内閣改造から解散総選挙へ

皇紀2674年(平成26年)8月15日

 本日は昭和二十年、国家権力の象徴ではなく祭祀を司られるご存在ゆえ政治決断をなされない天皇陛下(先帝陛下)が、ついに終戦の玉音を収録され、陸軍の一部による妨害を抑えながら、それが全国に放送された日です。

 連合国との終戦の調印は後日であり、露国とはいまだそれすら実現していません。占領憲法(日本国憲法)も有効論(護憲・改憲の両論)のまま放置されており、その意味では、何と今なお「昭和は終わっていない」のです。

 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140809/plc140809……
 ▲産經新聞:【内閣改造】 安倍首相、菅長官らの留任を明言 長崎の記者会見で

 最初聞いたときは、その真偽を疑いましたが、どうも九月第一週に実行される第二次安倍内閣の改造は、十一月あたりに衆議院の解散総選挙を断行するためのものらしいのです。

 安倍内閣の支持率は目下、発足当初より下がっています。しかし、九月第二週以降に北朝鮮からもたらされる日本国民拉致事件の調査報告いかんによっては、ただちに拉致被害者の(この時点ではまだ全員ではないが)帰国があるようで、支持率が回復するかもしれません。

 安倍晋三首相がその勢いを利用し、衆院解散を言い出すこともあるようなのです。現状いわば「グチャグチャ」の野党は、それで強制的にすっきりさせられるかもしれず、自民党が負けることはないだろうという腹づもりでしょう。

 その上で、来春の統一地方選挙を有利に戦いたいという自民党の思惑があるものと見られます。しかし、そうは問屋が卸すでしょうか。

 地方経済はまったく沈滞したままです。何度でも申しますが、昨年夏の段階で「アベノミクス」は完全に失敗しています。

 安倍首相に努めていただきたいと願えばこそ、厳しい提言を控えてはいけないのです。私のような「安倍批判」を回避し、安倍首相を「裸の王様」のすることは、現下日本のためになりません。

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『内閣改造から解散総選挙へ』に2件のコメント

  1. やましろや:

    解散総選挙の可能性は低くなったと聞いてますが、、

  2. mgmg:

    解散説は一時かなり消えたようですが

    またたしかに出てきましたな

    案外北朝鮮しだいなんかもしれんし

    別にやらんでもいいことだから揚げ足もとられんし

    結構安倍しだいってゆう状況がいいんだろう