夫婦別姓と野田聖子問題
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013021600242
▲時事通信:夫婦別姓、賛否が拮抗=容認論は減少傾向-内閣府調査
内閣府は十六日、一項目として選択的夫婦別氏(姓)制度の導入について問うた世論調査の結果、容認する意見が三十五.五%、反対する意見が三十六.四%だったことを発表しました。十一年前の調査より容認意見は減り続けています。
夫婦別氏制度の根幹には「徹底した男尊女卑」の歪んだ思想があることを、私はかねてより警告してまいりましたが、そもそも個人の選択を無制限に認めることは社会不安を創出しかねません。
自民党の野田聖子総務会長がこの推進派の一人であることはよく知られていますが、彼女はもう一つ私たちが決して見逃せない或る野望を抱えています。それがわが国の生殖医療に於ける「卵子売買」と「代理出産」の容認です。
医術の進歩と生命倫理の問題は論じるにあまりにも多くの時間を要しますが、端的に申しますと「医師は神ではない」或いは「医師を神と崇めるものではない」のであり、治療を目的とした行為と生命そのものの操作はまるで違います。
移植医療の分野でも常にこれは問題とされ、まして生命の誕生それ自体を人為的に操作してしまう生殖医療については、平成十五年四月に厚生労働省が生殖補助医療部会報告書に基づいて代理出産の禁止と医師への刑事罰を定めようと努力しました。
ところが、第百五十九通常国会でなぜか法案の提出が見送られ、その二年後に『産婦人科の世界』(医学の世界社刊)の取材に対して野田代議士は「提出させなかったのです。それが事実です」と断言しています。自身も「不妊患者」として法案を叩き潰したというのです。
野田代議士が米国で卵子を購入し、父親は「精子提供者」でしかない挙げ句、生まれてきた子供はこれまで一歩たりとも東京大学医学部付属病院小児科から出たことがないか、または育児放棄された状態ではないかといったことへの多くの疑問をここでは蒸し返しません。
しかし、彼女が主張している「選択的」卵子売買・代理出産は米国でも多くの問題が指摘され、現在でも限られた州でしか認められておらず、もしもわが国を含む全世界規模でこれを容認すれば、貧しい境遇の女性が標的にされる商業行為として人身売買に酷似した様相を呈するのは必至です。
経済的事由により複数の代理出産を経験した女性の子宮が破裂したり、代理出産特有の危険性として早産が指摘されており、野田代議士が強弁するほど通常の受精や体外受精によって生まれてくる状態と同じではありません。
また、五年前すでに代理出産が商業化されてしまった印国で発生した「山田マンジちゃん事件」は代理出産の典型的な悲劇と申せましょう。このように生まれてきた子供が無国籍化したり、重度の障害を負ったために放棄されてしまうといった問題の発生は、まさに生命倫理を無視した健常者の傲慢がわざわざ招く社会不安そのものです。
もちろん家族の在り方といった民族的価値観に於いて許されないことでもありますが、理性と意思と心情を優先した思想の失敗は共産主義だけでもう沢山であり、人間は「たとえ孤児となっても一人ではない」という社会を目指すわが国本来のあるべき政治とは全く逆の道を歩む野田総務会長の今後の言動には十分注意しなければなりません。
※ 野田総務会長は今後生殖医療に必ず口を出すものと思われ、本日申せなかった他の問題については後日指摘します。
皇紀2673年(平成25年)2月18日 10:45 AM
>自身も「不妊患者」として法案を叩き潰したというのです
自らの過ちを正当化させる行為ですね。お仲間の不幸な「不妊患者」を増やす行為であって決して減らす行為でもなければ、女性のそして国のための行為でもありません。自分の欲望のためなら、他人の子宮も命も買いあさる。結果に責任もとらない。それなのに、代議士であり総務会長であるとは恐ろしい。
先日、NHKのクローズアップ現代で「日本から毎年数百人が(卵子提供を受けるため)来ます」 とタイの医療機関の人が言っていました。彼女達は二十代の頃何をしていたのでしょう。「子供はいつ作ろうか」なんて思っていたのでは・・。
占領下にできた『母体保護法』という名の堕胎奨励法によって、日本人は世界で唯一経済的理由(第14条)で合法的に殺人(逃げまどう胎児を子宮の中で引き裂く)ができるようになったのです。これが根本的に生命倫理・性道徳を狂わせて不幸を増産していると思います。平成8年も占領下だったのでしょうか、、この年の改正?でもっと酷い『母体保護法』になっています。
これをウソ憲法ウソ皇室典範とともに無効破棄することです。
最大の少子化対策にもなると思います。
戦後から今までに一億人が葬られたとも言われています。
皇紀2673年(平成25年)2月18日 5:15 PM
訂正致します。失礼いたしました。
占領下に出来た『母体保護法』⇒『優生保護法』(昭和23年制定24年施行)
皇紀2673年(平成25年)2月18日 9:43 PM
野田議員はすごく我がままだと思います。
親になりたい願望は理解できますが、重度障害を持って生まれた子が将来
「こんな障害を持ったボクを産んで欲しくなかった」などと言われたらどうするのか?
自民党の要職であり議員は、とても多忙です。そんなに親になりたければ、育児に専念すべきです。