立命大教授らが基地に侵入

皇紀2675年(平成27年)6月1日

 http://www.sankei.com/west/news/150531/wst150531……
 ▲産經新聞:立命大教授ら米軍レーダー基地に無断侵入 「平和学習」の一環で周辺見学中…米軍側通報 京都府警が任意聴取

 立命館大学だったから通報されたということもないでしょうが、在日米軍経ケ岬通信所には陸軍が配備されていて助かったようなものの、海兵隊員にでも不法侵入を見つかったら射殺されていたかもしれません。よい子は絶対に真似しないでください。

 なぜわが国に外国の基地があるのかという問題はさておき、「厳しく立ち入りを制限されていなかった」からといってよその敷地に勝手に入ってはいけないことぐらい「平和学習」以前に学習しておきましょう。明らかにこの教授と十三人の学生は基地を目指していたのですから、知らなかったでは済みません。

 在外米軍の問題では、五月二十七日に米メディアが報じて発覚したのが在韓米軍基地への生きた炭疽菌の誤送付です。恐らく送付自体任務だったと思いますが、これほどの危険物を米軍がいつでも持ち込めるのは韓国だけであり、他に大規模展開している日本と独国にはそもそも持ち込めません。

 事態発覚を受け韓国では、在韓米軍地位協定(SOFA)の見直し要求が高まっています。ミサイル防衛用早期警戒レーダー「Xバンドレーダー」を配備した経ケ岬でも反対活動があり、海兵隊オスプレイの配備や普天間飛行場移設問題、或いは新左翼の法政大学文化連盟所属の学生たちが沖縄大学に侵入して「平和の声を」などと叫び散らし、沖大生に「うるさい。帰れ」と言われてしまうような活動もありました。

 もちろん沖大側にも学生自治会復活会主催の左翼活動があり、しかし多くの学生たちが「帰れ」と叫んだのです。これは立命大でも同様で、決して学生の全員が左翼教育に感化されてしまうわけではありません。左翼主導の学生運動で死人まで出し世間が引いてしまって以来、ほとんどの学生は政治に関心を持たないのです。

 立命大政策科学部で報道されている条件に該当する方を申せば、コリア研究センター副センター長のM.K教授が真っ先に思い浮かびましたが、まさかそれほど高名な先生が無知な行為に及び、教え子まで巻き添えにしたとは考えられません。

 それでもわが国の大学のほとんどが「左翼の隠れ家」になってしまったのは、大東亜戦争以前から帝国大学でマルクス研究を許してもバーク研究を「特に必要なしとした保守の余裕」の間違いに起因します。ですからこのような運動は、極左が表面化しているだけの京都大学のみならず全国全ての大学で起こりうるのです。

【追記】
 炭疽菌の送付はやはり任務の範囲内であり、米国内基地間でも送付の実態がありました。なお、国防総省の調査で、日独の各在外米軍基地にも送付した可能性がでてきたとのことです。もし事実であれば米韓間とは違い、協定違反になります。「生きた炭疽菌ではなかった」という言い訳は駄目です。

スポンサードリンク

Comments are closed.