与謝野氏離党は昨年末に…

皇紀2671年(平成23年)1月13日

 http://www.asahi.com/politics/update/0113/TKY201101130565.html
 ▲朝日新聞:平沼氏「民主政権立て直しは無理」 与謝野氏に不快感
 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110113-OYT1T00735.htm
 ▲讀賣新聞:菅首相、与謝野氏は「民主党と共通性高い」

 ついに、たちあがれ日本の与謝野馨元財務相が離党し、菅改造内閣に入閣する模様となりました。これまで、多くの方々が平沼赳夫代表と与謝野共同代表の「水と油」を懸念し、私に疑問を呈されることもありましたが、私が一切語らず耐えてきたのは、小異を大きく取り上げて、平沼代表の「信念の政治」に外野が水を差すべきではないと考えてきたためです。

 実のところを申しますと、与謝野元財務相は「民主党との連立」工作に失敗した昨年末の時点で、結党以来たちあがれ日本での役割を終えていました。これが自民党や民主党の議員の話であれば、とっくにここで取り上げていますが、私にとっても不愉快なことでしたから、密かに「いよいよ与謝野先生は離党だ。一日でも早くしてくれ」と思っていたのです。

 さもなければ、まさしく与謝野元財務相は政党の中でただ一人「立ち枯れ」になるだけであり、菅直人首相が「共通性」を主張したように民主党政権に組するほか、道はありませんでした。

 離党、そして菅改造内閣への入閣に際し、与謝野元財務相は「『打倒、民主党』と言った覚えはない」などの弁明をされましたが、もうお好きなようになさって下さい。「政治主導」の大風呂敷を広げておきながら、数ヶ月単位で大臣を交代させねば内閣がもたない民主党政権に対して、中央官庁幹部たちは笑いが止まらないでしょう。こんな政権は、与謝野元財務相ごと叩き潰さねばならないのです。

 讀賣新聞社も、もういい加減に「大連立」を諦めるがよいでしょう。工作員として与謝野元財務相は(小沢一郎元代表との交渉だったはずが窓口を変えたために)失敗したわけですし、あとは米民主党派のロビイストたちと通じている前原誠司外相にでも期待していればよいのです。

 そのようにして「保守」「革新」の看板を上げ下げしながら、わが国政治を他国の言いなりにし続けるような政治家たちが、皆様、私たちの暮らしの基礎を守るために汗をかくと思われますか? 彼らは、祖先以来築いてきた私たちの財産を他国に売り渡して私腹を肥やすためにしか、汗をかくことはないのです。

 1月14日は、沖縄県石垣市が初の「尖閣諸島開拓の日」を迎えます。内閣改造が国益にすらならない中で、菅首相は石垣市の要請に応えて記念式典に出席すべきではないでしょうか。領土を守る覚悟もない政権に、第一とした「国民の生活」の何を守れると言うのでしょう。

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『与謝野氏離党は昨年末に…』に4件のコメント

  1. 心神:

    やはり離党しましたか‥
    昨年末に連立の報道があったとき正直‥複雑な思いで、いいムードできた保守の流れを少し阻害された気分にもなりましたが、救国という事であれば連立の中に入って民主党が企んでる数々の売国的な思惑を内部から潰してほしいな‥とも思いました。
    順調に支持率低下し、早く解散してほしいです。

  2. ストリートマン:

    立ちあがらずに「座った」与謝野氏、何を考えてるんでしょう?菅は対財務省用のツールと考えたのでしょうか?安易ですね。
    詐欺商法で収得した政権、早く選挙で信を問うべきです。自民党も、親分が現在中国詣でをしている人の子分が総裁、考えた方が良いのではないでしょうか?

  3. Candy:

    昨年(2010年)3月の、関西TV「アンカー」で、青山繁晴氏が次のように伝えていました。

    3月第1週に、ある「密会」があり、集まったメンバーは
    小沢一郎・綿貫民輔(国民新党)・舛添要一・堀内光雄・鳩山邦夫・そして、与謝野馨氏である。

    そして、この密会は、自民党の情報通によれば、『参院選前の新党ではなく、参院選後の※合従連衝(がっしょうれんこう)を模索したものである』

    与謝野氏が自民党を離党して「たちあがれ日本」に合流したのが、この密会の後であることから、与謝野氏が「民主党との連立工作」を目的として「たちあがれ」に入ったことは明らかですね。

  4. ストリートマン:

    現在「内閣改造」を報道で見ましたが「回転ずし内閣」コロコロ回る、そこに腐ったマグロが混ざってる。いい加減なものです。