怪しいのはJR西と特捜

皇紀2677年(平成29年)12月21日

 昨日記事で申した韓国の文在寅大統領(北朝鮮工作員)の初訪日について、康京和外交部長が二十日、東京都内のホテルで特派員たちに向かって「推進しないでいる」と述べたのは、まさに私が申したわが国側の対応を同じように耳にした結果の負け惜しみです。

 歓迎されないと知ったので「話を進めない」などと、あたかも自分たちが主導権を握っているように見せたのは、ただでさえ文大統領の訪中が韓国国内でも批判を浴びているからでしょう。彼の支持率は、七十%台と公表されていますが、これは意図的に操作された数字で、実際には二十%もないといわれています。

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(産経WEST)

 さて、もうあと一歩のところで、新幹線が初めて事故で人を殺すところでした。JR西日本の東京指令所が保守担当者の「次の駅で止めるべき」との進言を聞かずに営業を優先し、目下東京地方検察庁特別捜査部に狙われている葛西敬之会長率いるJR東海は、JR西の出鱈目な引き継ぎをもろともせず安全を優先して新幹線を止めたため、未曽有の事故を回避できたのです。

 誰もが福知山線脱線事故から何も学んでいないJR西の態度に、強い不信感を抱いたでしょう。ましてJR東海が世界に向けてシステムごと輸出してきた新幹線に対する唯一無二の国際的信用を、JR西が木端微塵にしようとしたことへの強い怒りを禁じえません。

 特捜部は、法務省の黒川弘務事務次官の人事が気に入らず、安倍政権への嫌がらせを徹底したいのかもしれませんが、いわゆる「スパコン詐欺事件」といい「リニア入札談合」といい、あまりにも政治案件すぎて、例の「二つの学園問題」で浮かび上がった財務省と文部科学省の不祥事に並び、国民的不信感を買いかねないでしょう。これに乗って安倍政権を叩けると思うのは、叩いた根拠がなかったとバレた今、とんだ勘違いです。

 JRの問題は、国鉄時代から極左暴力集団と関係がある北海道と東日本の組合にあり、西日本の経営体質にあります。突っ込んだことを申しますが、JR西日本ホテルズジェイアール西日本デイリーサービスネットの関係がおかしいのです。

 大阪や京都、和歌山などにあるホテルグランヴィアは西日本ホテルズですが、目下開業攻勢をかけるヴィアインはデイリーサービスネットの運営であり、後者のみJRホテルグループに属していません(例えばJR東日本のホテルメトロポリタンもホテルメッツもグループに属しています)。

 そもそも駅売店などの事業を目的に設けられたデイリーサービスネットに、ビジネスホテル事業をやらせた経緯が異様なのです。どなたかのわがままだけが通っています。そのような会社だからこそ、社内のコミュニケーションがうまくいかず、たくさんの人を殺し、またたくさんの人を殺しかけました。

 本当にメスを入れるべきところに入れず、政権への嫌がらせだけが通るのは、今から先に申しておきますがおかしなことです。皆さんも注視していてください。

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『怪しいのはJR西と特捜』に2件のコメント

  1. やす:

    文在寅大統領の初訪日を歓迎しない以前に話すことなんか何もないということですよね
    個人的に平昌五輪も日本は選手の安全のために棄権すべきだと考えていますが、その大会を目指して練習してきた選手側の気持ちを考えると難しいでしょうか
    私は五輪を無理にやる必要はないと思ってますし各競技ごとの世界大会で十分だと考えてます
    ハッキリ言って五輪はスポーツではなくて政治だと思います

    JR西日本に限らず昨今の多くの日本企業に共通するのは全部とは言いませんが、安全性よりコスト重視になっていることが根本にあり今回のような事故寸前まで行くような大問題を起こし、最悪福知山線脱線事故のような結果になるんですよ
    安全とはもちろん電車で言えば乗客もそうですが、そこで働く人にとっての安全も含まれ、コスト重視は人を道具にするだけで金>命という恐ろしい考えに行き着き、経営者は人間の心を失います
    経営体質のおかしさはいろいろ原因はあると思いますが、私は利益至上主義 コスト重視 金>命 といった恐ろしい価値観からきていると思います
    これってかつての欧米の植民地政策とまったく同じで、程度の差はありますが、日本企業がその道を進んでいるのは確かで実際末端の労働者はどんどん貧乏になり、仕事と対価のバランスが悪くなっていると思います
    そこにきて外国人を受け入れようという移民政策に手を染めている現実はまさに人間=道具という価値観が根本にあります
    全てにおいて根本は共通していると思いますから、前にも言いましたが経営者が人間の心を取り戻すことが急務だと思います

  2. きよしこ:

    記事を拝見してあまりに腹が立ったのでJR西日本のホームページを覗いてみたのですが、今回の案件に関してお詫びの一言もないではありませんか。それでいて「福知山線脱線事故を忘れません」などと書いていますが、どうせ口だけに違いありません。地方の零細企業であれば多少問題がある製品でも「まあいいや」と出荷したり、見て見ぬふりをしたりすることもやむを得ずあるでしょう。しかしJRは誰もが知る大企業であると同時に人の命を預かっているわけですから責任の重さが違います。にもかかわらず目先のカネを優先させ、多数の人命はおろか日本の新幹線に対する信頼さえも粉々にしようとしたわけですから、「まずはお前らが死ね」と言いたくもなります。ホテルズやらデイリーサービスネットやらは存じ上げませんが、社内のコミュニケーション不全が企業を根っこから腐敗させるのは古今東西どこでも一緒なのだなと、自分自身に重ね合わせて思った次第です。