発展途上国の代理母問題
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPKBN0G406I……
▲ロイター:代理出産でダウン症の赤ちゃん、依頼夫婦が引き取り拒否
代理出産がいかに危険な医術(医療ではない)か、私は昨年二月十八日記事で申しました。経済的事由により複数の代理出産を経験した女性の子宮が破裂したり、代理出産特有の危険性として早産が指摘されており、決して通常の受精や体外受精によって生まれてくる状態と同じではありません。
代理母となった泰国人女性と依頼した豪州人夫婦の間で交わされた契約内容がどこまで詰められていたのか分かりませんが、ダウン症の子供だけを引き取らない依頼主の行為は、代理出産の場合にこれまでにもあったことなのです。
不妊治療のつらさを軽視するつもりは一切ありませんが、私たちが治療費を払って完治または延命することと、カネさえ払えば生命の誕生さえ思いのままに操るということは、まったく別次元でしょう。言い方を変えただけではありません。
また、日本人男性が関与していると見られる別の泰国での代理出産騒動は、少なくとも十三人の出産が医療機関で確認されており、実態はいまだ謎に包まれています。
バンコク都バーンカピ区ラートプラーオの「THE NICHE」というサービスアパートメントに、九人もの子供が乳母たちとともに押し込められていたわけですが、設備は悪くないもののバスタブがなく、交通不便で家賃は安く、必ずしも上級ではありません。多額の費用をそそいで「跡継ぎを大量生産?」したわりには、大切に育てようという意志が見当たらないのです。
代理出産というビジネス自体が人身売買の様相を呈しているというのに、生まれた子供までもが売買の対象になっているのではないかという疑惑を払拭できず、このようなことこそが女性の人権問題ではないでしょうか。
皇紀2674年(平成26年)8月10日 4:04 PM
女性の人権に関して、シェアさせていただきます。
「外国人家事・育児労働者に関するアンケート」結果レポート -90%以上の女性が「外国人家事・育児労働者は利用しない」と回答-http://www.sakuranokai.org/s/article/403454665.html