仏ルペン候補に何が起きた

皇紀2677年(平成29年)5月4日

第4回 救国の提言講演会・東京「どうなる日本、どうする日本」
 日 時 5月13日(土曜日)午後18時より(開場10分前)
 場 所 文京シビックセンター5階会議室A(地図は施設提供の案内図を参照)
 講 演 「憲法」と「小池ファースト都議選問題」「朝鮮半島問題」「デフレ問題」
     そして「皇室典範問題」
     遠藤健太郎 一般社団法人日本政策協会理事長
     西村眞悟前衆議院議員、故・三宅博前衆議院議員からのメッセージもご紹介
     未公開情報、平成二十六年の未配信記事も特別配布
 参加費 1,000円(資料代・お茶代込み)
 申込み 参加お申し込みページより
     ご氏名、参加人数をお知らせください。(送信は一回)
 万障お繰り合わせの上、ご参加ください。

 さて、米ハワイ州のホノルル国際空港が四月二十七日付でダニエル・K・イノウエ国際空港に改名されたというのは、米連邦議会のイノウエ前上院議員(同州選出、上院仮議長)が亡くなられた際にも申した日米の過去(米国が日系人を収容所送りにし、徴兵してわざと激戦地送りにもしたなど)を深く刻むことを意味します。

 州議会の決議に敬意を表するとともに、私たちが「これからは羽田発・井上行」なんぞと笑っている場合ではないことを、わが国をめぐる戦争の惨禍にばかり目をやり、やってもいないことをやったと大げさに騒ぐような珍妙極まりない「似非平和主義」ではなく、戦争それ自体が人間をどう駆り立ててしまうかに目を向けた真の平和主義(大和心)を身につける機会としたいものです。

 余談ですが、既にテッド・スティーヴンス前上院議員の名を冠したアラスカ州最大のアンカレッジ国際空港も、本当はフランク安田(安田恭輔)氏の名を冠してもよかったのではないかと思います。州都ジュノーやフェアバンクスの国際空港でもよいのですが、安田氏のようなアラスカを、イヌイットの人びとを救った日本人がいたことを、私たちはもう少し知るべきです。

 http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis……
 ▲BBC(英国):フランスのゲイはなぜ極右政党に投票するのか

 ここで表題の件。仏国次期大統領選挙をめぐる報道は、演説盗用疑惑はともかく相変わらずひどい偏りを見せています。どうしても「極右は危険」と喧伝し、本当はこちらのほうがはるかに怖い「極左」の危険性から人びとの目をそらせようという魂胆が明け透けです。

 ところが、先月二十五日記事でも触れたように国民戦線のマリーヌ・ルペン候補が決選投票に残り、むしろ支持率を上げ始めたのは、伝統国家としての本能が叫びを上げ、深刻な経済問題への対処を切望する人が多いことを意味していました。

 私の知る限り仏国人の多くは、自由を守るためなら何でもします。あの醜悪を極めた「私はシャルリ」運動も(私はこの時に某仏国人と言い争いになりましたが)イスラム教徒を侮辱したことすら「自由」だといい放ち、その「かつて血で勝ち取った自由」を守るために恐るべき彼らの理性をさらした事件です。出鱈目だった仏革命の顛末そのものでした。

 しかし、彼らは「仏国」が消えかけている(国柄が失われつつある)ような、そういう感覚を持ち始め、貧困と失業への不満がそれをさらに加速させている実情を知れば、ルペン候補の躍進が決して「欧州の右傾化」などという陳腐な解説に当てはまらないことを理解するでしょう。

 英BBCは、仏国の同性愛者たちがルペン候補を支持するなんて莫迦げているという思いから取材し、上記配信記事をまとめたのかもしれませんが、LGBTの皆さんには、国家のために優先されることと自らの身の不安からくる期待すべき政策との整合性を保つ確かな支持理由があり、わが国の自称・人権団体などが発するただ身勝手な態度と一線を画したいわば「大人の姿勢」を垣間見ます。

 ここが自立した欧州人と、現行憲法(占領憲法)下で未だに保護者(米軍)の庇護を受ける子供じみた日本人との差です。何が「憲法を護れ」だ。

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『仏ルペン候補に何が起きた』に4件のコメント

  1. アンチレッド:

