に期待して控訴するでしょうが、高等裁判所に於ける控訴審判決は、むしろもっと厳しいものにしなければならないと私は考えます。

とろサーモン写真、県選管が差し替え…苦情続々

 宮崎県選挙管理委員会は、知事選(23日投開票)の選挙公報や新聞広告に掲載予定だった宮崎県出身のお笑いコンビ「とろサーモン」の写真を別の写真に差し替えた。メンバーの久保田かずのぶさん(39)が不適切な発言をする動画が、インターネット上で拡散し苦情が寄せられていた。

(YOMIURI ONLINE(読売新聞))

 さて、表題の件。創価学会の漫才師とは、とろサーモン(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)のことです。過去に週刊新潮(言論企業として既に死んだ新潮社)が取り上げたこともありますが、さすがの創価学会も、上沼恵美子さんの審査を不当に誹謗中傷した学会員なんぞ無理筋でも擁護しきれないでしょう。

 そもそも上沼さんを抜きにしても、審査という手段に対してグチグチと文句をたれる行為自体が莫迦・阿呆の所業としか申しようがありません。審査されることが気に入らないなら出場してはならないし、とろサーモンは昨年の優勝を返上すべきです。

 そこで今回の宮崎県選挙管理委員会の対応ですが、いや、それこそそもそも創価学会の芸能人を選挙公報などに採用してはいけないでしょうが!

 選挙公報が公明党に投票するよう印象操作で誘導した、と県民から(少しいい過ぎかもしれませんが)指弾されても仕方がありません。少なくともそのような危険因子は避けるものです。だからこそ選管が公職選挙法違反に問われるという前代未聞の不祥事に発展しかねない芸能人の起用は、今後一切やめていただかねばなりません。

 とろサーモンの二人は、関西創価学会(大阪市)の幹部らしいのですが、上沼さんに対して「忘恩の徒」であるスーパーマラドーナ(所属同じ)の武智正剛氏と共に、もう二度と舞台にもテレビにも顔を出さないでほしいくらいです。

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『創価学会の漫才師はアウト』に3件のコメント

  1. きよしこ:

    自分の思うようにいかなくて泥酔するまで飲酒するとか、誰かの悪口を言ったりそれを不特定多数の人に見られる環境に配信するといった行為は、それぞれ単独であれば私達も「若気の至り」でやってしまいがちだとは思いますが、今回の騒動はそれを全て同時にやってしまったわけで俗に言う「アクロバティック擁護」も不可能ですね。上沼恵美子さんのスゴさは世代的にも全て理解しているわけではありませんがM-1の審査員という立場がどれほど大変なのかは私でもわかります。芸能界にいれば、あるいはカルト宗教にどっぷり浸かったら40歳近くになってもまるで子供に毛の生えただけのような稚拙な人間でいられるのでしょうか?彼らの漫才そのものは嫌いではないだけにこの上なく不快な騒動です。

  2. 心配性@我は蛮夷なり:

    他人が口を挟む事ではないのかも知れませんが、(都知事以外の)都民の多くが、「場当たり的」な政府の政策に、唯々諾々として従うつもりらしく吃驚しますね。

    朝ご飯も満足に食べられない貧困家庭、膨大な数の介護を必要とするお年寄り、古色蒼然として耐震化の不十分な下町の街並み、高齢者だらけの郊外の住宅街や団地・・・五輪で金を使っている場合じゃないだろう、と思うぐらいですが、都民の方々は、我々よりもバカかも知れない。

    「地方分権は死んだ」 小池都知事、税制大綱に怒りあらわ
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181214-00010000-tokyomxv-pol

    公明党ですが、地元での人気に陰りが生じているようです。
    公明党(や自民党)が打ち出す個々の政策が、各市町村の実情を無視したものばかりだからです。

    過疎と財政難に苦しむ関東の我貧乏市に対してまで、「東北や九州に移住して『ムラ興し』に参加しましょう!」といったプロパガンダをまき散らす無神経ぶりも、嫌われる理由の一つです。

  3. やす:

    石橋被告への懲役18年は普通に考えたら軽すぎますよね
    やったことはどう見たって立派な殺人ですし、走行車線に停車させるなんて高速道路云々以前の問題で弁解の余地はなく、自分も含めた命の軽視をさせるほどの怒りがあったと見て、ほとんど殺意に似た感情の行動だと私は思いますので最低でも無期懲役が妥当ではないでしょうか
    パーキングエリアで注意されたことが動機らしいですが、余程癇に障る言い方をされたのか分かりませんが、今は俺様主義 個人主義 理性の肥大化によって他人を否定する 攻撃するといった殺伐とした感情で動く人間が増えていて、何かきつく言おうものならいつまでも根に持ち反省することをしないといった思考がこういう煽り殺人事件を起こしたと思ってますので、私は石橋被告が特別だと思わず、多くの国民が潜在的に秘めている残虐性があると思って戒める必要があると思います
    そのために教育が大事になってくるわけです
    不謹慎かもしれませんし石橋被告を擁護するわけではありませんが、注意した方にも原因があったのではないかも含めて考えなければいけない問題だと思いますし、西洋から持ち込まれた個人主義という毒が蔓延している世の中ですから、それで他人を注意すれば当然必要以上にきつくなるのは当然で、単なる言葉の暴力になりかねませんし、会社で言えばパワハラ モラハラに繋がるわけです
    つまり悪い価値観を取り除く教育からはじめないと、仮に石橋被告を死刑にした所でなんの解決にもならないと私は思います
    単なる石橋被告の暴挙で片づけるのではなく、私達の間違った価値観が犯罪の芽を育てていると考えていかないと第二第三の石橋被告を作るだけです