共産野党連合?のこの始末
http://www.sankei.com/politics/news/151107/plt151107……
▲産經新聞:共産・志位委員長「中国、北朝鮮にリアルな危険ない」
旧年十二月二十八日の日韓外相会談以来、極左と称されるただの「反日」派のみならず保守派からまでも非難を浴び始めた安倍晋三首相率いる自民党ではありますが、決して私は、同日配信動画や翌日配信記事で首相官邸の策略を「讃えて擁護」したわけではなく、単に情報として官邸の目論見を「会談以降の行方」としてお伝えしただけなのですが、果たして自民は今夏の選挙に耐えられないほど支持を失うでしょうか。
私は、そのようなことはないと見ています。とはいえ、安倍政権の行動または私の発言に対して怒りや呆れを表明した皆さんの心情は、むろん軽んじられるものではありません。
しかし、一方で皆さんもお気づきの通り、もはや民主党や日本共産党といった野党に政権を任せられないのです。何度でも繰り返しますが、私個人はともかく私たち国民が選択した民主党政権の約三年間、わが国は全く時間を無駄に過ごしました。外交的にも日本が被った損失は、あまりに大きいのです。
大阪市の橋下徹前市長らから三下り半を突きつけられた維新の党が民主党にすり寄り、民主党の中には、共産党と野党連合を結成しようという信じられない動きがあるように報じられました。ただし、民主党内がバラバラなのは事実であり、未だにこの意見が生きているのかどうか判然としません。
上記産經新聞社配信記事は、旧年十一月七日のものですが、共産党の志位和夫委員長がいかに本年最大のリスクである北朝鮮と中共の現状を正しく認識していないか分かります。
彼ら野党が共闘して「戦争法案」と呼称したいわゆる「安全保障関連諸法案」に対峙するという狭小な視点しか持ち合わせないまま、実は国際的な安全保障問題を語ろうとしており、親中・親北という低次元をさらに下回る政治家としての資質の問題です。
米政府も中東に気を取られているせいか、会見で報道官が北朝鮮を正しく発音できない始末ですが、それで最もがっかりしたのは北朝鮮だったでしょう。今回の北朝鮮の核実験を予測していたのは、恐らく例の楽団事件を北京で起こされた中共だけだったと思います。
その意味でも日米は、まだなお危機対応が不十分だということです。北朝鮮と中共の危険をまるで感じていない政治家や、やたら対立を扇動するような輩に政治など任せられないのです。