習近平の「因果応報」

皇紀2675年(平成27年)9月12日

 警視庁が鈴木貴子衆議院議員の赤松真次秘書を傷害容疑で逮捕したというのですが、何かひどい因縁をつけられたからではないでしょうか。酔って暴力を振るうような人ではないと思いますが……。

 http://www.sankei.com/world/news/150911/wor150911……
 ▲産經新聞:中国政府系巨大企業トップの党籍剥奪、汚職容疑 企業買収不正を「微博」で暴露

 この産經新聞社記事は共同通信社の配信だと記されていますが、正確を欠いています。中共共産党国営の巨大複合企業「華潤集団」の宋林氏は「会長」ではなく「元会長(元董事長)」です。いつのニュースかと目を疑うような紛らわしい間違いです。

 宋氏は昨年四月、既に共産党中央規律検査委員会から重大な党紀違反を指摘され、会長を解任されています。いわば党籍剥奪に一年以上もかかったということですが、習近平国家主席の宋氏を追い詰めた当時の狙いは曽慶紅元国家副主席を失脚させることでした。

 因みに宋氏の後任には泣く子も黙る超巨大複合企業「招商局集団(チャイナ・マーチャンツ・グループ)」の傅育寧元会長が就くという分かりやすさが、まさに習主席の弱点になり始めています。

 先月初めには人民日報出身で「中国報業協会」の羅会文元秘書長の党籍が剥奪、立件され、先月末には人民日報傘下のニュースサイト「人民網」の廖玒(りょうこう)総裁と陳智霞副総裁が汚職の疑いで身柄を拘束されました。

 この他にも中共オリンピック委員会の副主席だった国家体育総局の肖天副局長もやられ、李鵬元首相の長女で「中国電力投資集団」の李小琳副総経理までもが北京から一歩も出られない措置を講じられています。もう枚挙に暇がありません。

 はっきり申し上げて、これらは全て中共の病み切った現状そのものであり、彼らが排除されても後に残るのは「焼け野原」のみです。

 そして、習主席の行いは必ず自らに返ってきます。中共が今より良くなることはありません。北京政府にまだ強引な力があれば持ち直すかもしれないと警戒しましたが、中共経済はいよいよ致命的に失速するでしょう。

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『習近平の「因果応報」』に3件のコメント

  1. 心配性:

    安倍総理は以前、総理就任後最初に中国を訪問し、小泉時代に凍てついた日中関係の改善を実現しました。
    そして「戦略的互恵関係」などを謳い上げました。
    当時、駐日大使をしていた王毅氏などともゴルフを楽しんでいたようで、笑顔のツーショット写真を見た記憶があります。

    以上は胡錦濤時代の話ですが、まさに隔世の感がありますね。
    習近平政権になってから、日中関係も「軍事衝突」が懸念されるほど殺伐としたものになりましたし、「抗日行事」も有り得ない程盛大に祝うようになり、抗日記念館も私が訪れたころよりもはるかに血生臭いものにグレードアップしたようです。
    (安保法案の成立が16日だとか18日だとか言われていますが、抗日で盛り上がっている真っ最に敢えて法案を通すとは勇敢です・・・。)

    胡錦濤氏はパーキンソン病に苦しんでおられるのか、閲兵式の間中手が小刻みに震えていたようです。
    お大事に。

    福島香織 ‏@kaori0516kaori · 10 時間10 時間前

    習近平にとっては、江沢民より胡錦濤団派の方が権力闘争相手として手強いはずなので、胡錦濤不健康説は朗報だということになるが、巷で言われてている長期政権説は、胡春華タンを来年中に潰すことと、経済立て直しの目処を立てることの二つの条件をクリアしないと無理ではないかと。

  2. midaway:

    巨大な組織を動かすには、大変な経営能力を必要とします。
    汚職幹部であったとしても、これまで組織を運営してきたのですからそれなりの経営能力があったのです。そのような人たちを首にすれば、組織の運営はかなりの期間停滞します。
    それに後釜の経営者も保身のために積極的な経営に踏み出せないでしょう。結局、組織の能力は低下し死を迎えます。
    特に専門家集団が追放されれば、その組織は急速に死を迎えるでしょう。

  3. ゆき:

    昨年にウイグル協会の会長イリハム氏の講演を聞きに行った時、右翼の主催であった。彼は今世界ウイグル協会ともめ事の中にあると言う。先日のバンコクのテロはやはりウィグルであった。祖国では女性にベールをさせない、男性の髭を剃る、ラマダンでは無理にものを食わせる、土地は奪う、言葉は中国語しか学校で習わせない、集団行動を不許可とし、電柱には鈴なりになった防犯カメラがつけられている。ナチスのような厳しさだ。テロに会った一般人に罪はなく、テロはいけないことだ。しかし、ここまで弾圧されているのに西洋などを初め、経済の中国にひざまづき、人権弾圧に対して無口になる。戦前の日本は軍国主義ということでずいぶん厳しい目を向けられたはずだ。どこが違うのだろう。中国は善い国と思われているから、と寂しそうにイリハムさんは語っていた。戦勝国で強国だから、また左翼は頭が狂っているので、中国を支持するのが当然と思っている。チェチェンの二の舞だろう。飛行機内で亡命者は頭に袋をかぶせられて隣には兵士が座っていた。何が起きるかわかるだろう。トラックで拉致して殺すのが中国共産党のやり方だ。カデールさんの講演会で直接伺った。今ひどいことが起きているはずだ。