日本・トルコ交流〜和歌山

皇紀2671年(平成23年)8月8日

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 ▲紀伊民報:トルコ学生が串本町訪問 日本語弁論大会で優勝の2人

 土国(トルコ)の日本語弁論大会で優勝した女子大学生が和歌山県東牟婁郡串本町を訪れたのは、旧オスマン帝国の海軍艦「エルトゥールル号」が現在の串本町沖で遭難し、多くの犠牲者を出しながらも、旧大島村住民たちの必死の捜索、救出で回復した69人は、天皇陛下(明治天皇)の御言葉により集まった義捐金を得て、大日本帝國海軍艦で無事祖国に帰ることが出来た史実によります。

 私はこれまで何度かこのことを取り上げてきましたが、改めてこの「エルトゥールル号遭難事件」に端を発した真の日土友好の歴史を、皆様にお広めいただきたいのです。

 串本町では、今でも5年に一度の追悼式典が催されており、平成20年にはアブドゥラー・ギュル大統領も出席されました。

 エルトゥールル号の残骸の一部は、現在も串本町沖海底に眠っており、土国の調査団が和歌山県民や議員の協力を得て遺品引き揚げ作業を続行中です。紀伊民報は、これを精力的に報じ続けてきました。是非とも知っていただきたいのです。

 日露戦争に勝利したわが国を土国こそが高く評価していること、以伊(イラン・イラク)戦争勃発のまさに直前、土国が以国内に取り残されたわが国民を助けるために救援機(トルコ航空機)を融通してくれたこと、厳しい外交の中で真の友好と呼べるものがどれほど少なく、貴重であり、またその関係を維持することがいかに難しいか、わが近隣国の様子を見渡し、今一度私たちは覚悟を持たなければなりません。

 私たちも串本町を訪れ、日土関係の将来を考えましょう。いわゆる「ラムサール条約」に登録された世界で唯一の「非珊瑚礁海域に存在する珊瑚礁」がある串本町には、海中公園もあります。さぁ、この夏は和歌山へ行こう!

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『日本・トルコ交流〜和歌山』に1件のコメント

  1. matu:

    このエルトゥールル号のお話は、もっともっと多くの人に知ってほしいお話です。
    日本ではあまり知られていないように思いますが、トルコでは今も授業で教えられおり、殆どの国民が知っているとのこと。トルコ旅行の時、ガイドさんに確認しましたよ。

    政府間の交流は勿論ですが、民間交流もこの事故がきっかけで始まることになります。個人で寄付金(現在の約1億円とか)を集めトルコに渡った山田寅次郎です。オスマントルコの高官に要望され、トルコの青年士官たちに日本語と日本の精神や文化について教えることになります。当時は、日土両国とも西欧列強との不平等条約に悩まされていたんですよね。
    近代トルコの父としてもっとも尊敬を集めているケマル・アタチュルクもその青年士官の一人だったということです。
    私が、ケマル・アタチュルクは偉いなぁと思うのは、宗教間で紛争の絶えなかったこの地で、キリスト教徒をギリシャにイスラム教徒をトルコに、と交換したことです。
    今では、迫害され地下都市で暮さざるを得なかった?キリスト教徒は殆どいなくて、カッパドキアは有名な観光地になっています。洞窟ホテル面白いですよ。トルコの人達はホントに親日的でした。
    あ、トルコのおススメになってしまいました。和歌山でなくて失礼(笑)