尖閣/大阪行動3300人

皇紀2670年(平成22年)11月21日

 田母神俊雄元航空幕僚長が会長を務める頑張れ日本!全国行動委員会や、草莽全国地方議員の会などは20日、沖縄県石垣市尖閣諸島を巡る日中両政府の対応に抗議する行動を主催し、約3300人が参加しました。

 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101120/

 plc1011202226015-n1.htm

 ▲産經新聞:「中国の侵略許さぬ」 大阪で3300人抗議デモ

 関西主要局の毎日放送(MBS)もこれを報じたようですが、東京では4000人以上もが参加した同行動に於いて、もし仮にも「日本第3の都市で小規模に終わったら」という私の不安は、現場到着とともに一瞬で払拭されました。

 まず、現場到着が遅れ、諸先生方へのご挨拶が出来ませんでしたことを、この場を借りてお詫び申し上げます。お陰でと申しますか、久方ぶりに極めて新鮮な気持ちで、一草莽として言論表現行進(デモ)に参加させていただきました。

 また、お声をおかけ下さった皆様には、改めて御礼申し上げます。結局は一草莽のつもりが、三宅博前八尾市議会議員のお誘いを受け、三木けえ前三田市議会議員と交代しながら、西村眞悟前衆議院議員と並んで先頭に立たせていただきました。

 私が行進後の街頭演説を拝聴していて大変感銘を受けましたのは、梅原克彦前仙台市長による北京語まで繰り出されての訴えです。旧通産官僚時代にも手厳しく対中交渉に当たられたご経験を持つ梅原前市長は、日本に留学している中共人学生へ語りかけるように「君たちは反日デモなんかに参加している場合ではないよ」と。正々堂々と自分たちの体制を潰して見せなさい、とまで言い切られました。

 街行く皆様も、まさか日章旗が掲揚された「頑張れ日本!」から北京語が聞こえてくるとは思っておられなかったでしょうから、私たちの領土保全の訴えが決して対中憎悪にのみ彩られた外国人排斥ではないのだということを伝えられたのではないでしょうか。現に、中共発信では酷い書かれ方をしています。

 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1120&f=national_1120_073.shtml

 ▲サーチナ:「がんばれ日本」が大阪で反中デモ、中国メディアが報じる

 まず「頑張れ」ぐらい正式名称に対して正確に漢字で書きなさいと思いますが、もっとも環球網による「日本の右翼団体」という表現が、いかにも異常な連中と言わんばかりの決めつけをしており、約3300人の実態とまったく異なっています。老若男女を問わず、カップルや家族連れも多く、沿道からのご声援も多々いただきました。

 中共メディアのみならず、日本でもそのように決めつけて私たちの主張ごと葬り去ろうとする人がいますが、私が例えばカール・マルクスの『資本論』を読んでいるような人たちを「護憲左翼」とは必ずしも言えないとしているのに対し、あまりにも非道いではありませんか。

 田母神会長も演説で言っておられたように、日中間のみならず他国と仲良くすることを目指すのが政治の基本です。しかし、大阪行動への当てこすりのように20日、漁船当て逃げ事件の映像流出後初めて、最新鋭の漁業監視船「漁政310」を魚釣島付近の接続水域内に入らせたのは中共政府ではありませんか。田母神会長のおっしゃる「自立出来ない負け犬根性」と、私が昨日記事で申した物価・給与下落に対する政府の無策が日本民族に無気力症状を蔓延させている危険性は、まったく違う話ではないのです。

 確かに「右翼」「左翼」という政治用語は存在しますし、それ自体に何の問題もありません。それは、警察や軍隊を「暴力装置」と規定する社会学用語が存在するのと同じですが、一国の内閣官房長官が政府による言論統制の疑いを指摘された文脈でこれを使用すれば、問題発言に決まっているのです。もう本当に民主党は中共にでもどこへでも行け、という声がどれほど多かったことでしょう

 この大いなる「尖閣保守」の声を、私は石垣市の皆様と仲間均市議会議員にこそお届けせねばならないと思いました。

第6回『真正護憲論公開講座』愛知大会

 「錦の御旗 けんむの会」からのお知らせです。

 http://blogs.yahoo.co.jp/yoshimizushrine/60447097.html

 世界遺産吉水神社の佐藤一彦宮司が頑張っておられます!

▼北方領土の哀しい歴史を忘れるな!

映画『氷雪の門』オフィシャルサイト

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『尖閣/大阪行動3300人』に4件のコメント

  1. ストリートマン:

    大阪で・・・凄いことです。参加された皆さんに感謝・感謝。

  2. まいまい:

    大阪デモお疲れ様でした!みんな普通の市民だし、歩道や車の中から拍手してくれる人もいましたよね。左翼や支那のレッテル貼りは頭が悪い証拠。支那の日本人精神侵略は全然完了してませんよ?!

  3. 護国の童子:

    動画で見ました。大阪もやるなあと思いました。田母神俊雄氏の演説がよかった。理論と行動のバランスがいい遠藤健太郎氏の演説も聴きたかったなあと思います。その理論のバランスもいいので。

  4. 吉田:

    仙谷発言を問題ではないと主張するネット左翼や保守気取りのネット右翼は何を考えているのか判らない。遠藤さんのいうように用語としての位置付けと文脈から読み取る用語の意味は全然違う。