夫婦別姓の正体は男尊女卑

皇紀2670年(平成22年)12月3日

 2日発売の『週刊新潮 12月9日号』に、民主党の山岡賢次副代表と笠浩史文部科学政務官、長島昭久衆議院外務委員会筆頭理事、太田和美衆議院議員の4人が、沖縄県石垣市尖閣諸島沖の中共漁船当て逃げ事件を巡るとんだ混乱が起きている最中の11月28日、栃木県内で駐日中共大使館程永華大使らとゴルフに興じ、飲食費などを含む計約24万円を中共大使館側に立て替えさせていたことが書かれています。

 http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/newest/

 ▲新潮社:週刊新潮 最新号目次

 通常であれば大した問題ではないのでしょうが、政治家は相手をよく見なければなりません莫大な輸出入に関わる企業の経営者でさえ気をつけねばならないものを、一体民主党議員たちはどこまで脇が甘いのでしょうか。そもそも中共大使館側が一括清算した事情が分からず、のちに山岡事務所が大使館に日本側の全代金を支払ったのかも不明のままです。

 民主党議員のあまりの醜悪さ、自民党にも似た駄目っぷりに歯止めがかからない、と何度指摘しても次から次へと出てくるのが現状であり、仮にも民主党に「国会内の仕事、私たちの政治を見て下さい」と言われたとして、それもまたお話しにならないではありませんか。

 http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9……

 ▲日本經濟新聞:子ども手当、3歳未満増額で5閣僚合意 月2万円に

 子ども手当の根本的問題について、11月20日記事でも申しましたが、個人に給付するというのは地方自治体を巻き込んで行政経費がかかるので不効率であり、本来であれば産婦人科医院や学校などと連携して世帯から徴収しないようにするのがよいのです。

 財源論についても、身内の桜井充副財務相から既に、党の公約だった予算の組み替えと埋蔵金で16兆8000億円が出てくるという「前提は崩れている」と言われてしまっており、菅政権は何をどうするのか全く誰にも説明出来ていません。桜井副財務相の発言にしても、単に財務省がそのように騒ぎたいのをなぞっているだけであり、何度でも申しますが民主党が胸を張る「政治主導」は極めていびつな状態に陥っているのです。

 http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101202/stt1012022235012-n1.htm

 ▲産經新聞:民主党調査会、夫婦別姓容認の提言を強行提出 保守系議員の反発を「無視」

 この選択的夫婦別姓制度(以後、正確に「夫婦別氏」)もまた、必ずしも導入が望まれているわけではありません。政府として肝心要の懸案解決からは逃げておいて、まったく余計な「政治活動」ばかりやっているとは何事でしょうか。

 推進派はさかんに夫婦別氏を「男女共同参画社会の進んだ制度」と説明し、韓国の例を挙げて「日本は立ち遅れている」と主張してきましたが、韓国に於ける夫婦別氏の考え方は、父系の氏に妻を入れさせない女性蔑視を基本としており、このことはかつて讀賣テレビ系『たかじんのそこまで言って委員会』での指摘に対し、大阪市立大学の朴一教授も隠せませんでした。

 ですから、別段夫婦別氏という制度が何やら進歩的なわけでも、日本の「家族」の考え方が立ち遅れているわけでも何でもありません。ただ革新派の民主党議員たちが実現を心待ちにしているのは、日本民族を個人単位に引き裂き、互いに勝手なことを言ったりしたりして傷つけ合っても「それを個人の権利」とし、いつの日か万世一系の皇室を滅ぼすことです。ゆえに例えば先述の「世帯から徴収しないようにする」というようなことは絶対にやりたくないのでしょう。それが政府の無駄を省くことになると知っていても……

▼北方領土の哀しい歴史を忘れるな!

映画『氷雪の門』オフィシャルサイト

スポンサードリンク

『夫婦別姓の正体は男尊女卑』に4件のコメント

  1. ストリートマン:

    やりたい放題?言いたい放題?言わなきゃ損?やらなきゃいけない事は何も出来ない?我儘だけは通す・・一体何なのでしょう?約束したマニフェスト金が無いから「消費税」?「ぺット税」?一方では「犬愛護議連」?いい加減にしてほしい「日本人愛護議連」でも作って見ろ!!!

  2. 素浪人:

    以前、中国史研究家も嘆いてたが、日本人が夫婦別姓を主張する時、すぐに例として挙げられるのが、シナの夫婦別姓の歴史である。大体、秦漢以前から存在するシナの習俗が、どうして『男女平等』の具現化であろうか?そんなことを真面目に論ずる輩の頭は、尋常ではないか、若しくは、意図的にシナの事例を持ち出してまでも、わずかに残っている日本の家族制度までも破壊したいのだろう。日本が戦後、失った物として、この家族制度(家父長制など)の他、大地主制(いわゆる寄生地主制)、貴族制度などがあるが、どれも日本の国力・民力を削ぐ性質のものばかりだ。例えば、日本農業の後継者不足は、要は食えないからであり、チマチマと小作人を自営農家にしたGHQの思惑を、もろに実現しているのが現状だ。戦後日本が進めた政策は、無論、GHQ占領統治の延長であるから、夫婦別姓推進なぞは、家族制度破壊の意図を隠していると見て間違いない。

  3. yutakarlson:

    民主党調査会、夫婦別姓容認の提言を強行提出 保守系議員の反発を「無視」―【私の論評】民主党最終倫理崩壊警報が発令されました!!ブログ名:「Funny Restaurant 犬とレストランとイタリア料理」こんにちは。今回の民主党による夫婦別姓容認の提言は、最初から別姓ありきの観点から行われたものです。夫婦別姓に関しては、アメリカでライフスタイルとしての夫婦別姓が20年前に大失敗しています。夫婦別姓のライフスタイルを象徴していたYappy(ヤッピー)なる言葉は、アメリカでは完全に死語となっています。民主党では、こうして他国で失敗したものを導入しようとしています。これに限らず、海外ではどこの国でも実施されていない祝日の分散化なども導入を急いでいます。民主党は、他国で大失敗したり、全く導入されていない制度を、あたかも海外で成功しているか、導入されているかのごとく情報を改竄して公表しつつ、導入しようとしています。これは、完全に倫理崩壊しているとしか思えません。地震にも警報があるように、民主党の最終倫理崩壊にも、警報が必要であると思います。詳細は是非私のブログを御覧になってください。

  4. 太郎の嫁:

    くだんのタカジンを視聴していました。三宅氏の「韓国の夫婦別姓は、奥さんを戸籍に入れたくないだけでしょ」の指摘に対し、朴一氏は無言でした。毎日毎日韓国マンセー報道には嫌気がします。じゃマスコミは、全員韓国に引っ越せ!