最高裁国民審査はこうする

皇紀2677年(平成29年)10月20日

 かつて大映の傑作映画『大魔神』全三部作で大魔神を演じた元野球選手で俳優の橋本力さんが十一日、亡くなられていたことが分かりました。衷心よりお悔やみを申し上げます。

 本作は、撮影の森田富士郎監督(大阪芸術大学映像学科元教授)なくして作られることはありませんでした。その森田先生も三年前に亡くなられましたが、東宝とは別の特撮技術の開拓を成し遂げたのが森田先生であり、生身の人間の目力(「神様は瞬きしてはならぬ」といわれて芋粉舞うスタジオセットで充血しながら演じきった)をいかんなく発揮したのが橋本さんでした。あの迫力は、作り物の眼球だった東宝のゴジラにはなかったものです。

 橋本さんは、のちの伊丹十三監督と同期で「大映ニューフェース」入社を果たし、香港映画『ドラゴン怒りの鉄拳』では、ブルース・リーの敵役を演じています。久しぶりに観たくなりました。

国民審査を受ける最高裁裁判官7人のアンケート回答全文:朝日新聞デジタル

 22日投開票の衆院選と同時に実施される最高裁裁判官の国民審査に向け、朝日新聞社を含む報道各社は、審査対象の裁判官7人に共通アンケートを行いました。質問と回答の全文は次の通りです(文意を損なわない範囲…

(朝日新聞デジタル)

 さて、衆議院議員総選挙と同時に実施されるのが最高裁判所裁判官の国民審査ですが、どうすればよいか分からないという方も多く、大抵は白紙のまま信任してしまうものです。そう、何も書かないか「×」をつけるかしかない審査用紙を、何も書かずに入れてしまいますと信任したことになってしまいます。

 朝日新聞社のくだらない質問に回答した今回審査対象の裁判官の答えの中にもある通り、現行憲法(占領憲法を擁護する立場にいれば、当然対日ヘイトスピーチ(反日)をまき散らすような判断を下していても全く気づかない裁判官だらけになるのは自明の理です。

 彼らが個別の審理でどのような判決を下したかと申せば、ブログ「正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現」さんの指摘にもあるように日本放送協会(NHK)の偏向番組に於ける台湾先住民の差別的表現を「問題ない」としたり、そのくせ在日韓国人の通名(早い話が「偽名」)だけは守ろうとしたり、一方的に労働組合側に立つなどの政治的偏向を露呈させている人たちばかりです。

 そもそも占領憲法下の司法制度で裁判官をやり、このような国民審査で信任を得ようとする全員が「×」とされるべきであり、皆さんも参考になさってください。

■10.29東京「第五回 救国の提言」■
 日時 平成29年10月29日(日曜日)
    午後13時30分(13時開場)~16時30分
 場所 アカデミー湯島(湯島天神の近く 千代田線「湯島」駅徒歩7分、
     丸ノ内線・都営大江戸線「本郷三丁目」駅徒歩10分)文京区マップ
 なお、午後18時から日本の心を学ぶ会さんでも別のテーマで講演します。
 詳細は、今しばらくお待ちください。
 皆さんのご参集を心よりお待ち申し上げます。
 なお、大阪でも11月25日(土曜日)大阪駅前第2ビル5階で開催予定です。

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『最高裁国民審査はこうする』に5件のコメント

  1. 心配性:

    >現行憲法(占領憲法)

    早急な「改憲」が良いか悪いかは別として。

    最近放送された池上彰氏の番組で、珍しく、戦後GHQによって、皇室財産が没収された事や、大部分の皇族が皇室から追い出された事実などを紹介していました。

    [新]教えてもらう前と後【池上彰の日本のタブー皇室・北朝鮮・お金▼滝川クリステル】
    http://www.tbs.co.jp/tv/20171017_5DB4.html

