露国、日本漁船拿捕の意味

皇紀2675年(平成27年)7月20日

 http://www.sankei.com/affairs/news/150718/afr150718……
 ▲産經新聞:ロシアが北海道の漁船拿捕 漁獲枠超過か

 まずはじめに、わが国の漁船が平成十八年八月、露国の国境警備艇に歯舞群島貝殻島近海で銃撃・拿捕され、盛田光広さんが亡くなられたことは、日露講和未締結下に於いて「戦没者」と同じです。

 私がいつまでもこの事件と盛田さんのお名前を忘れないのは、日本国憲法(占領憲法)新無効論を取り入れた自らへの戒めでもありましょう。一刻も早く改憲論者とともに占領憲法の有効状態を解除し、日露講和(日露平和条約の締結)を実現して北方領土問題を解決させなければなりません。

 それを前提として、今回の件は当該海域の水産資源問題があり、露国が自国を含む全ての漁業に制限を設けました。それに引っかかってしまったわけです。

 しかし、それだけではなく特に日本の漁船は、もともと活発に操業していましたから露国境警備局の餌食にされ易く、狙い撃ちされる可能性を否定できません。

 以前にも申しましたが、露国のウラジーミル・プーチン大統領は日露講和を実現させようという熱意を持っており、そうであればあるほど日本を揺さぶるために「一見して反日か」と私たちを震えさせるようなことをします。いわば「日本よ、こっちを見ろ。少しは焦ってくれ」という記号です。

 これは安倍晋三首相がどう応えるかにかかっています。沖縄県の防衛問題しかり、陸(おか)で暮らす人たちがいかに海ではたらく人たちの気持ちに立てるかということに尽きるのです。

 奇しくも本日は「海の日」。

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