世界がイルカショーやめよ
http://www.sankei.com/life/news/150520/lif150520……
▲産經新聞:【水族館イルカ問題】「追い込み漁の終わりの始まりだ!」 圧力かけた豪イルカ保護団体が勝利の声明
和歌山県東牟婁郡太地町の伝統漁(追い込み漁)で捕獲したイルカの入手を巡り、世界動物園水族館協会(WAZA)の禁止勧告を日本動物園水族館協会(JAZA)が受諾してしまいました。
豪州の自称保護団体「オーストラリア・フォー・ドルフィンズ」(代表=サラ・ルーカス)や米国の自称保護活動家リック・オバリー氏らの原理主義的且つテロリズム的圧力により、WAZAがJAZAを追い詰めて無条件降伏を迫った結果です。まるで第二次世界大戦の再発でした。
太地のイルカ漁について、わが国は米豪の一部テロリストたちによる印象操作にまったく歯が立ちません。心から「日本ではイルカがひどい目に遭っている」と信じて涙している欧米人がいます。つまり、中韓による「反日工作」とほぼ同質の事件なのです。
これに対して「あなた方はテロに屈するのか」と問えばよいのですが、歴史認識論争や環境保護論争はそう単純なものではなく、わが国は総じて不利な立場に追い詰められてきました。追い込み漁がいかにイルカを慎重に扱いながら行われているかを説明しても、彼らはもう聞く耳すら持っていません。文明を打ち捨てた原始人の姿そのものなのです。
よってオバリー一派の「反日工作」に私たちが訴えるべきなのは、そもそも彼が何を端緒に保護活動を始めたのかを改めて問いただし、むしろ世界中の水族館からイルカショーをなくすことではないでしょうか。
わが国の「自然と生命への畏怖(=祭祀)」を忘れない伝統のみを攻撃対象とするような活動は、テロリズムでしかありません。全世界で「イルカを見せものにするのはもうやめよう」と言えばよいのです。スポンサー絡みで欧米の商業主義を擁護しておきながら、何を偉そうに言うものでしょうか。
皇紀2675年(平成27年)5月21日 9:40 AM
今回の禁止勧告の問題、以前より太地町で行われているイルカの追い込み漁やそれに対する自称環境保護団体の卑劣な妨害に言及されてきた遠藤先生なら記事にされるかなと思っておりました。深く感謝申し上げます。
中韓による反日工作とは違い、これはイルカという「動物」が関連しているだけあって、「涙する欧米人」の気持ちも分からなくはありません。ただ、「環境保護団体」の正体を日本国民も徐々に理解し始めたためか、私が思っていたよりも報道各社はだいぶ控えめな取り上げかたに終始しているように感じます。
望むだけ無駄なのかもしれませんが、この際ですからイルカショーの歴史や現状についてもう少し深く掘り下げて報じてくれるメディアがあればいいのですが、そもそもメディアも欧米型のスポンサー第一商業主義の権化みたいなものですから、個人による地道な活動に期待するしかないのでしょう。
今朝のワイドショーでやっていたのですが、イルカを出生時から育てようとすると、まだ目の見えない赤ちゃんイルカが壁にぶつかって大けがをしたり、実の母親は餌探しにいくために乳母イルカに養育を任せざるを得ないなど、そもそも人間だけの手でイルカの頭数を確保するのは非常に難しいらしいです。
それでも続けるのか、だからこそ辞めるのか。大袈裟かもしれませんが、今まさに日本人の「祭祀への心」が試されている時なのだと思います。