また官邸に捨てられる府連

皇紀2676年(平成28年)6月15日

 中共と東南亜諸国連合(ASEAN)の外相特別会合が十四日、雲南省玉渓で開かれましたが、ここでも中共共産党人民解放軍による南支那海侵略問題でもめ倒し、閉会後に予定されていた共同会見がキャンセルされました。

 中共の王毅外交部長に調整手腕などありません。カンボジアやラオスを味方に取り込もうとしたことがかえってヴェト・ナムやフィリピンとの対立を先鋭化させ、相互不干渉が基本方針のASEANを分裂させて終わったのです。

 http://www.sankei.com/premium/news/160615/prm160615……
 ▲産經新聞:民進党はやはり旧民主&旧維新の仮面夫婦だった! 東京、神奈川では早くも亀裂…参院選後はまたも分裂か?
 http://www.sankei.com/west/news/160614/wst160614……
 ▲産經新聞:橋下氏激怒!中山元外務副大臣を提訴へ 「完全な名誉毀損」ツイッターで激烈批判

 さて、十三日記事で申した「民共統一」が招いた深刻な労働現場の分裂とは別に、その中で「安易な迎合で党を形成してきた旧民主党の連中」と指摘した民進党自身の分裂も目の前に迫っているようです。

 一方、中央に見捨てられてきたという印象のある自民党大阪府支部連合会は、会長を「口のきき方を知らない偉そうなだけの(本当に感じ悪い)」竹本直一衆議院議員から安倍内閣で副外相を歴任した中山泰秀衆議院議員に交代させ、前述の印象を払拭できるか期待されていましたが、その中山会長が橋下徹前大阪市長を侮辱するようなことを吐き捨て、台無しにしてしまいました。

 はっきり申し上げて中山会長に対する評価は、私も橋下前市長がかつて「日本一論理力のない政治家」と言っていた通りに思います。その結果、安倍晋三首相・菅義偉官房長官とおおさか維新の会との蜜月にうまく入り込んでなじませる程度の役割もできない政治家でした。

 そもそも橋下前市長の秘書が覚醒剤関係で逮捕されたなどという話は、聞いたことがありません。中山会長は、インターネット上の情報を自らで事実かどうか確認もせずに発言したようで、訪朝して帰国した途端に自らの政治信条すらドブに捨てたお父上同様、本当に軽率な人です。これでまた中央から見放されるでしょう。

 ちなみに、昨日記事で申した東京都の舛添要一知事に関する政治資金規正法違反またはあっせん利得罪の疑いについては、しかるべき捜査機関に確認すれば事実かどうか分かります。政治家ならば自分で調べてください。

 違法行為はないから辞めなくてよいなんてとんでもないのです。

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『また官邸に捨てられる府連』に1件のコメント

  1. 心配性:

    最近海外の報道を注視しています。

    先日来日されたG7各国首脳たちは、伊勢神宮参拝に際し「よくわかっている」対応をされていましたが、来日以前からヨーロッパメディアなどが伊勢を「危険視」して大変でしたね。
    AFPなども「安倍総理は神道の熱心な信者である」と強調し、英国メディアなどもとにかく「ナショナリズム」を刺激する様な宗教施設に欧米の首脳を招くのは「相応しくない」と怒っていました。

    いつからこうなったのかは知りませんが、まるで神道はイスラム過激派の様な扱いですね(溜息)

    少し前まで欧米人は「日本に宗教は無い」「神道は宗教とは言えない」「神道は原始的な自然崇拝、アニミズムが洗練されたもの」と言っていたと思うのですが、いつから伊勢神宮は「国家主義」や「軍国主義」等のおどろおどろしいレッテルを貼られるようになったのか・・・
    日本を「悪魔化」したい人々がいるのでしょう。

    その昔、広重の浮世絵に描かれた日本の人々は、伊勢神宮を「国家主義」だの「軍国主義」だの「国家神道」だのと考えていたのでしょうかね?
    江戸の人々は欧米人が危険視する様な‶過激”で‶国粋的”な人々だったのでしょうか?
    もう「私たちを放って置いて