中共・王毅外相の評判

皇紀2676年(平成28年)2月23日

 二月二十三日は、皇太子徳仁親王殿下御生誕の日です。御慶び申し上げます。

 ところで、本年に入って一月に北京で、二月に独ミュンヘンで会談を重ねてきた米国のジョン・ケリー国務長官と中共の王毅外交部長ですが、今度は王外交部長が本日から三日間、訪米します。

 王部長といえば、駐日大使のころから「強面」「手強い」の評判でしたが、党内序列の低さは言うに及ばず、共産党人民解放軍の彼に対する評価は最低のようです。ほとんど重要情報から遠ざけられています。

 もともと外交部自体が全く駄目なのですが、ことのほか「頭がよいだけの」王部長の評判がよろしくありません。ということは、王部長と会談しても意味がないということです。

 恐らく米政府も分かっているでしょうから、またも大した話し合いにはなりません。

 http://www.sankei.com/world/news/160220/wor160220……
 ▲産經新聞:【シリア情勢】「ロシアとトルコが戦争になる恐れ」と仏大統領 「米に積極関与を」と異例の要請

 もう一つ小耳にはさんだのは、一月五日記事でも言及したサウジアラビアの異常ですが、本当にアブドゥラ・ビン・アブドゥルアズィーズ前国王陛下が亡くなって以来、王室内が前国王派(親米派)と現国王派(反米派)に分離対立して大変なことになっているようです。

 米政府の情報工作が現状どうなっているかまでは分かりませんが、場合によっては中東大戦争へと発展しかねません。米露がここへきていわゆる「シリア合意」に至ったのも、サウジ情勢が絡んでいると私は見ています。

スポンサードリンク

『中共・王毅外相の評判』に2件のコメント

  1. 心配性:

    フランスのメディア関係者が「日本と中国はいつ戦争するのですか?」と興味津々で聞いてきた事があったそうですが、民主党野田政権による尖閣諸島購入から今日まで、無責任に「日中戦争」を予想したり期待したりする論調が少なからず見られますね。
    特に海外において。
    「東アジアはキナ臭いので武器がよく売れている」とかそういう呑気な報道もありますが、やめて欲しいものです。

    日中は、白村江、元寇、文禄慶長の役、日清戦争、日中戦争ぐらいしかまともに戦った事が無いというのに、21世紀になってこんなにも「戦争」という言葉を聞かされるとは思いませんでしたし、安倍総理も思っていなかったでしょう。

    「共倒れ」の呪文が世界に響くがうさんくさい中国経済脅威論http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160222-00165038-newsweek-int

    >たとえ尖閣諸島で日中が戦っても、中国は輸入をやめない。日本からの部品や機械は、中国国内で組み立てている自動車や電気製品の生産に不可欠だからだ。

  2. AD:

    まあ中国人などみんなしたたかな悪党ばかりで、
    毛沢東などさんざん日本を利用して結果中国を赤化させることに成功。
    周恩来もいいおじさん風で日本に接して来ても反日活動はぬかりなし。
    鄧小平もやったことは西側を騙して中国を世界の工場にして金を稼いだこと。

    日本語の話せる中国政府高官などちょっと油断したら、ごそっと握られるというように中国人は信用してはいけない。

    このちょっと紳士っぽそうな王毅、中身は以前からの中国人と同じ。

    日本人も中国人に騙されるが、米国人も騙されるんでしょう。