    殆どの日本国民は知らないし興味も無いかも知れませんが、改めて、歴史の浅いアメリカという国が、日本に与えた影響は計り知れないものがりますね。

    日本国内に否定的な意見が多かった為にそうはなりませんでしたが、危うく「民主化の推進、識字率の向上」の美名の下に、漢字の廃止や日本語のローマ字化が進められてしまう可能性さえありました。

  2. きよしこ:

    期日前投票に行った際、比例区の投票を終え「さあ終わりだ」と思ったら国民審査の用紙を渡されたので「そう言えばあったな」とようやく思い出したほど私にとっては「存在感の薄い」審査でした。以前どこかで「小」と「大」で始まる裁判官に×をつけろとの情報を見かけたので、どうすべきか迷ったのですが知りもしない人間の罷免を求めるのもどうかと思い、白紙で投票しました。ツイッターなどでも、特定の候補者や政党への投票を促す書き込みはあっても、裁判官に関する情報に触れることは一切ありませんでした。過去に「失格」の烙印を押された裁判官がおtらず、ほぼ間違いなく罷免されないので発信しても無駄との諦めもあるのかもしれませんが、対日ヘイトの正体がインターネットを通じて徐々に国民の間に知れ渡ったのと同様、最高裁裁判官についても判例を周知するのに手間と時間を惜しむべきではないと感じました。欲を言えば、今日の記事をもう少し早く配信してくだされば、全員に×をつけていたのですが・・・。次回からは「遠藤健太郎先生がブログで全員に×をつけろと言っていたよ」と知り合いの有権者たちに話しておきます。御迷惑であれば、「某氏がブログで・・・」としますが、いかがいたしましょう?(笑)

  3. 遠藤 健太郎:

    皆さん、いつも貴重なご意見を賜り、ありがとうございます。

    きよしこ様
     火曜日に配信するつもりがズレにズレました。期日前投票に行かれる方のことも考えて早く配信すべきでした。申し訳ございません。
     占領憲法下の同制度に対する抗議行動として、どうぞ広めていただけるのでしたらお願いします。「裁判官個人に対する嫌がらせでも何でもなく、占領憲法の問題である」と。

  4. あき:

    最近の裁判判決で、全く納得出来ないものや、絶対におかしい!というのも結構あります。   今度は裁判官の信任に✖を、付けようと思ってます。
    それよりも、一度国民に訳の分からないうちに信任させてあとは何をやろうが、どういう判決出そうが、俺たちは絶対安泰なんだよ~というこの仕組み・見直すべきだと思う。 おかしいもの。

    外国人優遇、移民推進政策、支那韓野放し他もう~、今度の選挙で少しは改善して貰いたいけど、消費税引き上げの件でもまたくっだらない外国談話とか持ち出すし、ほんとうんざりだ。
    大魔神大好きでした。今でも見ますけど、亡くなられたんですね。こういう話題も少し触れてくれるのって嬉しいです。
    台風が来るみたいですが、投票には行ってほしいですね。

  5. きよしこ:

    丁寧な御返事に、謝罪を引き出すことが目的と化したクレーマーになってしまったようで恐縮してしまいます。幸いながら私の両親はきちんと投票に行く人達なのですが、息子同様に最高裁裁判官の国民審査への関心や知識は殆ど持ち合わせていません。そもそも政治的な話題を家族で話し合うこともしません。狭い地域に住んでいるので、個人のイデオロギーを明確にしてしまうと人付き合いなどで支障が出る虞があるからだと思います。このあたりも過疎地域で暮らしていくことの難しさなのかもしれません。

    知識を持たない人間が「占領憲法下の司法制度で裁判官をやっている連中に、抗議の意思を示そう!」と息巻いたところで何ら説得力を有さないと思いますが、先生の情熱に報いることができるよう、日々勉強を重ねながらツイッターなどでも司法制度や憲法問題、最高裁の判例に関して地道に発信ならびに提言していきたいと思います。