尖閣の日、中共、改造内閣

皇紀2671年(平成23年)1月14日

 昨日記事の最後で触れましたが、沖縄県石垣市で14日、先月に市議会が制定した「尖閣諸島開拓の日」の記念式典が開催されました。制定に尽力した中山義隆市長や仲間均市議会議員らをはじめ、たちあがれ日本の平沼赳夫代表や自民党の下村博文衆議院議員らが出席しましたが、出席を要請されていた菅直人首相の姿はありません。(画像は河北新報より)

 http://www.asahi.com/national/update/0114/SEB201101140032.html
 ▲朝日新聞:石垣市「尖閣の日」式典開催 たちあがれ・平沼氏も出席
 http://sankei.jp.msn.com/world/china/110114/chn1101141910001-n1.htm
 ▲産經新聞:大使館施設のガラス壊す 北京、尖閣記念日と関連か

 同日、菅首相は内閣改造に踏みきりましたが、まるで倒産寸前の企業が断末魔の人事に手をかけたような佇まいで、もはや「あとがない」政権の意志薄弱な帳尻合わせに終わりました。この政権は、もう何をやっても駄目でしょう。

 そこで興味深いのは、仙谷由人前官房長官の後任に枝野幸男前幹事長代理が就いたことに対し、中共の共産党機関紙・人民日報が「わが国を『悪しき隣人』と言ったことのある」枝野新長官や、前原誠司外相の留任を警戒するような論評を掲載したことです。

 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011011400989
 ▲時事通信:内閣改造「タカ派が要職」と警戒=中国メディア

 中共が本気で枝野長官や前原外相を「タカ派」だとは思っていません。彼らが警戒しているのは、在北京日本大使館に投石(パチンコ玉?)した中共人民に対してであり、尖閣諸島の日本領有が国際法上真っ当で、当事者である石垣市がその保全に向けて動き出したことなのです。

 それら中共にとって都合の悪い現実を覆い隠すために、枝野長官がまさかの「タカ派」扱いを受けることになりました。私たちにすれば「同じ派閥の仙谷・前原・枝野がタカ派のわけなどないだろう」と大笑いですが、共産党にとっては笑いごとではないのでしょう。枝野長官には日中間に高い障害があるように見せかけて、大いに「対中売国」の汗をかかせるつもりです。

 官庁会計が出鱈目なまま、与謝野馨経済財政担当相を迎え入れ、どのようにして増税の根拠を私たちに説明なさるのか存じ上げませんが、断末魔の政権には一刻も早く退いていただく他ありません。

 私は、これほど意味のない内閣閣僚をそうであっても認証していただかねばならず、特に民主党政権になってから山積みの閣議決定関連書類を夜遅くに渡されるようになってしまわれた天皇陛下に申し訳なくて仕方がないのです。鳩山前内閣も菅内閣も、ご高齢の天皇陛下に対して「わざと」でもやっているのだとしたならば、民主党に年金や医療、介護などの問題と向き合う資格すらありません。

統一地方選直前!「日本よ、たちあがれ!」第二回決起集会
 http://www.shinhoshu.com/2011/01/post-173.html
と き  平成23年2月13日・日曜日
     午後14時より16時まで(13時30分開場)
ところ  神戸市立ピフレホール 3階クラフトルーム
     JR・地下鉄「新長田」駅前
登壇者  北山順一 神戸市議会議員
     石原修三 前兵庫県議会議員
     三木けえ たちあがれ日本参議院比例第6支部長
     遠藤健太郎 真正保守政策研究所代表
◎詳細は上記リンク記事をご参照下さい。皆様のご参加をお待ちしています。

スポンサードリンク

『尖閣の日、中共、改造内閣』に2件のコメント

  1. ストリートマン:

    14日の改造、行き当りバッタリ、政策と同じ、「御歌会」「外交」を投げ捨てての組閣、参加しない野党を「歴史へ反逆」歴史も知らないで、云う事だけは一人前、記者会見でもまともな答えはなし、夫人を使い、解散はしない宣言、この国をどうするんでしょう?
    中共の扱い方を知らない人がやると駄目ですね。中国人の行動パターンが有るのですがね。

  2. とおりすがり:

    中国人船長の不起訴処分が来週にも決定するそうです!
    国民を蔑ろにする処分方針を許してはなりません!
    是非、検察庁に抗議の電話・FAX・メールを送り、在宅起訴への道を開きましょう!!