復活した仙谷会見を許すな

皇紀2671年(平成23年)5月31日

 沖縄県石垣市尖閣諸島沖の中共漁船当て逃げ事件に対する不適切を極めた対応や、本当の意味での問題発言などで問責決議を可決(参議院)され、本年1月に内閣官房長官を退任したはずの仙谷由人民主党代表代行が3月17日、東日本大震災発生のどさくさに官房副長官(政務担当)で閣僚に復帰した時には、怒りを通り越して、菅直人首相の国益など度外視した保身行為(「反菅」に回ったとされた仙谷氏の取り込み)に呆れ果てました。

 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110530/plc11053018160016-n1.htm
 ▲産經新聞:世論も「木を見て森を見ず」 対応遅れの批判に仙谷氏

 というわけで、首相官邸の会見室に仙谷官房副長官が戻ってきたわけですが、問責された反省は一切ないようです。

 私たちは何も非現実的な対応を政府に求めてはいません。それどころか、被災された方の多くを今夏まで避難所に押し込んでおくことのほうが非現実的なのであって、応急仮設住宅の供給は法に定められた自治体と(政令を発する)政府の義務ではありませんか。

 その作業の著しい遅れを記者に指摘されて、なぜ私たち国民(臣民)が罵倒され、色をなして恫喝されなければならないのか、皆様も仙谷官房副長官の発言に怒って下さい。

 これが「個人の人権」や「天皇制のない平等な社会」などと発して運動してきた政治家こその正体に他なりません。皇国の意識なき者は、平気で私たち臣民を莫迦にするのです。

 http://www.youtube.com/watch?v=4b5Y6MTKPVY
 ▲YOUTUBE:「南相馬市で餓死を10人以上確認しました」 森まさこ議員(自民)

 26日の参議院法務委員会で、自民党の森まさこ議員が福島県南相馬市で10人以上の餓死者が出ていることを問い質しました。これに対して、小宮山洋子副厚生労働相は「そうした事実は把握していない」と答弁しています。

 これでも政府対応の遅れを指摘し、多くの国民(臣民)が不満を抱いていることは「木を見て森を見ず」なのでしょうか。仙谷官房副長官、あなたが答えて下さい。

 森議員の指摘は、自警団や監察医の情報に基づいているようですが、現場は必死で対応しています。公立・私立を問わず病院ではたらく人たちも必死です。津波災害の直後に発生しやすい肺炎などの患者に対応するためにも大変だった、と私も政策調査中に聞いています。

 生産力と購買力を失った被災地が物資補給を断たれれば、それが戦時下の対戦地補給を断たれた兵士たちが餓死していったのと同じ状況になるのは言うまでもありません。

 だからこそ、被災者を被災地に押し込んでおく政府のやり方に大いなる疑問を呈しながらも、救援物資と義援金の提供を私自身も決断したのであり、多くの皆様が同じ思いで行動を起こされたはずです。それが現地に届いていないのは、明らかに政府の対応があまりにも遅いからではありませんか。

 まさに日本国憲法は「米軍統治下にある平時限定」のものであり、緊急事態に対応出来ません。政府の戦略も兵站もなく、被災地で物資補給を断たれた餓死者を出したのならば、これは占領憲法による犠牲者が出たことになります。

 仙谷官房副長官は色をなして私たちをなじり、政府の責任を回避しようとしたのなら、或いは追及している自民党も、せめてこの事実を認めなさいよ!

 真正保守政策研究所:新しい資源エネルギー政策を提言します

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『復活した仙谷会見を許すな』に1件のコメント

  1. Candy:

    記事の内容とは関係ないコメントで申し訳ありません。子宮頚癌ワクチンのことです。

    今日ニュースで、厚労省が子宮頚癌ワクチン「ガーダシル」を認可したと聞いて、とても驚き、また恐ろしくなりました。子宮頚癌ワクチンのことは、以前このブログでも取り上げてくださいましたが、その「サーバリックス」というワクチンに加えて、またも新たなワクチン認可です。

    ネットで調べただけなので断定は出来ませんが、不妊化作用という点では、今回の「ガーダシル」の方が危険な気がしています。ワクチンの危険性、人でも多くの日本人に知って欲しいです。