トランプ嫌い安倍歓迎の独
面白いことをおっしゃる大学教授がいるものです。米マイアミ大学のジューン・トーフル・ドレイヤー教授の「（日中関係は）中共側の主張に支配されている」「日本は『軍国主義を目指し、第二次世界大戦の反省がない』との偏った主張が蔓延している」とはその通りで、私たちの多くが「軍国主義」とは何のことかよく分かりませんし、そのよく分からないものを目指してもいません。
極めつけは、「朝日新聞も読んだが、たまに中共の新聞を読んでいる気分になった」という一言です。彼女が指摘する「平和」のためにも、日中対立を扇動する憎悪表現（ヘイトスピーチ）が一方的にこちらへ向かって吐かれている現状を、私たちがまずそうであると認識し、はねのけなくてはなりません。
ところで、主要二十か国・地域（Ｇ２０）首脳会議が開かれている独ハンブルク市ですが、フェアモントホテル・フィヤー・ヤーレスツァイテン（フォーシーズンズの名称由来となった最高級ホテル）での滞在を目指した米国のドナルド・トランプ大統領と随行スタッフは、まずそこに「満室です」と断られ、ほかの高級ホテルにもことごとく宿泊拒否されていたことが分かりました。
一時は、仕方なくベルリン市内のホテルを探すと見られていましたが結局、ハンブルク市が管理する独連邦参議院のゲストハウスに（スタッフは米総領事館に）滞在しているとのことです。ちなみに安倍晋三首相は、ラディソン・ブルー・ホテル・ハンブルクに宿泊しています。
この一件で思い起こすのは、本当に独国人というのは「オール・オア・ナッスィング」という極端な態度を取る人が多いということです。私も一度、これに困惑させられたことがあります。
トランプ大統領は、よほど独国人に嫌われており、あれほど「極右主義者」「歴史修正主義者」などと中傷された安倍首相は、今や「ゆるやかなリベラル派」としてなぜか好意をもって認知され、そのような海外紙記事も散見されるほどです。これこそが安倍首相の、長期政権を目指した（善し悪しはともかく）たゆまぬ努力の結果でしょう。
第三次内閣の改造について、続報を申しますと、今月末を目指しつつどうしても八月にずれ込みそうだとのことです。現段階では、八月の二日か三日に発表という情報が入っています。
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遠藤健太郎公式チャンネル
皇紀2677年（平成29年）7月8日 11:05 AM
中国もさることがながら、韓国の「反日暴走」も安全保障上の不安定要素です。
首脳会談で、文在寅大統領が「日本と韓国の関係は、兄弟の様であるべきだ」と仰ったそうですが、むしろ不安を覚えます。
韓国 『慰安婦の大半が和解金を受け取ったが、国民が認めていないので引き続き日本に賠償を求める権利がある』
http://blog.livedoor.jp/japan_and_korea/archives/71336036.html
『父の謝罪碑を撤去します 慰安婦問題の原点「吉田清治」長男の独白』を、韓国語に翻訳して、韓国で流行らせたいものです。
＞今や「ゆるやかなリベラル派」としてなぜか好意をもって認知され、そのような海外紙記事も散見されるほどです。
総理が「軍国主義者」のレッテルを貼られた理由は様々あるでしょうが、欧米人記者たちによって、日本会議が‶ＩＳ並み”に悪魔化されて世界に報道された事や、籠池氏の様な‶ズレた自称愛国者”との接点が問題視されたというのもあるでしょう。
「日王は韓国起源」と主張する韓国の方にも、また、保守タカ派の方にも、ぜひ、日本史学者で鹿児島の歴史に詳しい中村明蔵氏の『隼人の実像』と『神になった隼人』という本を読んでいただきたいです。
神話は、制作された時代背景を映し出す鏡のようなものです。
かつて薩摩・大隅地域は、土着豪族が大きな力を持ち、大和王権に対する一大「抵抗勢力」の地となっていました。
地方の実情を無視し、「中央の論理」によって、シラスに覆われ、火山灰が降り注ぎ、台風に襲われる地域で「水田稲作」を推し進める事は、古代においては無謀にも思えますが、律令国家が、公地制の推進や、税収の安定的確保を目指してこの地に「中央式農業」をごり押しするようになると、住民の間で不満が高まった事でしょう。
様々な理由によって中央政府に敵対し続ける人々に対し、硬軟織り交ぜた「懐柔策」が必要となり、九州南部を舞台とする「日向神話」が皇室の神話に取り込まれ、現在の鹿児島（あるいは宮崎）に天孫を降臨させ、海幸彦（隼人の先祖）と山幸彦（皇室の先祖）は兄弟だという、新たな「歴史」が作られたのだという説には説得力があります。
時代が下り、江戸時代に国学の隆盛もあり、薩摩藩では、他の地域の人々がドン引きする程激しい「廃仏毀釈」が行われ、その勢いのまま明治時代に至り、天皇の「神格化」や「政治利用」が、果てしなく進んだと思います。
帝国憲法に「天皇は君臨すれども統治せず」としっかり明記した上で、政府が、天皇陛下と政治を切り離す努力（皇室に火の粉が降りかからない様な努力）をしていれば、某国や某国の人々から、今になって「天皇の戦争責任」だの、「日王」だの、「天皇制反対」だのと言われなくても済んだ事は確かです。
ですから、大阪の「某氏」の様な、暴走する自称愛国者は良くないと思うのです。