    遠藤健太郎殿

    昨日のコメントの補足説明です。

    ニュースなどで、

    政府が国債を発行して日銀が買い取る。

    という表現を聞いたことがあるかと思います。
    これは何か経済学的に高度なことを行っているような印象を与えていると思いますが、分かり易く言い換えると、

    政府が日銀から借金して借用書を発行する。

    となります。
    つまり政府は日銀から借金しています。

    だから、国債を介さず日銀から政府へ現金(紙幣または電子データ)を渡せばこれは借金にならず、財政が改善します。

  2. dandy:

    ttps://www.youtube.com/watch?v=AGha0Hok5SA
    安倍自民党総裁が、憲法改正し2020年施行を目指す意向を示しました。

    皆様すでにご指摘の通り、創価学会公明党、日本維新の会などに配慮した内容に言及しています。

    まず基本的な認識ですが、現行の「憲法」と呼ばれているモノは安倍氏も認識している通り、本来その制定過程からみて「違法」であり「無効」なものであり、サンフランシスコ講和條約施行時に無効宣言するべきものを、米國の庇護を受け戦後の復興発展を優先するがために先送りにしてきたわけです。安倍氏も本来無効な占領憲法ではあるが、現下の政治やマスコミ状況を鑑みてまずは改憲を、ということでしょう。

    しかしながら、無效な憲法を何度改憲したところで、無效な憲法であることに何ら変わりはありません。

    安倍氏は、占領憲法第九條に第三項を加憲(←これが公明党の要請)して自衛隊の存在を明文化することで自衛隊が違憲かそうでないかの論争に終止符を打とうという事でしょうが、そもそも文理解釈からして第一項二項との整合性は取れず、いずれにしても自衛隊の一挙手一投足が憲法違反なのかどうかの論争は改憲出来たとしても永遠に続きます。その憲法の立憲主義に基いて改憲する場合は、その基本原則から逃れることが出来ないからです。

    それは結局改憲後の憲法が現在の解釈改憲條項の焼直しにしか過ぎないからでもあります。平易に言うと、現状と何ら変わりがないが、なんだかスッキリしないので明文化しておこう、ということであります。

    他方からお叱りを受けそうですが、現行占領憲法を改憲することに対しては特に反対ではありません。上記の通り、無效な憲法を改憲した所でずっと無效で有ることに変わりはないからです。
    現行占領憲法の改正に関しては「漸進主義」や「匍匐前進」が良いとよく耳にします。それはそれで手法としては悪くはないですが、憲法と認識する限りその憲法の立憲主義からは未来永劫逃れることは出来ません。これはゆっくりやろうが早くやろうが変わりません。

    私は同じ漸進主義を取るにしても、無效な憲法は捨てて、本来の自主憲法である帝國憲法へ復元し、それからちゃんと改正するという、我が國を危機に晒す「基本原則」から解き放つ方向へ進めたいと思います。

    それまでは適当に解釈改憲や出来るものなら改憲でも何でもしておけば良いでしょう。(ただ、明らかに現状よりも悪い改憲には賛成出来ませんが。)

    そもそも「日本を弱体化させるために制定された憲法」などをゴリ推して存続させてゆくのが無理難題問と言うものです。我が國に合わないから、無理矢理解釈改憲で逃れてきたのですから。

  3. ノッポ:

    少し前、TBS-TVがルペンに取材を申し込んだ。「日本人は好きだが、メディはキライ」とか言って断ったらしい。日本のメディアのこと解っているんですね。
    メディアは必ず「極右」と枕ことばをつけます。「極左」は言いません。

    自民党の佐藤正久議員が怒り。自由党の森ゆうこ議員が「安倍首相が憲法違反」「どんな憲法改正にも反対する」日本人でありながら、日本が大キライで日本が良い国になることに反対する人達が多すぎる。

  4. 名無しの保守:

    第二のフランス革命が必要で、多くのクソ移民とマキロンのために、新品の「ギロチン」
    がたくさん必要だという事。フランス国家とその本邦フランス国民はヨーロッパ連合が間違いだ
    という事を歴史的に作り上げる必要がある。ただし、マキロンに勝ってからだ。