キレる差別主義者生む思想

皇紀2678年(平成30年)5月8日

「ナッツ姫&水かけ姫」姉妹の母親を立件 暴行容疑で韓国警察

韓国警察は6日、大韓航空を中核とする財閥韓進グループの趙亮鎬会長の妻、李明姫氏を暴行と業務妨害の疑いで立件したと明らかにした。聯合ニュースが伝えた。韓国メディア…

(産経ニュース)

GW恒例の悪行! バーベキューのゴミを住宅街にポイ捨て 注意すると逆ギレする若者たち

好天に恵まれたゴールデンウィーク、各地でバーベキューなどアウトドアを楽しむ人たちの姿が見られた。さて、ここで毎度問題になるのが一部の人のマナーの悪さだが、今年も例外ではなかった。

(J-CAST)

 神奈川県川崎市ねぇ……。テレビ朝日の程度では、起こったことを正しく捉えられません。むろん推測の域を出ない決めつけはいけませんが、特に「こんな底辺みたいな仕事、関係ない」と取材陣に悪態をついた異常な発言から、彼らに或る特性を見い出すことができます。

 私がもうそろそろ二十年近くになる「韓国ドラマウォッチャー」だということは以前にも申しましたが、三年前にSBS(旧ソウル放送)が放送したドラマ『帰ってきたファン・グムボク』は、韓国社会の問題を極めて象徴的に詰め込んだ興味深い作品でした。

 大抵の韓国ドラマは、財閥家の信じられない悪事に清貧な主人公が巻き込まれ、視聴者の共感を呼んでいく(「こいつは悪い奴だ」と画面を指差して興奮させる)わけですが、最終的にはさんざん富裕層に虐げられた主人公たちが富裕層を徹底的に虐げるという復讐を貫徹し、私の目にはもうどちらが極悪人か分からなくなって(貧しかったころの主人公が目つきまで変貌して)終わります。

 このような展開を見せないドラマは、韓国では視聴率を稼げません。つい最近も、違う展開を志した或るテレビドラマが結局打ち切られました。

 で、先述のドラマもこれをベースに、まず主人公グムボクの祖父と母親が清掃員というだけで徹底的に差別される様子が描かれています。ドラマとしての誇張はさておき、現実からあまりにかけ離れた演出はできません。その上で、やはり「両班思想」なるものが両班ではない者たちを含めて韓国社会を覆っていると分かります。

 この差別主義が韓国社会のつまづきを生んでおり、汗水を流して働くことを蔑む考えが韓国経済の頭打ちまでもを誘っているのです。わが国では、例えばパナソニックやトヨタの工場で働いていると聞いても「いいところに勤めているなぁ」としか思いませんが、韓国では三星電子や現代自動車の「オフィスに」勤めているのでなければ意味がないという扱いになってしまうといいます。清掃員だの工場勤務だのでは、もはや「白丁」扱いのようになってしまうのです。よって製造技術が韓国人に定着せず、他国から持ち込んだ(盗んだ?)技術を外国人に教えて働かせ、結局はそのまま持っていかれてしまいます。

 私たち日本人にも、汚い身なりや口のきき方しかできない人に対する差別感情はありますが、例えば士農工商が一種の階級制度のようなものでも何でもなかったことが近年の研究で判明したように、思想や制度としての差別主義などなく、村の因習などが生む過剰な自己防衛から差別が生じた、或いはそれがもとになった津山三十人殺しのような事件がたびたび起きたということはありました。

 さてそこで、この「底辺みたいな仕事」とは一体何でしょうか。報道記者のことを指して悔し紛れにいったのか、清掃してくれる人たちを指してののしったのか、もし後者であるならばとても日本人の発言とは思えません。

 私は以前にも、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)の適用が極めて不十分であり、実際には見逃され放題だと申しました。これはわが国の方針として、外国人観光客も例外なく不法投棄(ごみのポイ捨て)を厳罰化し、警察の人員と予算を拡充して犯行発見次第に即逮捕、漏れなく起訴すべきと改めて政策提言します。日本では、ゴミをポイ捨てしたらすぐに逮捕されて一千万円の罰金か、払えなければ懲役五年に処される、と。

 清掃員のすぐ隣でたばこの吸い殻を捨てている人を見かけたことが何度かありました。若者のみならず私よりも年上に見える方もいました。土地の神様を知らず、本当に情けないではありませんか。

 韓国財閥家の韓進グループだけではない止まぬ悪行は、ドラマの世界ではなく現実そのものであり、そこに「両班もどき」の差別主義があって、国民経済までもを蝕んでいきます。わが国に於いても水が低いほうへ流れ始めたとすれば、本当に「底辺」にいるのは、汗水流して働いている人ではなく祭祀を忘れて莫迦騒ぎしかしない連中なのです。「勝ち組」なんぞという言葉遊びに酔いしれるのもいい加減にしなければならない。

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『キレる差別主義者生む思想』に2件のコメント

  1. 心配性:

    日本の某女性国会議員による「ハゲー!」は、「優等生」街道を歩んで来た、高学歴で完璧主義の元エリート官僚が、ストレスまみれになり、陰で秘書を罵り倒していたというケースですが、韓国の場合は、優雅な暮らしを謳歌する大財閥の方々によるパワハラなので、少しタイプが違うのだろうと思います。

    ドラマと言えば、「チャングム」が流行った時に好きで観ていました。

    当時「朝鮮王朝ドラマ」が面白いと感じ、色々と観ましたが、しかし、どのドラマも、王宮周辺を舞台にしたドロドロした「陰謀」や、常軌を逸した「嫉妬」や「足の引っ張り合い」のシーンが非常に多く、最初は面白いのですが、段々と気が滅入り、最近では殆ど視聴していません。

    三国志のようなスケール感や、日本の戦国時代や幕末を舞台にした時代劇のような‶波乱万丈”や‶痛快さ”を求めて「韓国版大河ドラマ」を観ても、さっそく、日本や中国の研究者が全員怒ってしまうような「トンデモ史観」が散見され、居心地が悪く、落ち着いて観ることができませんでした。

  2. やす:

    おっしゃる通り士農工商は単なる職業分類であり、現在の教科書からは消えているようですね
    これも官軍教育の一環として江戸時代を否定するために意味を歪めて最近まで教科書で教えられてきたということです
    現在の物質価値観で階級分けするなら商工濃士になり、武士が一番貧乏だったようです
    これは今と違って、お金を稼ぐことは穢れに繋がるという考えがあって、道徳心や倫理観が重要視されたのが江戸時代で、それを否定して今も続く物質価値観的な西洋思想を蔓延させたのが安倍総理のご先祖様であり、この連中は尊王攘夷と真逆のことを言って討幕運動をやったふざけた連中です
    薩長が幕府や会津にやったことは戦中戦後、米国や支那にまんまやられたようなもので、まさに因果は巡るとしかいいようがありません
    この150年の間に回った毒は今の極左野党によ~く表れていて、テレビメディアも同様です
    まだ江戸時代まであった日本人本来の心がかろうじて残っているので、まだ立ち直るチャンスはあると思いますが、今のままでは南朝鮮のことを笑えない状況になりかねませんし、ご指摘にあるように勝ち組負け組なんていう莫迦げた価値観で差別する輩もいるわけです
    農耕民族として横の繋がりを重要視してきた日本人の心を失った日本人が増えているのは間違いないです
    最近は戦国時代当時の北条氏の国作りも注目されるようになってきましたし、日本の歴史から国作りを見直そうという動きが様々な歴史研究から活発になればいいなと個人的に考えています