「米軍は…」言ってない!

皇紀2676年(平成28年)12月16日

 露国のウラジーミル・プーチン大統領が初来日に約二時間遅刻した件。騒ぎすぎです。

 理由は簡単でして、シリア情勢をめぐりトルコ(土国)のレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と長電話していたからとか、日露首脳会談に意気込む安倍晋三首相への牽制だとか、今回の場合は全て違います。

 山口宇部空港や山口宇部道路で襲撃されるかもしれなかったからです。到着時刻をずらすことで破壊活動家(人殺し)の予定を狂わせる常套手段でした。いえ、このぐらいに思っておいてよいでしょう。大した理由はありません。

 つまり、プーチン大統領にとって今回の首脳会談が特別なものではないことを意味しているだけなのです。いつも通り遅刻した、と。

 それよりも安倍首相の体調がすぐれなかったようです。政党支持率が一桁しかない民進党らが「出すだけ税金の無駄遣い」である内閣不信任案を相次いで提出し、首脳会談が控えていると誰もが知っている安倍首相を深夜に至るまで国会に拘束したためでしょう。

 否決されるような不信任案を提出した政党には、即時解散命令を出せるよう法を改正すればよいのです。不信任案が通れば首相は、内閣総辞職か衆議院を解散するのですから。

 http://www.asahi.com/articles/ASJDG547DJDGTPOB008……
 ▲朝日新聞:米軍高官「被害与えず、感謝されるべき」 沖縄副知事に

 さて、昨日記事の二項目で申した重要案件について、重ねて申します。沖縄県の安慶田光男副知事が在日米軍海兵隊のローレンス・ニコルソン沖縄地域調整官にふてぶてしい態度で文句を言いに行き、わざとおかしな話にしてしまっただけなのです。

 朝日新聞社らは、ニコルソン中将が「米軍に感謝すべきだ」と言ったように報じていますが、全くの出鱈目です。その発信元は、安慶田副知事ただ一人であり、その後「Should be thankful that there was no damage」という英文が独り歩きを始めました。

 しかし、何度でも申しますがこれは、安慶田副知事が一人で騒いで出てきた英文であり、ニコルソン中将は、記者会見でもそのようなことは言っていません。まして軍や海兵隊の指揮系統などについてまるで分からない県民に対し、この不明な英文をもとに「どう思いますか」と尋ねれば、確かに「事故を起こしておいて感謝されるべきとは何ごとか」となるでしょう。

 ところがこの英文にも、一言とて「米軍」という単語はありません。つまり、この場合は「神に感謝すべき」ぐらいに訳すのが適当で、それが最も(いるとすれば)発言者の意図に近いでしょう。

 日米地位協定の不平等を改定するよう求めることと今回の事故は、あまり繋がりません。それでも無理矢理に繋げようとし、中共福建省福州市名誉市民の翁長雄志沖縄県知事が稲田朋美防衛相を訪ねて文句を言うという悪質なパフォーマンスに仕立て上げた最低最悪の「自作自演」です。

 民進党だの翁長県政だの、このような無駄な政治は、わが国に一つも要りません。実りのない日露首脳会談に気をとられないで、しっかりこの問題に注視して指弾すべきを指弾しましょう。

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『「米軍は…」言ってない!』に1件のコメント

  1. 心配性:

    >ところがこの英文にも、一言とて「米軍」という単語はありません。つまり、この場合は「神に感謝すべき」ぐらいに訳すのが適当で、それが最も(いるとすれば)発言者の意図に近いでしょう。

    報道は「プロパガンダ」ではなく、できるだけ正確に、客観的に伝える努力をした方がいいですね。
    情報の受け手は困ります。

    誰も「慰安婦」の存在を否定していないし、「隠蔽」もしていないのに、海外メディアが「慰安婦の存在を否定し、隠蔽する歴史修正主義者の右翼や政治家たち」と、レッテルを貼った事を思い出させます。
    慰安婦で最も多かったのは日本人であり、多くの場合当然「軍による強制連行」ではなく、韓国などの元慰安婦に対しては、「女性基金」その他で補償や支援を行ってきたのですが、欧米メディアや国連がそれらを無視して闇雲な対日批判に明け暮れたおかげで、アメリカの教育現場では、子どもたちの間に偏見が蔓延し、日本人や日系人の子供たちに対する残酷な虐めも起っていると聞きます。

    天皇陛下が以前「桓武天皇の生母は百済の武寧王の末裔(だと『続日本紀』には書かれている)」と発言された後、英国の保守系・リベラル系の大手メディアや、アルジャジーラを含む海外メディアが「天皇は韓国の血統」「ルーツが韓国にある事を告白した天皇」と、今に至るまで報道し続けている為に、「皇室は韓国出身で、天皇も韓国系」という歪曲された情報が定着してしまった感があります。
    海外メディアによる、悪意的曲解にもほどがある「プロパガンダ」というか、目的不明な「デマ」です。

    なお、この事に関連して「奈良時代や平安時代の日本語は韓国語に近かった」と力説する韓国の方がいらっしゃったので、学生時代の教科書を引っ張り出して来て、『源氏物語』や『枕草子』など平安時代の文学を読み返してみましたが、「ああ、どう見てもコテコテの日本語だねぇ。」としか思いませんでした。