北がバカ工作員に出す宿題
「北朝鮮の政治人」を公言して韓国大統領の座をまんまと朴槿恵前大統領から強奪してみせた北朝鮮の文在寅工作員は、とにかく韓国大統領に必要な最低限の知識を持っていません。
つまり、韓国のことを知らないのです。むろん弁護士として国内にいて、弁護士時代からの盟友である盧武鉉元大統領の最側近としても働いていたのですが、有用な経済政策が思いつかないのみならず、エネルギー政策でも韓国国内から「酷い演説をした」と非難される程度の知識しか持ち合わせていないことがバレてしまいました。
また、文大統領は訪独中、記者からの「米韓関係の展望は」という質問に、なぜか中韓関係の説明で答えるという大失態を演じ、一部から「惚けているのか」「ひょっとして恐ろしいほどの阿呆なのか」という声も聞こえてきます。
しかしながら彼の重大な使命は、北朝鮮を喜ばせることであり、金大中元大統領の最側近だった朴智元前国民の党代表ら「ライバル工作員」がひしめく中、いかに自分が役に立つ工作員かを示せなければ、青瓦台で別の北朝鮮工作員に殺されてしまうのです。
ところが、現段階ではいわゆる「ダメ出し」が続いています。北朝鮮は、文大統領がまだ日米韓関係をうまく悪化させられていないことに不満なのでしょう。
そしてもう一つ、北朝鮮がこれほど文大統領の演説をののしっている理由は、朴前大統領の抹殺が達成されていないからです。彼女の有罪を確定させ、死ぬまで牢屋にぶち込んでおくよう北朝鮮が要求しています。
労働党の金正恩委員長を暗殺する計画を朴前大統領が企てたと主張する北朝鮮は、文大統領の権力をもって彼女を完全に陥れるよう期待しているのです。
そもそも崔順実被告の「権力乱用」に朴前大統領が関与した証拠など何一つありません。それをあるかのごとく扇動され、倒閣工作が効いた結果、朴政権が吹き飛ばされてしまいました。北朝鮮の工作は、既にここから始まっていたのです。
だから(たとえ安倍晋三首相のことが嫌いでも)ほぼ同じ構造の安倍倒閣工作には絶対に加担してはならないと警告してきたのです。