欧州経済はボロボロ…

皇紀2676年(平成28年)4月10日

 http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/04/post-4820……
 ▲ニューズウィーク:IMFが「支援撤退」の内部文書流出、ギリシャが説明要求

 情報漏洩サイト「ウィキリークス」が国際通貨基金(IMF)幹部の会議内容を文書でばらまいてしまいました。そこには、欧州各国の特に独国にギリシャ(希国)債務軽減を受け入れさせるためIMFが支援撤退する可能性を検討したことが書かれています。

 IMFは目下火消しに回っていますが、この背景には、欧州連合(EU)加盟国が債務過剰に陥っており、IMFに引き続き金融支援をしてもらわなければもたないという事情があるのです。希国支援にIMFが加わらなければ、それに端を発してEUが崩壊しかねないような規模の話と申してよいでしょう。

 先日来いわゆる「パナマ文書」問題が勃発しましたが、この情報漏洩も極めて深刻であり、いずれもわが国では報道各社がピンときていないのか全く他人事になっています。

 しかし、七日のニュー・ヨーク外国為替市場で円相場が一時1ドル=107円60銭台をつけてしまったように、給与・物価下落(デフレーション)からの脱却を目指してきた私たちの経済にも非常に悪い影響を与える話です。

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