日台・日土関係を教えよう
私たちは、よく「日本は正しい歴史を教えていない」といったわが国の教育に対する批判を耳にし、それが中韓朝から特に噴出しているように伝えられていますが、私は確かに国史教育の現状には大きな問題があると思います。
例えば「朝鮮人従軍慰安婦」という存在の定義と、その如何による存在の事実について、全く結論が出ていないにもかかわらず諸説の紹介もされないのは、正しい歴史を教えていることになりません。いわば大人たちが「さまよっている」のです。
この思考の漂流、或いは停止を利用しているのが先述の三国であり、この三国を利用しているのが一般に「左翼」と呼ばれているわが国の破壊活動家(テロリスト)にほかなりません。よって、今回の命題について、彼らの主張をのみ歴史の真実であると認知することは、極めて危険なのです。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111004/osk11100……
▲産經新聞:日本と台湾の絆強める機会に 「孫文と日本の友人たち」展始まる 大阪
まずは「台湾の国父」として孫文に関心を抱くならば、政治活動家として幾多の失敗を乗り越えて駆け上がった孫文の死後、台湾がどうなったのかを知ることになり、日露戦争に勝利したわが国が世界に与えた影響と、中華民国とは、中華人民共和国とは何かを知ることになるでしょう。
この「孫文と日本の友人たち」特別展(主催=台北駐大阪經濟文化辦事處、中華民国留日大阪中華総会 協力=産經新聞社)は、東京でも開催されましたが、大阪では今月3日から8日まで、北区梅田のブリーゼブリーゼ5階特設会場(地図)で見ることができます。是非行かれてみて下さい。
http://www.jikukan-ogbc.jp/turkey_event.html
▲大阪市立海洋博物館 なにわの海の時空館:よみがえる軍艦 エルトゥールル号の記憶~日本とトルコの絆~
また、わが国が土国(トルコ)との関係を築いた歴史を目で見ることの出来る企画展が、大阪市立海洋博物館「なにわの海の時空館」で今月4日から11月6日まで開催されます。
ここでは何度も取り上げてきましたが、軍艦「エルトゥールル号」の遺品発掘のため、土国ボドルム・カリヤ文化芸術振興財団のトゥファン・トゥランル氏は、何度も和歌山県に来られており、後援している串本町のほか、和歌山市でも行政を挙げた支援を実現させ、新たな日土関係すら構築され始めているのです。
このようなことを知らないまま、大東亜戦争の結果だけを語るのは間違った国史教育であり、むろん「英雄伝」の類いだけでも不十分でしょう。
秋は学を深めるに適した季節だと言われますが、是非ともこれらの展示を子供たちに見せたいものです。大人の私たちも見るべきなのです。